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傾国の悪女になんかなりません! ~蛮族令嬢クリスティナは予言された破滅フラグを【カンスト】パワーでへし折ります~【書籍化・コミカライズ企画進行中】  作者: 川崎悠
二章 アルフィナ領への旅

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20/42

20 光の国の恋物語

 乙女ゲーム『光の国の恋物語リュミエール・ラブストーリー』。略称、リュミ恋。

 それが日本人・君柄アマネが転移してきた世界だ。

 ゲームのシナリオは大まかに三幕構成となっている。

 第一幕は、ヒロインであるルーナ・ラトビア・リュミエット男爵令嬢が『聖守護』の【天与】という特異な力に目覚め、王太子レヴァンに保護されて王宮で暮らすようになる。

 そこでルーナは美しい異性たちに出会う。


 王太子、レヴァン・ラム・リュミエット。

 王国一の騎士であり、レヴァンの親友であるエルト・ベルグシュタット伯爵令息。

 悪役令嬢の兄、リカルド・マリウス・リュミエット小侯爵。

 王家の影となる家門出身で若いながらも医者となった青年、カイル・バートン。

 彼ら四人がリュミ恋のメインヒーローたちだ。

 四人のヒーローたちにはそれぞれに妹がいて、彼女らともルーナは交流を深めていく。


 第二幕ではルーナは、リュミエール王国を救うために旅をすることになる。

 嵐によって世界が傷つき、ヒビ割れ、異界への穴が開く『大地の傷』と呼ばれる現象。

 その大地の傷から、瘴気とともに魔獣が多く現れるのが魔獣災害だ。

 ルーナの『聖守護』の光は、大地の傷を浄化し、世界を癒す力となる。

 ルーナはレヴァンやエルトらと共に王国を巡り、魔獣災害に立ち向かっていく。

 また、ルーナと結ばれる運命を持つ者は彼らの他にも多く登場する。


 王国を巡る中で出会う商人ヨナもその一人だ。

 ヨナは、魔術を使うことで魔族と呼ばれる一族と王国人とのハーフである銀髪の少年だ。彼は日本からの転生者でもある。前世の知識を活かし、数多くの商品を発明して一代で財産を築く人物。

 ヨナの『中の人』の年齢は不詳だが、その知識量から三十歳を越えた成人男性と思われる。

 予言の聖女となったアマネ曰く、『そういうところがヨナの人気がない理由』だった。


 第三幕では、王国を救う旅を終えたルーナの物語となる。

 旅を終えたルーナは『救国の乙女』と人々から呼ばれ、慕われるようになっていた。

 男爵令嬢でありながらも【天与】を授かったことにより王妃になる資格も得ている。

 【天与】とは、リュミエール王国において三女神から授かる超常の力だ。

 それゆえ、【天与】を授かった貴族女性は、王家と縁を結ぶ資格を持つことになる。

 救国の乙女ルーナは、王国の人々から王太子レヴァンの妃にと熱望される。

 民の声に応え、王家はレヴァンと婚約していた貴族令嬢との縁を手放す決断をした。


 レヴァンの婚約者、クリスティナ・マリウス・リュミエット侯爵令嬢。

 彼女もまた【天与】に目覚めた女性だった。

 クリスティナが授かったのは『毒薔薇』の【天与】。

 幼い頃に目覚めたその力は、彼女自身さえもその茨の棘で傷つける力だった。

 自身の血に塗れながら、それだけではなく、その場にいた者たちをも傷つけた異能。

 そんなクリスティナの姿を見た貴族たちは彼女を怖れ、忌み嫌った。


 それでも【天与】を授かり、さらに筆頭侯爵家の令嬢であることからレヴァンの婚約者となったのがクリスティナだ。だが、クリスティナは幼い頃の一度しか【天与】を発現することはなかった。

 そのこともあり、またルーナが現れたことで、彼女と縁を続ける必要がなくなった。

 ゲームの中ではクリスティナとの関係をどうするのか、その選択肢を選ぶことになる。


 クリスティナとただ婚約解消し、彼女をマリウス家へ帰すのか。

 或いは、彼女を正妃ではなく側妃として迎え、ルーナの助力とするのか。

 または明るみになった彼女の罪を断罪し、修道院へと送るのか。

 それらの選択がいずれであってもクリスティナの運命は決まっていた。


 レヴァンとの婚約がなくなったクリスティナは『毒薔薇』の【天与】を再び発現させる。

 その力は、ただ薔薇を咲かせ、自在に操るだけでは収まらなかった。

 毒の薔薇が世界を傷つけ、新たな大地の傷を開く。

 彼女一人がこれまで起きた魔獣災害に匹敵するほどの災厄となってしまうのだ。

 クリスティナによってリュミエール王国は再び国難に見舞われる。


 ──『傾国の悪女』クリスティナ。

 魔獣の群れを無尽蔵に生み出し、それらを操り、王国を滅ぼす女。

 ルーナは、レヴァンやエルトらと共にクリスティナに立ち向かうことになる。

 力を合わせた彼らを凌ぐほどの力を有するクリスティナ。

 最後の戦いで、クリスティナは騎士エルトが手にする魔剣によって心臓を貫かれる。


 だが、彼女は心臓を貫かれてもなお、その場では死ななかった。

 心臓を貫かれながらも【天与】でその生命活動を補い、死なないクリスティナは、さらに人々から怖れられることになる。多くの民から憎まれ恐れられ、強くその死を望まれた。

 そうして。クリスティナは人々の前で首を切り落とされ、処刑される。

 クリスティナの死によって、すべてが救われ、リュミエール王国は光を取り戻すのだ。


二章開始。

書籍でいうと2巻目からの内容になります。初稿版です。

2巻のラストまでは書けているので、その投稿になります。

まだ1巻も出てないけど…!(ぇ

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― 新着の感想 ―
二章開始お待ちしておりました!書籍一巻は四月以降の発売とのことで首を長くしてお待ちしております( ^ω^ ) クリスティナのサッパリとした性格が大好きです♡
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