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犬の駅長

作者:cassisband
(二十年前)
 ある朝、健治は駅構内を走っていた。故意ではなかったが、女性を突き飛ばしてしまう。急いでいたので、その場から立ち去ってしまった。しかし、突き飛ばした相手が、妊婦だったのではないかと心配になってくる。
 一方、突き飛ばされた真野貴子は、病院のベッドの上にいた。足に怪我をしただけで、母子共に無事であった。そこに刑事が捜査に訪れた。
 捜査は進展しない。そこに一人の目撃者が名乗り出てきた。目撃者の谷本ゆかりの証言から、捜査の糸口を掴む警察。

(二十年前)
 家で家族に煙たがられている山岸は、仕事も以前のような情熱がない。だが、営業の外回りだけは好きだった。
 営業先の皆川という女性が妊娠したという。その女性と話をしていて、かつての自分を思い出す。
(現在)
 皆川沙織は、就職活動がうまくいかず、悶々とした日々を過ごしていた。何となく立ち寄った「就職部」で、ある職員に出会う。
 そこで「犬の駅長」の話をされるのだった・・・・・・。


プロローグ
2020/04/19 20:58
第一章 1.
2020/04/27 14:21
第一章 2.
2020/04/28 08:12
第一章 3.
2020/05/02 08:48
第一章 4.
2020/05/09 08:23
第二章 1.
2020/05/16 09:56
第二章 2.
2020/06/13 10:37
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