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3/11

3話

はい。どうも。織原水面です。

ブックマークしてくださった方が意外といてびっくりしました。

クオリティ求めんなよ!?作者にそこまで力量はないからな!?

とりあえず書き終わったので投稿します。



レストの街から少し離れた所まで移動すると漸く初めての魔物が現れた。魔物の頭上には赤いカーソルがあり、その横にその魔物の名前とレベルが表示されていた。



ホーンラビット レベル1

魔物



どうやら目的の魔物じゃないけどまあいいか。この魔物は名前の通りウサギの姿に一本の大きな角を足したような魔物だった。ウサギの姿をしているがかわいらしさは感じなかった。

ホーンラビットはこちらの姿を見つけると、その大きな角で突撃してきた。かなり速い。その突撃を私は……


「ふっ!」


刀を抜く動作でそのまま切り裂いた。それだけでホーンラビットはHPバーが砕け散ってしまった。

え、弱くない?これだけで死んじゃうの?

どうやらホーンラビットは私の期待に応えられそうになかった。ちょっと残念な気持ちになりながらメニューを開いて《アイテムボックス》を開くとホーンラビットが残したアイテムがあった。


【ホーンラビットの皮】 品質D+ 

レア度1

ホーンラビットから手に入る皮。伸縮性はあるが、防具には優れない


【ホーンラビットの角】 品質C-

レア度2

ホーンラビットから手に入る角。欠けていたり傷がついていない物ほど値段が高くなる。薬の材料にも使われる。


うーん。どっちも私には魅力的には感じないけど、売ればお金にはなるかな?でもとりあえずワイルドドッグの依頼を終わらそう。その後で強敵探しでもいいでしょう。



少し歩いた所でまた魔物を見つけた。犬のような姿をしているが、随分と大きい。立ったら成人男性の身長ほどはあるんじゃないだろうか?



ワイルドドッグ レベル1

魔物



どうやら依頼の魔物だったみたいだ。ワイルドドッグはまだこちらに気づいていないようだし、こちらから行こうか。

ワイルドドッグと距離を詰めるとさすがにこちらに気づいたようだ。だが、気づくの遅すぎた。


「はっ!」


抜刀しながらの斬撃、居合切りみたいな感じだ。狙いは後ろ脚。さすがにワイルドドッグは一撃では沈まなかったが、既にその後ろ脚は動いていない。これでは動き回ることはできないだろう。

しかしこのワイルドドッグはただでは死ななかったらしい。私が止めを刺す寸前によく響き渡る遠吠えを上げた。それは息の根を止めたためすぐに止んだが、私の視界には既に変化が起こっていた。

少し離れた所から犬の群れが見える。数は……10頭ほどかな?恐らくさっきのワイルドドッグの遠吠えは仲間を呼び寄せるものだったのだろう。厄介だ。しかし私からしたらむしろ歓迎したい所だ。丁度暴れたりないと思っていたし、あれだけ数がいればそれなりには楽しめると思う。

さあ、私を満足させてくれよ?わんちゃんたち。




結論から言うと、かなり面白かった!この群れはどうやら一匹のリーダーが統率しているようで10頭の連携が良い感じにかみあっていた。

私はどうしたのかって?私は噛みついたり鋭い爪で引っ掻いたりしてくるのを回避したり流したりしながら攻撃してましたよ?群れで行動する相手に隙を見せるのは危険だ。そこを突かれると一気に劣勢になる。ここはカウンター狙いで行きました。相手の実力を見るのもあったけどね。

そして最終的にリーダーの個体と一騎打ちになった。そのリーダーは明確に他の個体とは格上だった。名前からしてそのままだもんね。



ワイルドドッグボス レベル2

魔物 激昂状態



ワイルドドッグボスとの戦闘は実に面白かった。他のワイルドドッグよりも体格が一回り大きいため動きが遅いかと言ったら、とんでもない。その逆だ。より鋭く、重い一撃ばっかりだ。

その攻撃を回避したり受け流す。そしてこんどは逆にこちらから。

いい。こうじゃないと。このゲームをやる意味がない。この現実じゃ味わえない緊張感、自分の本気を出して命を奪い取る。どれもゲームの中でじゃなければ味わえないものだ。もしかしたら私は戦闘中ずっと笑ってたかもしれない。

暫くワイルドドッグボスとの戦闘を楽しんでいた私だが、そろそろ飽きてきたため喉元に鋭い一撃を入れた。それでワイルドドッグボスのHPバーは砕け散った。倒すとインフォが流れた。


《種族レベルが上がりました!》

《刀のレベルが上がりました!》


どうやら種族レベルとスキルレベルが上がったようです。


《種族レベルが上がりましたので、ボーナスポイントを2ポイント得ました!》


ボーナスポイントか。じゃあ早速ステータスに割り振ってみましょうか。


清華 レベル2

HP200 MP220

生命力 3

魔力値 2

筋力値 3

防御値 2

精神値 2

器用値 3

敏捷値 3




そして今の戦闘でアイテムも手に入れた。



【ワイルドドッグの毛皮】 品質D-

レア度1

ワイルドドッグから入手できる毛皮。あまり丈夫ではないため防具には向かない。



【ワイルドドッグの爪】 品質C+

レア度1

ワイルドドッグから入手できる爪。それなりに丈夫。



これがワイルドドッグから手に入ったアイテム。でこれがワイルドドッグボスから手に入ったアイテム。



【ワイルドドッグボスの毛皮】 品質C-

レア度2

ワイルドドッグボスから入手できる毛皮。丈夫で防寒着にもできる。



【ワイルドドッグボスの爪】 品質C+

レア度2

ワイルドドッグボスから入手できる爪。とても鋭利で武器にもなりそう。



これどうしようか?とりあえず街まで持っていこうか。でも今の戦闘で既に依頼は完遂してしまっている。だがまだ時刻は13時ちょっと過ぎだしまだ街に戻るには早い。それに私がまだ暴れたりない。じゃあとりあえず魔物を狩りながら先に進んでみようかな?先に進めばもっと強い魔物がいるはずだ。




暫くして現在時刻は15時だ。ここまで襲い掛かってくる魔物を片っ端から屠ってきた。そのおかげで種族レベルは4まで上がった。アイテムもかなり手に入ったし、そろそろ一旦戻ろうかと思っていた所で、目の前に森が見えてきた。かなり深そうな森だ。下手したら迷子になりそうなほどに。

しかし私はそのままその森に入ることにした。なんでかって?強そうな敵がいそうだから。以上!

というわけで森の中を探索しています。そして初めに会った魔物がこいつです。



フォレストアント レベル1

魔物



名前の通り、蟻です。でも大きさが私と同じくらいあります。これって巣はどれくらい大きいんでしょうね?軽く地下迷宮とかできちゃいそうでしょこの大きさだと。

しかしこの魔物は平原にいた魔物よりも強かった。この魔物の攻撃は強靭な顎による噛みつき攻撃、それだけ。しかしこれがとても速く、強力だった。回避するのも大変だ。しかも甲殻が硬すぎてこの初期武器の刀では斬れそうにない。なので戦い方を変えた。

フォレストアントの攻撃をしゃがんで回避、そのまま脚に関節技をきめて折る。そして一旦離脱。そしてまた攻撃を回避すると今度は甲殻の部分に掌底。衝撃で魔物が動きを一瞬だけ止めたらそのまま後ろを取って首を折る。しかしこいつもただでは死ななかった。首が折られる前に奇妙な鳴き声を出した。

これは……もしかしてワイルドドッグと同じパターンだろうか?

その予想は的中した。ぞろぞろとフォレストアントが集まってきた。その数はワイルドドッグの時とは比べ物にならない。恐らく50匹はいるんじゃないかな?

でもこれは望む所だ。だけどこういうのって本来魔法を使うところなのかな?一応試してみようか。

妖術……はちょっとよくわからないから風魔法と水魔法を試してみよう。メニューで魔法を確認してみると私が今使えるのは風魔法の【エンチャント・ウィンド】【ウィンドカッター】と水魔法の【エンチャント・アクア】【ウォーターショット】の4つだ。2つのエンチャント系はステータスを向上させるもので、他の2つは攻撃魔法のようだ。とりあえず全部試してみる。


「【エンチャント・ウィンド】【エンチャント・アクア】」


ウィンドで敏捷値、アクアで生命力が上がるみたい。そして次は攻撃魔法。


「【ウィンドカッター】【ウォーターショット】」


ウィンドカッターは風の刃を放つ魔法、ウォーターショットは水の塊をぶつける魔法のようです。2つともフォレストアントにはかなりダメージを与えているよう。大体5割ほど削っている。多分硬い分魔法には弱いように設定されているんだと思う。これならある程度数を減らせるかな。とりあえずMPが0になるまで撃ち続けた。そしてMPがなくなった後は……

脚を折る関節を壊す甲殻を粉砕する背負い投げで投げる甲殻の隙間から抉る首を捻じ曲げる掌底投げる壊す折る壊す折る………


《種族レベルが上がりました!》

《風魔法のレベルが上がりました!》

《水魔法のレベルが上がりました!》

《身体強化のレベルが上がりました!》

《種族レベルが5に達しました。種族スキル【銀種召喚】を取得しました!》


そして私が片っ端から暴れまわって満足するころには一匹とて残っていなかった。途中から追加されてたみたいだし、100匹くらいはやったかな?今回は随分と暴れたしかなり満足です。もう1回と行きたいところだけどそろそろ戻らないと暗くなりそうだ。いや【夜目】ってスキルがあるし恐らく夜でも見えるようになるんだろうけど、とりあえず夜になる前に色々とやっておきたいのです。このまま続けてると夕食も忘れそうだしね。色々とインフォが流れてるけどとりあえず街に着いてからで。このまま魔物と戦ってたら自重できなくなりそうですから。とりあえずまず街に着いたらインフォの内容を操作しちゃわないといけませんね。色々面白そうな内容みたいですし。



清華ちゃんはとても強いです。

ちなみに作者は武術とか詳しくないです。ほとんど想像です。ほんとはちゃんと勉強してからにすればいいんですが……まあ気楽に書いてるものですからね。でも少し時間があったらそういうのも勉強してみます。

ではまた次もよろしくお願いします。次は21時頃になるかな?

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