機械音…
遅れてしまい…すみませんでしたm(_ _)mっつ
健也はいつも通りみさとの病院へ向かっていた。
途中、健也はふと立ち止まった。
そこにあったのはケーキ屋さんだった。
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「このチョコレートケーキ美味しいなぁ!」
「このチーズケーキも美味しいよ!」
「ほんまや!」
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健也の頭に浮かんだのはいつかの二人。
健也の足は自然にその店へ向かっていた。
健「チョコレートケーキとチーズケーキ1つずつ下さい。」
店「2点で760円です。」
健也はケーキを二つ買い、みさとの病室の近くまで来た。
ガラガラガラ
「…………を早く!」
「心肺停止状態です!」
「今用意してます!」
「呼吸戻りました!」
健也は医者と看護士が行き来している部屋を見た。
『坂元みさと』
ドサッ
「みさと…みさと…………!?」
健也は目の前に広がっている光景を信じたくなかった。
たくさんの機械に囲まれ何本もの管を繋がれたみさと。
その小さな顔は大きな透明なマスクに覆われている。
聞こえてくる音は無機質な機械音とマスクから漏れる音のみ。
ピッピッピッピッ…………
スー…スー…
その後二人が会話を交わすことはなかった…………