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第一話

------視界が真っ暗に・・・


------あっけないものなんだな・・・


------まあ、家族もいないし・・・


------仲の良い奴も聖二ぐらいだし・・・


------もっと遊びたかったな・・・聖二と・・・


------そのくらいかな・・・心残りは・・・


------死んだら、真っ暗で何も無いところなんだな・・・


------一人ぼっちで・・・


------来世があるなら・・・


------ナマケモノがいいな・・・


------楽そうだし・・・


------死者の世界みたいなのは無いんだな・・・


------とりあえず・・・


------寝るか・・・


------やることないし・・・


------ZZZZZ・・・ZZZZZ・・・


------・・・・・・・・・・・・


------『・・!・・・!』・・・


------『お・!・・ろ!』・・・


------ん?・・・なんだろ?・・・


------『おい!お・ろ!』・・・


------誰かな?・・・神様にでも呼ばれたかな?・・・おろって?


------『おい!起きろ!』・・・


------あぁ~・・・起きろか・・・


------『おい!起きろ!』・・・


------起きろって言われても・・・俺、起きてるし・・・


------『ったく・・・しょうがない・・・』・・・


------何がしょうがないんだよ・・・俺、悪くないよ・・・


------『エナジー・サンダー!』・・・


------何、その雷系の魔法っぽい名まビビビビビビビビ・・・





「うっうぅ・・・」


 真っ白い天井が見える・・・。


 ガバッと体制を起こす。何処かの研究所だろうか?隣には聖二が眠っている。


「やっと。起きたか。魔法まで使わせおって・・・」


 声の主は白衣を着た、黒髪で肌は健康的な褐色をした美女だった。


「此処は・・・?俺は死んだのでは・・・?」


「まず、後者から、お前達は死んだのではなく召喚されただけだ」


「召喚?」


「ああ、私達が研究している召喚魔法の実験でお前達は召喚された」


「・・・?」


「まぁ、無理も無い、あんな腕に追いかけ回されたのだから・・・そして、前者」


「はい、此処は何処っスか?」


「此処は日本だ」


「え?」


 少なくても俺の知っている日本・・・と、いうか世界には魔法なんていうものはないんデスケド。


「言葉足らずですまない・・・此処は君達からみれば異世界の日本なんだ」


 異世界か、そ~ゆ~ことね、ふ~ん。


「随分と落ち着いているじゃないか」


「いや、俺、家族いないし、大切な人っていうか親友っていうかそーゆー奴はこいつしかいないし、

 割と大丈夫なんスよ」


 聖二を指差しながら言った。


「それで、あんたはなんなんスか?」


「私か?私は日本魔法研究所所長 大谷ナルコだ」


「大谷さん」


「ナルコでいい」


「じゃあ、ナルコさん、俺達はこれからどうなるんスか?」


「まず、君達が召喚されたことは国家機密だ」


「じゃあ、俺達は此処から出られないんスか?」


「そういうわけではない。『召喚』といことが国家機密だ。

 ・・・そして君達には今から一週間、魔力、体力、健康状態などの検査と

 魔法についての勉強をしてもらう」


「検査は分かるんスけど・・・なんで魔法についての勉強を?」


 正直、魔法についての勉強はしてみたい・・・でも何故?


「それは、一週間後、君達には年相応の生活をしてもらうためだ、要は君達を学校に入れると

 いうことだ」


「検査終わったら、『この国のために戦えぇぇぇ!!』とかじゃないんスね」


「この国は戦争をしてないからな、あと、学費、生活費諸々は国が負担する」


「ありがたいっス」


「住む場所は君達が通うこととなる『国立第一魔法学校』を中心とした町の町はずれだ」


「なんで、そこまでしてくれるんスか?」


「・・・この国の首相が


 『私達がその人達を勝手に召喚してしまったのだから、これくらいしなきゃ悪いでしょ』


 って言うから」


 首相、グッジョブ!


「最後の質問、いいスか?」


「ん、なんだ」


「なんで、俺は電撃喰らって起こされたのに、こいつは起こさないんスか?」


「あぁ、それは・・・あとで隣の部屋に連れ込んで、ゆっくり、時間をかけて楽し・・・

 起こそうと思っていたんだ」


 この人、楽しむって言いかけたよね今。


 百歩譲って聖二で楽しむのは良いとしよう。


 俺よりも聖二が美形なのも分かってるし、良しとしよう。


 待遇に差があるのも認めよう。


 しかし、その『差』の大きさにも限度があるってもんだろ。


 電撃喰らったんだぜ。


 下手したら死んじゃうぜ。


 仕返ししても良いよね俺。


「どうした?怖い顔して」


 なんでこんな顔してるか気づいてねぇ、この女。


「フフフッ、ナ~ル~コ~さ~ん、喰らえ軽い復讐!」


 そう言って、俺は聖二を起こし始めた。


「おい!聖二!起きろ!起きろ!起きろぉぉぉぉ!」


「やめてくれ!私の楽しみが!」


 ナルコさんは止めに入る、が!


「う~ん・・・涼平、此処は何処だ?。」


「わぁ~ん・・・私の・・・楽しみがぁ・・・」


 うお?!マジ泣きしてやがる、よっぽど男に恵まれないようだ・・・

誤字脱字があるかもしれません・・・


こんな駄文ですがお願いします・・・。

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