記憶…
医「記憶喪失ですね…しかし話す時は大阪弁なので記憶の奥には何か残っているようです。」
健也は駆け付けたみさとの両親と医師の話を聞いていた。
両親「ありがとうございました。」
両親はみさとの所へ行き、健也は昨日から病院に泊まっていたのでとりあえず家に帰ることとなった。
両親もみさとにいろいろ話して聞かせた。
だがみさとは思い出す気配はなかった。
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それから毎日健也はみさとに思い出を話した。
みさとは思い出すことはなくても笑顔で話を聞いていた。
健「それでね…みさと、ちゃんと聞いてるの?」
みさとがずっと笑顔だったのが気になって健也はそう言った。
み「聞いてるよ。」
健「何がそんなにおかしいの?」
み「なんか健也くんの話聞いてると懐かしいような安心するような感じがするから…」
健「そっか。あっ健也でいいよ。『くん』付けで呼ばれると違う人みたいだし…」
健也は嬉しかった。
何か思い出しかけているのかもしれない…
コンコンッ
健「はい。」
健也はドアを開けた。
そこには知らない男の子が立っていた。
年はみさとと健也と同じぐらい、身長は175ぐらいかそれ以上だろうか。
天然パーマが印象的だった。