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剣とチートと魔砲とサイボーグ  作者: 犬朗。
ACT,1 異世界×サイボーグ=波乱の幕開け
8/30

EP7 ギルドに入る

CAP●OMヘリは墜落する。テストに出るから覚えておくように。

俺は明日から、旅に出る。このことは女王と今からくる人しか知らない。

今から来る人とは女王の言っていた”同行者"(意地でも同行させないけどね!!)である。

まだどんな人が来るかわからない。


「軍資金はこれだけか・・・」


手に持った袋の中には金貨が100枚。

ちなみにこの世界の通貨は共通で、金、銀、銅の3種類。

価値は、金>銀>銅の順で、銅100枚で銀1枚、銀100枚で金1枚といった感じである。


つまるところ、現在金銭的にはそれなりに余裕があるということになる。

とりあえず街で必要なものを買ってから旅に出ることになるな・・・。

夜明けに出よう。


〈ご主人の場合世界地図は要りませんね〉


あぁ。地図なら頭の中にある。


〈それ便利ですよねぇ〉


ちなみに定期的にオートでアップデートされる。(詳細マップの更新はマニュアル)


これでこの世界じゃ絶対迷わん。


コンコン


「お、来たか?どうぞ~」


ドアを開けて入ってきたのは一言で言うと、美女。

服装を見る限りメイドさんとかいうあれだろう。


「おはようございます。今後同行させていただきます。クレア・サンタナと申します」


何度も言うが実際には同行させる気などない。何故ならこの旅は恐らく非常に危険になりそうだから。

一人で行ったほうが安全と今までの経験から踏んでいる。

だが社交辞令なので自己紹介をしておく。


「相良 真です。相良がファミリーネーム、真が名前」


そして朝食を食べた後・・・


「では、この世界で旅をするの必要なものを買いに行きましょう」


「買うといっても何を買うんですか?地図は持ってるし・・・」


「地図持ってるんですか・・・。なら、テントとあと・・・」


「あ、それと身分証明書とか欲しいです」


「あ!そうですね。だったら、ギルドに登録しに行きましょう。私はもう登録してあるのであなたの分だけ」


ギルド、と聞いて俺が連想できるのは某作中でヘリを落としまくることに定評のあるあのゲーム企業・・・

の狩猟ゲームシリーズ。

あえて名前は伏せておこう。消されるかもしれない。


そして・・・


「さて、買うもん買ったわけですしギルドに行きましょう」


それにしても街の建物はやっぱり木造か・・・


火事になったらやばそうだ。


そんなこんなでギルド到着


ギルドは石作のビルのような建物。一言で表すと、みごとな豆腐建築。


灰色の四角。どこの3D建築FPS(?)だ。


中に入ると、まず目に入ったのは大柄の男。鎧のようなものを着ている。


目が合った。一瞬ニヤッとしながらこっちへ来て道をふさいだ。


「よぉニィちゃん。ギルドに登録しに来たのか?」


「はい。すいませんけど通りたいので退いてもらえませんか?」


そのやり取りを周りの人が見た瞬間「また新人イビリか・・・」なんて声が聞こえてきた。


「そうか。登録しに来たのか。だったら俺がテストしてやるから表にでな」


「はぁ・・・」


面倒だ。3秒で片付けよう。


「さて。じゃ、俺を倒してみろ。おい、そこのお前。審判やれ」


その男に睨まれてヒッと声を上げた少年が審判のようだ。


「で、では・・・始め!!」


声と同時に府所に飛び込み、ボディブロー。

この瞬間、サドンイン●クトのようなことをして、大男を吹っ飛ばした。その間一秒。


「へ?」


吹っ飛ばされた瞬間、大男は何が起こったのか理解していないらしいのか受身を取らずにそのまま壁に激突。


「・・・やりすぎたか・・・?」


〈ああいうのにはやりすぎが丁度良いんですよ〉

そういうものか・・・?ならいいんだが・・・。


大男は壁に刺さったまま伸びている。


何が起こったか把握した野次馬から歓声が聞こえてきた。


「お前すげぇな!!あのゴーダスを一撃で吹っ飛ばすなんてよ!!」


なんて肩を叩きながら男が声をかけてきた。

ゴーダスっていうのかあの大男。有名なのかな。


さて。登録しねぇと。今日は忙しいぞ~。


そして、


ギルドの中ではちょっとした有名人になってました。

そりゃ入口で大男一人吹っ飛ばしゃこうなるわな。


人混みをかき分け奥にあるカウンターへ。


「いらっしゃいませ。さっきゴーダスを吹っ飛ばした人ですよね?」


「ギルドに登録したいのですが」


「では、この紙に必要事項を記入してください」


そして・・・


「書きました」


「はい。ではトーラスという名前で登録させていただきますね。カードをお作りしますのでしばらくお待ちください」


しかし、考えてみるとあの男はそんなに強いのか?

そう思ったのには理由がある。なぜならあの大男・・・ゴーダスはその体を生かしきれておらず、

しかも戦闘の基本ともいえる防御行動がまるでなってなかった。

大体が普段から戦闘慣れしているはずの冒険者にしては動きが鈍いにも程がある。

あの程度の動きも見切れないとは・・・。

あれぞ見掛け倒しの風船野郎というやつだろう。


〈それ違うと思います!おかしいのはご主人です!!〉


・・・俺の何がおかしい!


〈基本能力から何から何まで全てにおいて!!!〉


うん知ってる。だから何?


なんて精霊と会話していると・・・


「カード出来ましたよ。今後ともよろしくお願いします。トーラスさん」


こうして、俺の冒険者としての生活が始まった。


「あと、登録料として、銅貨12枚です」


「あっはい」


世知辛い世の中だ。



TO BE CONTINUED  ⇒

クレアさんは一発キャラになる予定です。おそらく今後一切お話に絡んでくることはないでしょう。おぉ、あわれあわれ。

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