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とっつぁんぼうやが話

一寸

天使が通った。

 雑多な声や音が溢れていた空間が急に1秒程度の間シンと静まった、という経験した人っているかな。いるよね?

 今でも確かにその場面があったという確信できる記憶がある。

昔、僕が高校一年の休み時間。活気ある喧騒のなかでぼうっとしていたら

0.5~1秒くらい時間が止まった。いや時間は止まってはいなかったし、音が完全に無くなったわけでもないが確かにその間静まり返ったのを覚えている。

クラスの調子者が今止まったよな?と誰にというわけでもなく皆に問うとそれぞれ頷いたり止まったといったりしていたんだ。僕もそう思った。

 そのことについて久々に思い出したのであれはなんだったのだろうと考えてみたのだけれど

あれはクラスの皆が息を吸う瞬間が偶然一致したものではないかと思い至った。そうなると静まったのがクラス内だけだから隣の部屋の音や声なんかが聞こえてくるので「時間が止まったとは思えない」という感覚に納得がいく。

あの瞬間「動こうと思えば動けた」と豪語した人もいた。

確かにそれは正しいと思う。息を吸うときは動きが止まりがちではあるが動こうと思えば動けるからね。

こんなことを考えてはいるが、実際は妖怪や神の類の不可知のものが横切ったために静まり返った と考えたほうがわくわくするので好き。

ツイッターに投稿した覚書

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― 新着の感想 ―
[良い点] 興味深く読ませてもらいました。 [一言] お時間があれば、私の作品も読んでみてください。
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