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斎藤真紀の判決そして

主文・・・


裁判官が坦々と判決文を読み上げる中、未だ私は混乱の極地に居た。

ただ人が死ぬところを見たかっただけ

どおやったら人の心は壊れるか

心が壊れた人はその後どおなるか

見たかっただけ

目を付けた3人は宮下伸二・脇坂メイ・佐藤美穂の3人

伸二とメイはロリ趣味の連中の性処理係をさせたら勝手に壊れたので自殺する様に誘導して殺した後で手持ち無沙汰になってしまったので3人目を捕まえて性奴隷にして操った

理由は美穂なら操りやすいと思ったから。

当時のセフレだった明夫をけしかけて恋人関係にしてその後、心を壊して殺すつもりだったのだけど、直前に邪魔された。

この時点で諦めたらこんなことにはならなかったのかな…

でも、私には諦めると言う言葉はなかった。

私は明夫を煽って美穂を襲わせてそれをネタに性奴隷化したのと同時に美穂が付き合っていた彼氏にはちょっと腹黒いけど美穂より可愛い娘を紹介して追い払い、孤立させて心を壊して行った。

心を壊す過程で優しく接して私に依存する様に仕向けて最後は殺そうと思ったのだけど、殺すのは私の意に反すると言うかしたくなかったからこう言ったの


「美穂が自殺してくれたら私達は永遠の親友だよ」


ってね

首吊りは一人目で見たし二人目は電車と言うより貨物列車に飛び込みさせたから美穂は飛び降りをさせようと思ったの。

何故かと言うと、落下して来る人間が地面と打つかった時にどんな現象が起きるか

それを見たかったから。

途中、妙なことがあったけど、見たいものは見れたよ


実に呆気なくそして最高にグロい


それが私の感想であり、3人のことは死んでくれてありがとう私の為に死ねたのだから本望でしょ?としか思っていなかった。

まぁ、明夫は性奴隷が居なくなって残念がっていたようだったけど、また作れば良い話だったからね。

そんな中、パパから海外へ行けと言わて私はキレた挙げ句にパパを刺した。

パパは私を庇おうとしただけなのは解るのだけど、何で海外なの?私はこの街が好きだから何処にも行きたくないのに…

逮捕された私が取り調べを受けている最中に取り調べをしていた担当官から明夫と幸一が自首したと言われたけど、レ◯プしたのだから当然よね?私は悪くない

だって私は死ねと言っただけだよ?

3人が死んだのは結果に過ぎないじゃない

然し、私のやった事は極悪卑劣な行為だと判断され実刑判決を受けてしまった。

勿論、意味が解らなかったので即日控訴したのだけど二審も敗訴。

尚も納得出来なかった私は3度目の正直を狙って控訴した。

その期間中に明夫が自殺したと連絡が入った。

どおやら今までの悪事が周囲にバレて総スカン状態へとなり、挙句の果ては極悪非道のレ◯プ魔としてネット上で叩かれたことで漸くことの重大さを理解したのか美穂と美穂の家族への謝罪文と私への恨み節を書き留めた遺書を残して美穂が飛び降りたマンションで飛び降りたみたい。

幸一はと言うと、周囲の人間から罵倒や嫌がらせを受けて重度の鬱病を発症したみたいで精神病院に放り込まれたみたいだ。

裁判にかけられ実刑判決を受けて控訴していたらしいけど現状が現状だけに治療に専念させているようね。

弁護士が言うことには刑務所行きは間違いはないのだそう。


そして今日…


結果から言うと3度目の正直ならずでこの時点で二十歳を超えていた私は刑務所に入ることになった。

私の言い分は聞き入れて貰えなかったよ。

弁護士の言うことには、死刑判決が出てもおかしくはなかったからコレからは心を入れ替えて刑期を全うしてくださいと言われてしまったわ。

その時だけは素直にハイと返事をしたのだけど、この期に及んでも人を殺すことが悪いことだなんて理解出来ないししたくないけど、これ以上抗えないので従うしかない。

こうして刑務所入りした私は私の言葉で勝手に死んだ美穂を恨んだまま刑期を全うしたの。

パパもまた、殺人を筆頭に数々の悪事が露呈して実刑判決を受けて刑務所に入ったのだけど、糖尿病が悪化して獄中死したとのこと。

元々重症だったしね。

パパの死に対して悲しいとも思わなかったし私を海外へ行かそうとした罰だとしか思わなかったよ。

ママは事件の後直ぐにパパと離婚して私と絶縁宣言したし、何処か遠い場所へと引っ越ししたとのことだから何も解らない。

私が死刑にならなかった理由…

これには大きなカラクリがあったの


………

……



レイ「救いようがない程のク◯女だったとはな」


真智子「黒尾に操られていた以前の問題だったんじゃない?この分だと出所しても何も変わってないわよ?」


レイ「D◯Nやサイ◯パスみたいな言葉では片付けられないよな…言うなれば…スーパー最悪さいあくじんと言ったことろか?」


真智子「スーパー最悪人って…それ…言い過ぎ…ってこともないか…で?どおするの?」


レイ「決まってんじゃん…

被害者の会を結成させて復讐させてやるのよ」


真智子「はぁ!?」


レイ「意味わかんない的な表情頂きました!」


真智子「ちゃかさないでよ…もう…本当に意味わかんないから…」


レイと真智子が話題にしているのは真紀と真紀の被害者のことだ。

知ったレイが現状を把握するべく真紀の守護霊を呼び出して事の経緯を聞き出したところ、開いた口が塞がらないと言ったところだ。

それでも未だ自殺を繰り返す3人の被害者を救いたいと言う気持ちは変わらない。

問題は、どおやって被害者を覚醒させるかなんだけど、いつの間にか佐藤美穂の横にお仲間さんが出来ていた。


「アイツは…」


浅岡明夫だ!

美穂の記憶にあったアイツだ…間違いない…

いつの間に…

なんて考えながら記憶を覗いたら事件事件で飛び回っている時に飛んだみたいね。

まぁ、家族が記事を止めたのだろうから新聞にも載らなかったから解らなくて当たり前です

まぁ、こっちは自業自得なんだから無視で良いよね

ごめんなさいを連呼しながら飛んでいるしさ


そんな中、レイは必死に美穂の魂に呼びかけていたよ。


「気が付いたか?」


暫く呼びかけて漸く正気に戻った美穂は私達を確認した途端、怯えた表情になり


「何で死ねてないの?このままじゃぁ真紀ちゃんに嫌われる!嫌われたら美穂は…イヤ

ぁ〜〜〜〜〜!!!」


もうね…本当に絶叫だったよ。

まぁ、自分で気付く前に覚醒させられてしまったから仕方がないけど、死んで尚も真紀に執着しているなんてどんだけって感じよ。

そんな美穂を結界で包み風龍神社の祠の前に持っていったの。


「開放してよ!死なないと…死なないと…真紀ちゃんに嫌われる…美穂は死なないといけないの!」


もうね…終始こんな状態だから本当に嫌になっちゃう…コレ…お互いに生きている状態なら「じゃあ好きにしたら?」って突き放しているところよ。

騒ぎを聞きつけて何事かと押取刀で駆け付けた緑発様も「煩くて敵わんから早く何とかするじゃもん」とか言っているし。

緑発様の言いたいことも解るのだけど、何をやっても効果なしなのよ。

もう、いっそのこと元の場所へ戻して気の済むまで自殺させてあげたほうが良いのではないかな?とか考え始めた時…


バゴン!!


何時ものスパコーンではなく間違いなく大ダメージ入ったでしょソレ的な強烈な音と共に美穂が吹き飛び壁に激突した。

ちょっとレイ!強化も何もされていない無垢な魂にそんな強烈な一撃を喰らわしたらどおなるかくらい解ってるよね!?

ハリセンを握り、四番バッターなみのスイングで美穂の魂をカッ飛ばしたレイに思わず抗議してしまった私にハリセンを渡して


「派手な音の割には殆どダメージ入ってないから大丈夫だ」


と言い放ち、衝撃で壁に貼り付いた美穂の魂をまるでポスターを剥がすかのようにペリペリと剥がして頭の部分に手を当て


喝!!!


気合と共に霊気と欠片を注入した途端、美穂の魂を覆っていた黒い想念が浄化されて行く。

美穂の魂は黒い想念で覆われていて、触るな危険状態だったのね。

レイと私なら何とかなるのだけど、それでも念には念を入れて結界に閉じ込めてこの場に連れて来たってのが本当のところ。

で、この黒い想念の正体は真紀の想念だったの。

真紀の想念が美穂の魂に「美穂が死んだら私達は永遠の親友だよ。死なないと絶交だよ」と、常に語りかけていて、そこから抜け出せない状態だったのよ。


「よう!目覚めの気分はどおだい?」


シッカリと浄化が終わり、少しして正気に戻った美穂に話しかけるレイに驚きはしているものの、ここは何処?私は誰?状態の美穂にこれまでの経緯を私が説明したのだけど、信じないの一点張りで取り付く島もない。

恐らくは生前の思考と行動パターンが現実を受け入れるのを拒否しているのだろうけど、受け入れて貰わなければ先へも進めない。


「・・・こい!!」


鬼の形相で美穂の首根っこをひっ掴み引きずって出て行こうとするレイにコレってデジャヴ?とか思ったのだけど、私に「ゆう子と共に他の被害者を探してくれ」と言い残して行ったので冷静なのがせめてもの救いかな。

まぁ、ゆう子と共に他の被害者をとか言っていたけど情報は皆無だよ?

ゆう子が調べてくれていると言うことかな


ゆう子は何処にいるのかな?



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