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我が眷属の大ちゃん(生後1分)は私にこのような結果を与えてくれた…
「ステータスオープン!」
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【名前】五味葉子
【種族】人間
【職業】無職
【レベル】LV10→15
【経験値】2200/3000
【HP】50→75
【MP】50→75
【SP】50→75
【力】50→75
【素早さ】50→75
【魔力】50→75
【運】50→75
【スキル】水玉
【アビリティー】汚物変換 味覚変換 嗅覚変換 究極の口 究極の胃袋
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結果を見れば一目瞭然である。だが、同時にあることにも気がついた。食べた量と大ちゃんの体積に差があることを!つまり一度吸収した物は私の血肉となって体積を減らす訳でエンドレスにレベリングをすることは不可能なのが実証された。ただ、経験値は食べてきた物を凝縮してあるせいか大量に入る。この事を頭に入れつつ私はウサギの糞を口に入れ前へと進む。
しかし、この森はどれだけ広いんだ?景色も変わらんし……このまま歩き続けるのもどうだろう……ふと、そうした思いが急に私の胸を締め付ける。
高い所から辺りを一望すれば何か見えるんじゃないか?レベルアップした私の身体能力は結構上がった気がする。
試しに垂直ジャンプをしてみる。ピョン♪………おおっ!何これ!?3メートルは軽く跳べた!いけるんじゃね?目の前の木は比較的に登れると判断し早速枝に飛び移ってみた。