殺意の夜
「……驚きましたな」ヒデオの背中から薬草を染み込ませた湿布をはがしながら老医者がつぶやいた。「いったいどうしたらここまで回復が早くなることやら」
「医者がそれをいっちゃダメだろ」
惨たらしいほどに青い痣が刻まれていたヒデオの背中は何事もなかったように復元していた。色素沈着を起こしているのか、元よりもわずかに黒ずんでいるだけでなんの異常も残されていない。
老医者は老眼をしばたかせながら首をひねった。
「ワシの調合した薬が効いたということですかな。いやはや、名医すぎるのも困ったものだ」
「嘘つけ。適当な薬草を混ぜただけだな」
「失礼な、ワシは一度たりとも患者の治療に手を抜いたことはない。サフラン随一の名医であることは事実だ」
「自分でいうか。湿布と飲み薬しか処方していないくせに」
「これが最も効果的な治療法だからな。何十年とだてに医者をしてきたわけじゃない」
老医者は枯れた声で笑った。
もう引退してもおかしくない年齢なのだろう。ヒデオが幽閉されいてる小部屋まで階段を上ってくるだけでも息が切れていたことを思えば、かなりのベテランらしい。
「まだ完治とまではいかないが、そろそろ体力を回復させるために外を出歩いたほうがいいかもしれませんな。もちろん許可が降りればの話ですが」
「お医者様の力でなんとかならないものかね」
「姫様にはお話ししておきましょう」
王族お抱えの医者というだけあって、極秘である情報もかなり把握している。
王城内で起こったことについては、ほとんど知らないことがないという情報通だ。
「リエーヌの調子はどうだ」
「ヒデオ様ほどではありませんが、順調に回復なさっています。ただ足の怪我がひどく、しばらくは杖を突きながらの生活となるでしょうな。ああ、お労しや……」
涙ぐんで、シワだらけの鼻をすする。リエーヌの話題を振ると、年齢のせいかいつも泣き出すのがこの医者の欠点だ。
「兄妹ふたり、国を盛り立てていこうとしていた矢先にこんな悲劇が起こるとは、なんと可哀想なお方であるか……。まだ姫様がよちよち歩きをしていた頃から見守っておりますが、兄王も姉王も亡くされ、健気に頑張ってきた姫様ですからどうにか幸せになってほしいと願っておりましたが……ああ!」
ベッドのシーツに顔をうずめ号泣する老医師の背中をヒデオがさする。その兄王を殺したのはヒデオなのだ。リエーヌの最後の拠り所を、その手で破壊してしまった。
「おれがそばにいる。今度こそしっかり守ってみせる」
「この老体にできることがあればいいのですが……いずれ朽ち行く身であるならば、ヒデオ様にお願いしたい」
「わかってる」
こうして老医者を慰めるたびリエーヌに会いたいという想いが強くなる。傷心のときこそ隣にいてあげるべきなのだ。
「姫様を泣かせるようなことがあればワシが天誅を下しますぞ」
「はいはい」
老医者にはリエーヌの命を救ったとだけ伝えてある。ヒデオが異世界からやって来たことも殺人を犯したことも話してない。
なにも知らずに握る手は、老人にしては力強かった。
ただベッドに寝転がって安静にしているというのは、あり余った時間との戦いでもある。リエーヌのいる世界も一日の長さはほとんど変わらず、太陽が昇っては沈んでいくのを窓から眺めるくらいしかすることもなかった。
凛たちは無事でいるだろうか。
ときおり心配になる。なんの音沙汰もないということは、サフランにいないのかもしれない。
訪問者の大部分は数週間で死亡する。
リエーヌの語ったデータがちらついて離れない。どこかで生きていればいいが。
錠のかけられたドアがノックされ、鍵を開けて兵士が入室した。なかば監禁されている状態で自由に歩かせてはもらえない。
「ヒデオ様、招集がかかっております」
なんの脈絡もなく告げられる。
ヒデオは怪訝そうに眉を寄せた。
「だれから?」
「ヒデオ様をお連れするようにとの命令です。急ぎ、お願いします」
兵士に案内されるがままについていく。
久しぶりに感じる外の空気は新鮮で、身体を動かしていることが幸福に感じられた。
むき出しの渡り廊下を横断し、宮殿のなかへ赴く。運ばれてきたときには暗くて気付かなかったが、廊下の両脇には無数の部屋が並び、高級そうな調度品が惜しげもなく飾られている。なかには機械じかけの時計なども見受けられる。ヒデオが想像しているよりも文明のレベルは高いのかもしれない。
「こちらです」
そのなかの一室に招きいられる。
無人の部屋の中央にはつややかなテーブルと椅子が置かれていた。
ヒデオがゆっくりと腰を下ろすと、すぐさま廊下から話し声が近づいてきた。忘れようのない涼やかな声。
「急に呼び出してすまなかった。予定の合う時間がとれなくてな」
松葉杖を突きながらリエーヌがいった。
その両隣には厳しい表情をした青年と、柔和な笑みをたたえた好々爺が控えている。
「おれのほうはいつでも歓迎だ」
「ずいぶんと体調が回復しているらしいな。喜ばしい限りだ」
「おかげさまで」
リエーヌはヒデオの対面に腰を下ろした。
流れるよう銀髪は後ろにまとめられ、リエーヌの動きに合わせて揺れている。包帯が脚に巻かれているのは痛々しい光景だったが、懸念していた後遺症はなかったようだ。
密かに胸をなでおろす。
「それで、そちらの方々は」
リエーヌを護衛するように両隣に座った男たちにヒデオは視線を向けた。
真面目そうな青年と縁側の似合いそうな老人。共通しているのは紺色の生地に金のボタンをあしらった衣服くらいだろうか。
老人のほうには見覚えがある。
リエーヌを背負って陣地へ運ぼうとしたあの夜に、会った。
「私の臣下だ。こっちの堅物がライド。まだ若いが才能がある。信頼のおける男だ」
紹介されたライドが小さく頭を下げる。
日本であれば七三分けにスーツという格好をしているだろうと想像させる。
「ライドには外交を担当してもらっている。いわゆる大臣という役職だ」
「以後、お見知りおきを」
「よろしく」
名刺でも渡してこないかと身構えたが、ライドはさっさと羽ペンと羊皮紙を取り出すと、ものを書く準備にあたった。
「ライドには書記を務めてもらう。本来ならこんな雑用を任せる器ではないが、今回は余計な人員を割くわけにいかないからな」
「つまり、極秘事項ってことだろ」
「そういうことだ。こちらが宰相のルーク。主に内政を担当している。この二人がサフランを実質的に支えているといっても過言ではない」
「姫様、褒めてもなにも出ませんぞ?」
冗談っぽく好々爺が笑う。
ルークは改めて名乗りながら、ヒデオと握手をかわした。右手を握りながら一瞬だけ動きを止めたことにヒデオは気付いた。
「悪いが時間があまりないのでな。本題に入らせてもらおう」
リエーヌが淡々と切り出した。
「あの夜、なにがあったのか。それを包み隠さず話してほしい」
ヒデオが凛たちと肝試しに出かけた夜。そして黒い小石の力によって異世界に飛ばされ、リエーヌを救おうとした結果、彼女の大切な兄を殺すことになってしまった夜。
「ここにいるのは信頼のおける部下たちだ。私たちはあの夜のことを正確に記録しなければならない。記憶が色褪せないうちに」
「仰るとおりです」とルークが相槌を打った。「我々が今後どうするべきかを考えるためにも、あの夜になにがあったか把握するのは必須要件。ぜひ正直にお話しいただきたい」
「貴方の処分についても検討します。その心づもりでいてください」
「ライド!」
「正直なところ」ライドは厳しい眼光をヒデオに向けた。「我々はあなたを幽閉すべきだと考えています。得体が知れなすぎる」
「ヒデオ殿の前でそのように無礼な口をきくな。私の恩人だぞ」
「いいさ。おれだって、おれが何者なのかよくわかってないんだから」
ため息をつくようにヒデオは笑った。
「サフランには仕事熱心なやつが多いな。立派なことだ」
「ライドを許してやってくれ。根が真面目すぎるだけなのだ。これで外交できるのが不思議なくらいに」
「お言葉ですが私は姫様のためを思って進言しているのです。勘違いなさらないよう」
「ほう、なら余計なお世話だ。私はもうライドと遊んでいた小娘ではないのだぞ」
「まだ世間知らずの姫様がなにをいうのですか」
「うるさい。帰らせるぞ」
壮絶な口喧嘩がはじまりそうだったので、ヒデオが「まあまあ」といってなだめた。どうやらただの大臣と姫君という関係ではないようだった。
ふたりはしばらく睨み合っていたが、リエーヌが諦めたように口を開いた。
「それではヒデオ殿。あの晩になにが起こったのか、話してくれ」
「ああ……」
ヒデオの表情が浮かないのを見て、リエーヌが首を傾げた。
「どうかしたか」
「いや、いったいどこから話せばいいのかと思って」
あまりに多くの出来事があった気がする。
それに、ヒデオでさえ事態を正確には整理できていなかった。
「ならば私から話そう。それで、すこしは喋りやすくなるはずだ」
「辛いことはしなくていい。おれにちょっと時間をくれれば……」
「ヒデオ殿にも伝えねばなるまい。私と兄上の間にどんなことがあったのか。私がいったい何者であるのか」
リエーヌは静かに語りだした。
「あれは月のよい夜だった」
リエーヌの母は彼女を産んですぐに亡くなった。まだ十分に世継ぎを作れる年齢だったが、城内の階段で足を踏み外したことによる事故死だった。
「母上は優しい人だったと聞いている。それ故に父上の落胆も大きかった。幸いなことに私にはたくさんの兄上と姉上がいたから、寂しいと感じることはなかった。たとえ両親の愛情を受けられなくとも、兄姉から可愛がってもらえた。
あの頃は楽しかった。自分の運命など知らず、平和に中庭で遊んでいればよかった。よく勉強の時間に抜け出しては兄上たちと追いかけっこやかくれんぼをしたものだ。なかでも、ヒデオ殿の知っている兄上とは年齢も近く、いっしょに過ごすことが多かった。
彼は、はっきりいって王の器ではなかった。温和で争いを嫌い、芸術を愛していた。世が世なら、戦場の矢面に立つこともなく、美しい絵を描いて余生を送ったことだろう。私も兄上に肖像画を描いてもらったことがある。それは綺麗な絵だった。いくらか美化しているところもあったが、とても嬉しかった」
父王が逝去すると、まるで呪われているように王族に不幸が続いた。
病死、事故死、戦場での殉死。
原因は様々だったが、めまぐるしく王位は継承されていった。
「ついに残されたのは私たちふたりだけになった。相次ぐ訃報は本当に辛いことだったが、私は兄上と力を合わせ国を盛り上げようと思っていた。大国の言いなりになっているサフランを変え、民に平和をもたらそうと、本気でそう思っていたのだ。
幸いなことに私にはいくらか戦の才があった。戦場で功を上げるたび、私は兄上に喜んでもらえると浮き足立って帰還したものだ。兄上は王族ながら戦場に出ようとはしなかった。争いが似合わぬ人なのだ。代わりに私が戦おうと意気込んでいた。
とある日、私は局地的な戦いだが戦果を上げ、揚々と戻ってきた。総大将である兄上にも報告した。そこで私の欲張りな心が顔をのぞかせた。兄上に色のいい話をしたくて、いくらか誇張した報告を伝えた。それがなければあの悲劇も起こらなかったのか、私にはわからない。その日の報告を終えると兄上は無表情に私の名を呼んだ」
リエーヌ、ふたりきりで話がしたい。
「私は兄上が疲れているのだろうと思った。突然の王位就任で、戦場に張り付きっぱなしだったからな。そしてなにより私は兄上と話せるのが嬉しかった。前の王が急逝されてから、ロクに喋る時間もなかったから、久々に楽しい時間が訪れると思っていた。
私は兄上に指定されるがまま、あの森へと赴いた。内密にということだったので明かりも持たなかった。月明かりがあったし、普段からあの森へはよく足を伸ばしていたから迷う心配もなかった。もちろん武装も解いて行った。あの一帯は安全だ。なにより兄上と水入らずの時間を過ごすのに剣などという物騒なものは必要ないはずだった」
だが彼は一言、その血が憎いと告げた。
「私は脚を刺され身動きが取れなくなった。突然のことに混乱していた。兄上がなぜ暴挙に出たのか、私はとっさに理解できなかった。それが実感できたのはもっとあとになってからだ。
私は兄上を説得しようとした。愚かな行為だったかもしれない。結局、ほとんど気絶するまで殴打されただけだからな。それが兄上との最後のやり取りになった。殺されるという覚悟を決めたとき、不意に兄上はどこかへ行ってしまった。逃げる気力も体力も残されてはいなかった。しばらくすると走ってくる足音が聞こえた。それは兄上のものではなかった。駆け寄ってきた人物は私のそばに転んだ。それがヒデオ殿だった」
ライドが羽ペンを走らせる、紙を引っ掻くような音がいやに耳についた。
リエーヌは記録を読み上げるように滔々と喋った。そこに後悔の色は感じられなかった。まるで運命を受け入れたかのように。
「これが私の物語だ。あとは周知のとおり、ヒデオ殿に救ってもらった。いまここで生きているのも、すべてはヒデオ殿の助力があったからこそだ」
「……おれが居合わせたのはほんの偶然だ」
ヒデオが呟くようにいった。その手はかすかに震えていた。
「運命はときに偶然らしく装っているものだ」
「おれは友だちと遊びに来ていた。この世界ではないところで、黒い小石を見つけた」
ヒデオはありのままに我が身に降りかかった事件のことを打ち明けた。
日本から異世界へワープしてしまったこと。そこでリエーヌと出会ったこと。戦闘中に、右腕が黒い異形のものに変化し、人間の腹を貫いたこと。
一連の出来事は昨日のように思い出された。忘れようとしても消せない記憶だった。
「あれ以来おれの右腕はなんともない。夢だったんじゃないかって疑いたくなることもある」
「だが兄上は死んだ。それは事実だ」
リエーヌが気丈に言い放った。
「気に病むことはない。どちらかが死ぬ定めだった。それが運命の気まぐれで兄上になっただけのこと」
「姫様」とライドが発言した。「やはりお考えを変えるつもりはありませんか」
「無論そうだ」
「ですが私はヒデオ殿を拘束すべきかと。――姫様の身の安全を案じるなら、処刑もやむを得ない」
「馬鹿なことを申すな。ヒデオ殿は私の命を救ったのだぞ。あの場で殺すのは赤子の手をひねるように簡単だったはず」
「しかし」
ライドは羽ペンが曲がるほど強く握った。
なにかを口にしようかどうか逡巡しているように見えた。だが、最終的に彼の口をついたのはヒデオにとって意外な言葉だった。
「ヒデオ殿の右腕はまるで、悪魔そのものではありませんか!」
「悪魔……?」
リエーヌから話だけは聞いていた。だが、ヒデオの右腕が悪魔のそれと酷似しているとは言下にも匂わせていない。
「おれの腕は悪魔のものなのか?」
目を見開きながら問う。
ルークが重々しく頷いた。
「間違いないでしょうな」
「ヒデオ殿を幽閉するだけでは不安です。地下牢へ閉じ込めておくべきでしょう」
「ライドの提案は受け入れない。ヒデオ殿には自由に行動してもらう」
「なぜ姫様はそこまでこの男を庇うのですか!」
「人を信じるのに理由がいるのか」リエーヌが突き放した。「私たちの敵は悪魔だけだ。人間を信じなくてどうする」
「……姫様。どうか、現実を見つめなおしてください。辛いことでしょうが」
「私は大丈夫だ。ヒデオ殿はこの城の敷地内で自由に動きまわってもらっていい。しばらくはあまり人目に触れないようにしてもらうが……いずれ規制もなくす。それでいいな?」
ライドは首肯せず、ルークも曖昧に微笑むばかりだったが、決定が覆ることはない。
杖を頼りに立ち上がるとリエーヌはさっさと出て行った。意固地になっているようにヒデオには見えた。
「悪魔か……」
とんでもない力を手に入れてしまったのかもしれない。
黒い右腕の幻影が、重なって見えた。
夜風が心地よい中庭にヒデオはたたずんでいた。
さすがに王城の庭ということだけあって隅々まで整備が行き届いている。植え込みの植物は枝を刈り揃えられ、花壇を彩る花々は暗闇のなかでもほんのりと色を放つ。
塔の天辺にある小部屋はあまりに無機質で気が滅入る。
せっかくリエーヌの許可をもらったのだから散歩くらいしてもいいだろう。
とはいえあまり不用心に出歩くのも申し訳ないので、夜闇に乗じて人気のない中庭を鑑賞していたのである。
「――水の音がするな」
庭の中央に、小ぶりの噴水がある。
遊園地のようにライトアップされているわけではないが、縁石に腰を下ろして水音に耳をすませると気分が明るくなった。
これが日本の公園ならば待ち合わせのカップルで埋め尽くされることだろう。現に、そういうデートを何回か経験したことがある。どれも日中の明るい時間帯だったから、夜の噴水というのは新鮮に感じられた。
「おれはどうしたらいいんだろうな」
誰もいない暗闇に向かってつぶやく。
何度となく小部屋のベッドの上で自問したことだが、いつも答えは見つからなかった。
「異世界で生きていく方法なんてこれっぽちも知りやしないのに」
日本という国はあまりに便利だ。
サバイバルの知識など持ち合わせていなくても、簡単な読み書きができれば生きていける。異世界に転移して感じたのは自分の頼りなさだった。
どこかで鳥が低い声でさえずっている。
この一見平和そうなサフランという国が悪魔と戦争を繰り広げているなんて誰が想像できるだろうか。細々と農業を営みながら暮らしていくほうがずっと似合っている。
そんなことを流々と考えていると、王城の石畳を歩く靴音が聞こえた。
どうやらこちらの世界に来てから五感が鋭くなっているらしいことにヒデオは気づいていた。噴水の縁だと姿を見られてしまうため、植え込みの陰に身を潜めた。
「……別に悪いことしてるんじゃないんだけどな」
なぜか後ろめたさを感じてしまう。
剪定された葉の隙間から覗いていると、廊下の角からライドが書類の束を抱えてせわしなく現れた。
なんとなく隠れていてよかったと安堵する。
ライドはヒデオのいる中庭をちらりとも見ようとせず足早に回廊を通り過ぎていった。建物の影に隠れてから数秒後、派手に書類を落としたような音がした。
「あいつ、転んだな」
忍び笑いをしながら立ち上がる。
あれだけ書類を抱え込んで歩いていれば、どこかにつまずくのも無理はない。
堅物のライドにもドジな一面があることにヒデオは気を良くしながら部屋に戻った。翌朝になって彼の訃報が届くことになるとも知らずに。




