表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
キングスレイヤー序  作者:


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

9/75

9. 遊びという名のトレーニング

1話目のあとです




 広場での宣告のあと。


 バテンの畑の隅で、俺はロバーソンと向き合っていた。


 ロバーソンは何も聞かない。

 ただ、次の指示を待っている。


「ロバーソン。……あの意地悪な奴らに、一泡吹かせてやりたいか」


「……ん」


 短い肯定。重い悔しさ。


 俺はどこか兄のような眼差しで友人を見つめた。


「だったら、俺の言う通りに“遊べ”。そうすれば少なくとも、自分の身をかわすくらいはできるようになる」


「まずこの不安定な切り株に乗れ。目を閉じて、片足で立て」


 ロバーソンは即座に従った。

 ぐらつく。必死にバランスを取る。


 俺は周囲で石を叩く。

 最初は遠くで。次は少し近くで。

 叩く位置を変えるたび、音の“向き”が変わる。


「音を聞け。ケニの笑い声も、風も、地面も」


「全部、体で感じろ」


 ロバーソンの足がぐらつく。

 それでも倒れない.

 倒れそうになった瞬間、膝が勝手に調整する。


(……よし)


 俺は密かに、かつ精密に“調整”を加えていく。


(ロバーソンをこのままにはさせない。こいつはケニの最高の子守で、俺の大切な友人なんだからな)



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ