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スペースオペラって何だっけ?【仮】  作者: 吉高 都司


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 -7中編

 要塞攻撃。の少し前、実しやかに、帝国星域と枢軸星域が手を組むことが噂されていて、そこに傭兵集団の近衛団が加わり、一つの自由連合と名を改め一つの一大勢力となった、その裏では、近衛団が各星域の跳ね返りや、革命家を束ね、それを帝国、枢軸に売り込み中央に潜り込むことに成功し帝国、枢軸からすれば、難なく兵力が増強されるし、利害一致と言ったところだ。

 そこで、今回連盟星域、同盟星域の主戦力の傭兵集団の協議会を潰し、あとはゆっくり連盟、同盟を料理して行く。

 財団や、財閥はこの1000年続いている戦の各種条約等を取りまとめるような一時の力はもうない、その力が無くなったせいで、枢軸や、帝国、近衛が、力を蓄えてきたという。


 だから、以前補給線を潰したりしていたのはこのせいでもあったのか。


 それに、興味深いものがある、と旧家臣は言った。

 全星系に発信された、自由連合の結成、署名式の皇帝元帥の演説だった。

 要約すると。




 新型兵器、新型の次空振動弾を開発していた、連盟星系、同盟星系の血に飢えた下劣な協議会の輩は。

 我々、枢軸、帝国、そして、多大な力となった、近衛兵団、この三者が新たな力の勢力となり、自由連合として我々が成敗した。

 正義は我にあるのだ、我が旗の元に集え、さすれば、自由を保障しよう。憎き連盟と同盟、それに連なる下劣な協議会以下戦争の犬たちよ、はらわたをまき散らし、血反吐を吐くのだ。

 我々は、民草の自由の為に命を捧げよう。




 そこまで聞いて、情勢は、絶望的に不利であることは明白であった。

 つまり、俺達は、罠に嵌められたのか。自由連合とやらに。


 そこで、だ。

 と、その家臣は、つづけた。


 控えていた、執事に、目配せをすると入れ違いに。バラバラと、手に得物を持った、武装した兵士と共に軍服を着た者、そして、役人が数人入ってきた。

 是非、貴殿たちの力を借りたいのだ。と続けた。


 この星系国家も別の勢力から、侵略とまではいかないが度々侵攻してくる。

 来るのは、ならず者たち、野盗といっていい。それらが度々やって来ては破壊と略奪を繰り返す、その都度、撃退しているが我々にも限界がある。

 牧歌的と思われたのは、再建するにも手が付けられない、応急に自然に任せているところが多数あるからだろう。

 しかも、あの新兵器の一件から、微妙にパワーバランスが崩れ、内に外に今まで、潜在的なイザコザが、具現化しだした。

 そこで、外患を何とかしていただけないだろうか。と、言うものだった。


 この星には、軍勢力があったが、正規軍は、そのほとんどを、中央に差し出さなければならなかった。

 今は自由連合だが。

 自警団レベルでしか、残っていない、そこを付かれ、野盗共が、頻繁に襲って来る。中央に戦力を返してくれと頼むも、弱小の星の言うことなど黙殺。

 結果、頻繁に回数は増え居座るようになった。


 当然、無料ではなく、と。

 代わりに物資の支給や、補充修理など十分保証する、そして。


 正面に差し示した、モニターには、先の自由連合と呼ばれることになった、そこが発行する、指名手配書が映し出された、それは協議会に連なる者、これらの残党を見つけ次第差し出すように、と言うものだった。

 その映像を見せ、旧家臣は無言で我々の次の言葉を待っていた。


 つまり、残党狩りとして、訳の分からない自由連合に差し出すより、我々にその外患、野盗とやらを駆逐させる方が、より合理的と言ったところか。


 用心棒、傭兵を頼むにも、経済的に内政的に困窮しているこの星には、その力がない。

 いいように、蹂躙に任せてしまう。

 それならば、百戦錬磨の傭兵が、理由はどうあれ来てくれた。

 加えて、旧知の家臣と家来。

 律儀に差し出したところで、代わりの軍隊なり兵力を差し向けてくれる保証はない。だとすれば、渡りに船、この傭兵を利用しない手はない。

 と、言ったところだろう。


 今は、流れに任せるよりほかはないか、と。

 隣で、薙刀を抱えギュッと唇を噛んでいる侍女の横顔を見ながら、そう思った。


いつも、読んでいただき有難うございます。感謝いたします。

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