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三度の汚食事で異世界最強!  作者: ぴよこ丼
6/59

喉が乾いた……いくら土や枝や葉っぱが食べれても水分がなければ生きてはいけない。寝床も確保しなければいけないが同時に水場か水分を多く含んだ果実等も見つけなければ…

せっかく見つけたんだ……生き残る道を…諦めてなるものか……しかし困った……どの方角を目指して進めばいいんだ?この選択はミスをすれば命取りになる。

水音がしないか耳を傾けるがそんな気配は何処からも感じられない……………………………………………………運頼みだが決めた。ウサギさんを追ってアビリティーの力に気がついたんなら、もう一度追ってみよう。どっちに進んでいいか分からないし、出たとこ勝負だ!

移動して気がついたがレベルアップの恩恵とは素晴らしい。体が軽いのだ。息切れや疲労感がまるで食事前とは違う。

だが、油断は出来ない。運良くモンスターに見つかっていないからいいようなので今だ危機には変わらないのだから。

せめて水の問題と胃の制限がなければ強引にでもレベルをカンストさせるのだが、そう甘くはない……愚痴を言ってても仕方がない。

黙々と木の枝や蔦等を避けながら進むと一際大きな木がそびえたっている。その根元のうろがある。

そして、そのうろの前にはウサギの糞が転がっていた。うろから放射線状に散らばっている処を見ると定期的に巣穴から外へ掻き出しているみたいだ……………

じーーーーーーーーーーつんつん………小さな黒豆らしき糞を一つ摘まんで嗅いでみる……クンクン……スキルのおかげか、それとも…もともと臭いがしないのか無臭である。

それを私は躊躇せずに口の中に放り込む。土を貪る私に今更糞位大した問題でない。ふむ!!!旨いじゃないか!どれどれ……ステータスを見てみよう…


「ステータスオープン!」


***


【名前】五味葉子

【種族】人間

【職業】無職

【レベル】LV4→10

【経験値】400/2200

【HP】20→50

【MP】20→50

【SP】20→50

【力】20→50

【素早さ】20→50

【魔力】20→50

【運】20→50

【スキル】水玉+new♪

【アビリティー】汚物変換 味覚変換 嗅覚変換 究極の口 究極の胃袋


***


キターーーーーーーーーーーーーーーーー!流石は幸運のウサギさん!あんた最高だよ。課金アイテムのURを一発で引いたようなもんだよ。しかも、土より経験値がこの一粒だけなのに多かったし、では早速確認♪


***


【水玉】


念じてSPを消費することで一定の大きさの水の塊を指定した方向に向けて飛ばせる。威力や大きさは消費するMPと魔力値によって変わる。


***


喉が乾いている……すぐにでも飲みたい私はすぐ近場に軽く穴を掘る。ある程度掘り終わった所でイメージをする。どれくらいの威力と量があるか分からないからまずはMP1で穴に向かって射つ!

目の前にサッカーボール位の水の塊が発生し私の掘った穴にまっすぐ飛ぶ。バシャンと盛大な音と水を撒き散らしながらも穴にはタップリの水が貯まっている。

私は急いで穴に顔を近づけ飲み干す。…………………………ぷはぁ~~~~~♪生き返った。水もこれで確保出来た。なら後は寝床を探さねば…………だがその前にウサギさんの糞を私は集めポケットに入れられるだけ入れて移動した。

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