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episode ONE
「ジュンナ、おはよ」
ガラガラと立て付けの悪い扉を軽快に開き、外から愉快な声が入ってきた。
「今日も事務所で寝たの?夏休みだからって毎日のように事務所で寝泊まりして……風邪ひいても僕知らないよー?」
――――――昔の夢を見た気がした。
わたしが初めて見つけた、光り輝く世界。
今はもうない、幻想郷。
「ジュンナ?」
思わずハッとして、思わず取り繕う。
「何?」
彼は優しく笑った。まるでわたしが考えていたことを理解しているかのように。
「今日はいいことが起きそうだ」
「・・・そう。」
「さ、今日はお客さんが来るんだ。おめかししておいで」
「・・・うん」
この物語はフィクションです。




