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士の正体

 俺たちは士についていくままにあの自販機へと入っていった。


 「お前らよく戦ったな。普通の奴らならすぐ逃げてたぞ。」


 士は俺たちに興味津々で話した。まずは士の保つ力に俺は驚愕していた。


 「士さん。あなたはどこから来たんですか。」


 そう俺は話した。あの力はどう考えても人間の持っていい技じゃない、神の保つ力だと思いながらも、士は話した。


 「俺は違う惑星から来たんだ。」

 どうやら士は俺たちで言う宇宙人という存在だった。

 「さっきのあの戦いはすべて嘘だ。」


 何を言っているのか分からなかった。さっきの戦いで俺は一回死んだ。あれが嘘だっていうのか。いやおかしい、そんなわけがない。


 「嘘だろみたいな顔してるが本当だ。俺の惑星レベルは2.56だ。」


 この惑星レベルというのはエネルギーを多く集められるほど大きくなるそうだ。2.56なんて対してたいしたことないだろう。と思っていたが地球の惑星レベルは0.73と1も言っていないようだ。


 「俺たちの惑星はすでに光を超える乗り物もあるぞ。エネルギーも恒星を取り囲めばいい話だ。」


 士の住んでいる惑星はオレたちの惑星よりも遥かに前に存在していた惑星だった。そうなれば士のあの力の強さもわかるような気がする。


 「俺の目的はお前らに地球を守って欲しいんだ。」


 士の壮大過ぎる話に一同は驚愕した。俺たちに地球を守るなんて無理だ。士が守ればいいと思ったが、


 「俺は最低でもお前らの成長に加担するだけだ。この地球で戦ったらバレちまうからよ。あとあの一撃はもう1回しか撃てない。わかったか。」

俺達じゃなくて違う人も居たのにと思った。というかなぜ大蜘蛛と戦わせたんだ?と思ったら、

「お前らの前にもいろんなやつで試したよ。ビビって逃げるやつ、イキって突撃するやつも居た。だがお前らの戦い方はどこにも存在しない戦い方だったんだよ。特に西川、お前のラジコンはセンスの塊だ。」


 どうやらあの武器庫の中ではラジコンが一番最強武器だったらしい。剣や銃は使い物にならない古物を使っていたそうだ。


「それに西川、お前まだあのポテチに復讐できていないだろ。世界救うかわりにあいつに復讐してやれ。」そうだ、あいつには忘れないほどの苦しみを与えられた。地球がなければあいつとも戦えない。よし、

「士さん、その話乗ろう、あいつもろとも全員倒す。」

「わかった。ありがとう他の皆はどうする。」


俺は他の皆にもやってほしいいところだったが。皆は


「アイツラなんて倒せっこないよ」

「俺たちだけでなんとかなるのか?」


やはり皆はやることには反対意見が多いようだ。真正面から大蜘蛛と戦ったんだ。無理もない。やはり俺一人で救うしかないのか、、、

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