あたし専用の椅子
敵は50人。武器を所持していて、約3日で魔族の地にやってくる。そして祝福の森が戦場になる前に小隊を全滅させたい。
なら_
「あたしたちから攻撃を仕掛けよう。先陣はエルフ族や天使族の遠距離攻撃から。敵に気づかれたら、あたしを含めて近距離攻撃ができる魔族たちが戦う。吸血鬼族とケンタウロス族はサポートを。万が一に備えて、リッチ族とデュラハン族から三名ずつここを守ってもらう。戦えないものは全員、あたしの屋敷で待機する。決行は2日後。………異議はある?」
「異議はないよ。サポートは任せといて♡」
吸血鬼族代表のヴァネッサがウインクをする。
「僕もないよ」
エルフ族代表のセリスが静かに頷く。
「わ、わたしもありません」
天使族代表のメルファが胸の前で手を握りしめる。
「異議なんてねぇよ」
悪魔代表のドルバが鼻で笑う。
「陛下の仰せのままに」
リッチ族代表のザラヴェが左胸に手を当てる。
「承知した」
ケンタウロス族のドトノアが力強く言う。
「この地は必ず守ろう」
デュラハン族代表のガラハドが誓う。
「我々は魔王様のお言葉に従います」
ドラゴニュート族代表のドレイクが深く頭を下げた。
「クレオス」
あたしは後ろにいる側近を呼んだ。
「何でしょう、リリス様」
「全魔族に報告してきて。それと、カリナはこの屋敷の掃除をして。隅から隅までね」
「「かしこまりました」」
「…じゃあみんな、今日は解散。集まってくれてありがとう。ヴァネッサも偵察から帰ってすぐだったのに来てくれてありがとう」
「そんな事言われたら興奮しちゃうな♡」
「じゃあもう言わない」
「そんなぁ」
肩を落として出ていったヴァネッサに続いて、みんなが部屋から出ていった。
「…………」
あたしは部屋の窓際に置かれた椅子の前に立った。
『見ろ、リリス専用の椅子だぞ!』
『まあ素敵ね。リリにピッタリだわ』
『気に入ったかい?』
『うん!ありがとうパパ、ママ!』
「…パパ。ママ………」
元気にしてるかな?死んじゃったら何処に行くのかな?あったかい場所で、あたしを待っててほしいな。
すみません!
インフルになってしまったので投稿するのに時間が空いてしまいました(´;ω;`)




