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episode THREE
「は・・・いやいやいや、待て待て待て!」
半ばパニックになりながらも、脱出を試みようと扉に駆け寄るリト。
「くそっ、開かないぞ・・・!なんだこれ・・・!」
ガシャガシャと大きな音を立てながら乱暴に扉をゆする。
「リトくん、それ・・・スライドタイプだよ?」
「んなこと知ってるわ!でも開かねぇんだよ!」
「またまたそんなこと言って・・・リトくんが不器用なだけでしょ」
リトをからかうようにそういうと、
落ち着いた足取りで扉に近づき、手をかける。
「ほら、簡単に・・・」
来た時と同じように開けようとする少女だが、扉はピクリとも動かない。
「あ、あれ・・・?」
「だから言ったじゃねーか!」
「ほんとだ・・・なんで・・・」
正方形のガラスが扉の動きに合わせて大きな音を立てる。
「な、なぁ・・・やっぱりこれって―――」
「幽霊様の仕業?!」
この物語はフィクションです。




