6 【最終話】ざまあ、してみたかったな。
そして、時は流れ・・・
「おかしい・・・」
私はリリアナ・クローツェル。
公爵令嬢だ。
そして、転生者・・・のはずだ。
転生者のはずなんだけれど・・・
「私の知っているイベントが何も起こらないんだけど。」
記憶を取り戻した時にあれだけ恐怖した「断罪イベント」など、全く起きる気配もない。
平穏な日々が続いている。
本当に私は転生者なのか疑わしく思えてきてしまう。
世界観は、間違いなく前世の私がやっていた乙女ゲームだ。
しかし、私の知っているシナリオとは全く違ったものとなっている。
そもそも、攻略対象者が誰も王都に残っていない。
皆、それぞれの理由で没落してしまっていた。
元王太子でさえ、王族の資格を失い、前線に送られてしまった。
「何が何だかさっぱりわからないわ。」
ただ、こんな平穏な日々だからこそ、少しだけ想像してしまう。
ざまあ、してみたかったな。
【完結】兄妹そろって断罪中のヒロインの中に入ってしまったのだが
【完結】兄妹そろって断罪されている息子を見守る王様の中に入ってしまったのだが
【完結】ざまあ、してみたかった
【完結】ざまあ、してみたかったな2
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