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主な登場人物(七海 ・ 中学校編)

朝倉(あさくら) (なつ)()

 七海市立葉島中学校に通う少年。小学校時代はアレルギー発症やイジメを受けるなど受難が続いた。中学校ではそうした事実を知る者は冨樫小学校出身の者だけのため、新しい自分を作るために明るく振舞っている。しかし、冨樫小学校出身の者にはほとんと近づこうとしない。

 岡本(おかもと)明日香(あすか)と付き合っているが、最近は会うことすらできずにいるため、少々不満な日々を過ごしている。


岡本(おかもと)明日香(あすか)

 七海市立葉島中学校に在籍しているが、現在は長期欠席中。夏樹と付き合ってはいるものの、最近まともに会うこともできないでいる。性格はおとなしく控えめで、常に人の気持ちを第一に考える子。しかし、自殺未遂を起こした夏樹を寸前のところで止めるなど強い面もある。



<葉島中学校>

飯沼(いいぬま) (みず)()

 夏樹の元彼女。バレンタインデー事件の引き金になったことを悔やんでいる。現在、夏樹が唯一近づく冨樫小学校出身者。


和田(わだ) ちひろ

 幼なじみだが、夏樹のイジメに加担した。現在では夏樹と仲直りしようとしているが、激しく拒絶されている。


()(むら) 恭輔(きょうすけ)

 小学校時代の夏樹に対するイジメの主犯格。現在はかつてとはまったく異なるおとなしい少年になっている。自分を見るたびに凄い形相になる夏樹に少しおびえている。


(はや)() 騎士(ないと)

 1年生以来の親友。名前に反しておっとりした親切な少年。


片岡(かたおか) なぎさ

 夏樹に片想いしている控えめな少女。明日香と似た雰囲気がある。


高橋(たかはし) 良輔(りょうすけ)

 陽乃のクラスメイト。陽乃がよく夏樹の相談を持ちかけている。サッカー部所属。



<私立 (かざ)()(だい)中学校>

坂上(さかがみ) (ゆう)()

 夏樹が心を開く数少ない人物のうちの一人。正義感が強い。



<岡本家>

岡本(おかもと) (のぼる)

明日香の父。自営業で八百屋を営む「親父」という言葉がピッタリの男性。


岡本(おかもと) (れい)()

明日香の母。登を支え、時に叱る肝っ玉母ちゃん。娘も息子も大好きで、愛情表現が率直過ぎるくらいである。現在は明日香の療養に付き添いつつ、店を手伝っている。


岡本(おかもと) (けい)()

明日香の弟。小学生。明日香の療養で留守が増えた母親に代わり、店に立つことが増えている。


岡本(おかもと) (はる)()

明日香の姉。高校生になり、現在は毎日勉強に追われる進学校の生徒である。



<七海・朝倉家>

朝倉(あさくら) (ひな)()

 陽気で誰に対しても親切な夏樹の頼れる姉。まだ少し不安定なところがある夏樹に常に気をかけている。葉島中学校3年生。


朝倉(あさくら) 由利(ゆり)

 夏樹の母。夏樹が秋田から帰って以来、以前よりも活発になったことを嬉しく思っている。


朝倉(あさくら) (さち)()

 夏樹の父。夏樹のこれまでの事件などを通して今までの自分の行動を反省して、今ではよく夏樹に気をかけているが反抗期に差し掛かった陽乃に少し手を焼いている。


朝倉(あさくら) 知恵子(ちえこ)

 夏樹の父方祖母。現在は夏樹たちと同居している、優しいおばあちゃん。



<現代編>

佐野(さの) (あや)()

 高校3年生。夏樹と現在付き合っている。


佐野(さの) (かける)

 大学2年生。夏樹の姉・陽乃と付き合っている。


()(うら) 理恵子(りえこ)

 夏樹がアレルギーを起こした際に治療を手伝った看護師。現在は七海市内にある入江総合病院に勤務。


()(うら) (さと)()

 理恵子の次男で七海高校3年生にして夏樹のクラスメイト。夏樹とはクラスの中では一番仲が良い。



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