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憎しみのチップ

 いつも通り遊んでいた。今はその帰り道いつも通る道に最近よく増えてきている100円の自販機のモンスターを買った。皆も買って帰る。


 その自販機が人知れずなくなっていた。どうやら新しい自販機を作るようだ。今日はその自販機ができたと聞いたので僕は部活を休み、その自販機へと足を運んだ。もしかしたら80円くらいの自販機でもできたのかなと思いながら歩いていた。正直100円自販機のまんまであってくれと思っていた。


 俺が小学生から使って、今では遊びの友にもなっている。なくなってほしくないという思いが届いたのか、一つ自販機が消えてしまったが、もう一つの自販機は撤去されずにいた。嬉しい反面撤去された自販機の場所には、なんとお菓子を売っている自販機。めちゃくちゃでかいお菓子も売っていた。というか自販機自体が一階建ての平屋くらいの大きさがあった。この道はそんなに人通りはなかったが、なぜこの自販機が作られたのか分からなかった。


 そんなことは置いといて、とりあえずこのお菓子でも買っていこうと思ったが、ばかでかいお菓子はなんと1万円もした。その他のお菓子も1000円台のお菓子が並んであった。今の所持金は200円、おそらくこの自販機の中で一番安いであろう150円のサワークリームのポテチを買った。


 こいつは俺の宿敵でもあった。だが味は毛頭うまい。150円でこの味はどこに行こうと入らないであろう。一個の自販機を潰してでも良かったと今思った。道途中でサワークリームの中は空っぽになった。普通俺くらいの年代ならイキってポイ捨てをするであろう所を俺はしない。俺は環境と命だけは大事にするいいヤツだからだ。とりあえず自販機は1台残っているので良かった。皆にも紹介しないとな。



                    〜次の日〜


 今日もイツメンの五人と遊んでいる、俺たちはいかに金を使わず遊べるかを気をつけて遊んでいる。遊ぶときに消費するお金と言ったらジュースくらいだろう。この遊び方がダサいなんていう連中もいうが思い出は金を使わずともできると俺たちは埃に思い、いつもあそんでいる。


 今日は1年生が始まり1ヶ月ということだったので、学年の遊べる人たちを呼びに呼び、山の中にあるものすごく大きい公園で遊んだ。だが俺たちはそんなに人気がなく、十数人しか集まらなかった。だがやはり友は多くても困るということで、その場は解決した。


 そうこうしている間に6時までになっていた。結構遅くまで遊んでいた。だが俺たちはチャリンコの速さは伊達ではない。皆が思う3倍の速さで漕げる。なんならそこらへん車なら余裕で並走できるだろう。おっとここまでは自慢話だけになってしまう。門限の7時までに間に合わせるため、今日も爆走しながら帰った。他の皆は俺たちについてこれず道に迷っていたようだ。だが俺たち五人は違う。早すぎでもう自販機のところまでついていた。


 自販機から皆の家は比較的に近いのでもちろん自販機でジュースを買った。皆はジュースを買ったが、俺だけはもちろんあのサワークリームを買った。やはりうまい。何回食べても飽きない味、そして俺たちは帰ろうとした。だが、俺の食っていたポテチが爆破した。そこからはあまり覚えてはいないが、どうやら急にバケモンが出てきたようだ。

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