瞬足のラジコン
俺は踏み潰されたのか、いやでもここはどこだ?めちゃくちゃ高いところから大蜘蛛がまだ暴れている。俺は死んだのか?いや俺はラジコンに乗っている!?おかしい、わからないけど大蜘蛛には攻撃を与えられることができている。しかも踏み潰される前よりも攻撃を与えられていると思う。しかもなんかいろんなモーションを出せるようになっている。これで近接戦もできるようになった。
大蜘蛛の特長としては暴れるだけ、だが攻撃を与え続けると目が赤く染まり攻撃標準を大橋から人間へと変わる。つまりこの勝負は一発で仕留めることになる。大蜘蛛はもう一つの大橋へと標準を決めた。これしかチャンスはない。俺は大蜘蛛に向けて機体ごと突撃した。俺の作戦としては、機体の火力を全力に上げ最後は俺のスーパー馬鹿凄いキックで頭を狙い、倒すことにした。
「行くぜ!スーパー馬鹿凄キックゥゥ!」
機体はどんどん速くなり、そのまま大蜘蛛の顔面に当たった。俺のキックはカスってまたオチリの方に当たった。なんとか倒れたっぽいがやはり大橋の損害とは比べ物にならない位俺の攻撃はカスすぎた。倒れた仲間の元へと向かったそのとき、大蜘蛛の腕が俺の頭へと届きそうになっていた。今度こそは死ぬ。そう確信したときあのポテチから人?みたいなのが出てきた。そいつは大蜘蛛の腕を掴み切り刻んだ。
「ちょっとまて、今暴れんじゃねえよ」そいつの言葉に大蜘蛛は従わず俺の方へと片方の腕を伸ばしてきた。「暴れんなって言ったろ。」そいつは大蜘蛛を隅から隅まで消した。何が起こったのかわからない。そいつはまさに神のような力であった。
「すまないな。俺は士だ。ごめんなこんな目に合わせて。」
そう士はいうとやられたみんなを復活させた。どうやら士があの自販機を創ったようだ。なぜこんなものを創ったのかは不明だがとりあえず命を救ってくれた人だから感謝しかない英雄だ。
「とりあえず君たちに説明しなくてはならないな。」と士はいいあの自販機へと向かった。
「どうだった、大蜘蛛は」
「強すぎた。俺たちには全くもって倒せる気がしなかった。遇に俺も一回死んだと同様、士さんが居なければおそらく死んでいただろう」ほんとにそうだ二回も実質的に死んでいた。もし士さんが来なければほんとに死んでいた。士さんはどんな人なんだ。どんどん知りたくなってきたな。
「じゃあ、大蜘蛛、いやあの自販機の話をしようか。」