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第拾壱ノ巻 迫る日暮れと各々の思惑

砕けたアスファルトやコンクリートが散乱する場に堂々と立つ一人の女性。

後悔と怒りがにじむ表情を向ける先には、ばつの悪そうにしている様子の巽風と宵坎がいる。

女性はしばらく巽風と宵坎の様子を見ていたが、咲の肩を借りて何とか立っている昌享に目を向けると歩み寄った。


「大丈夫か昌享?」


「……う、うん……」


昌享は術の行使で疲れていながらも、女性に対し何とかうなずく。

彼女は八卦神将の一柱『離蓮りれん』。

離蓮と共にすごした時間はそれほど多くはないが、昌享の信頼の厚い神将の一人である。

一方、つらそうに答えるあるじの姿に離蓮は悔やんでいる様子で、そっと昌享の首元に手を当てた。


「少し、我慢しろよ」


「……ッ!!」


「何を?」と昌享が聞くよりも早く、離蓮が手を当てた位置に痛みが走った。

しかし、その痛みは一瞬で、術の行使により先ほどから重かった体が、軽くなった気がした。

そして、不思議がる昌享をよそに離蓮はうっすらと笑みを浮かべている。

離蓮はしばらく昌享の様子を見ていたが、大丈夫だと判断したのか表情を引き締め、先ほどからじっと立っている二人の同胞へと目を向ける。


「話は後で、じっくりと聴かせてもらうからな」


離蓮の声に、先ほどまで争っていた二人はおとなしくうなずくと、巽風が昌享達を家に帰すために少しずつ風を操り始めた。

今回は風での移動になれていない咲も一緒という事で、巽風はいつも以上に風を慎重に扱っているようである。

そんな巽風の様子を興味深そうに咲は宵坎と共に見ている。

そして、昌享は少しずつ纏まって行く風の気配を感じながら離蓮に礼を言った。


「ありがとう、離蓮」


正直な話、離蓮が来なければ結界が壊れ、少なからず街に被害が出ただろう。

しかし、離蓮は昌享の礼の言葉に首を振った。


「礼ならソウに言ってくれ」


「え?」


驚く昌享を横目に、離蓮はおもむろに空を見上げた。

どうやら、ここに自身を運んできてくれた存在はすでに帰ったらしい。

何もいない空を見ながら、離蓮はここの車での事を思い返した。




傾いた夕日が西の山に隠れゆくのを、屋根の上に腰を下ろした離蓮は、嬉しそうにジッと見ていた。


「やはり夕日はいいな」


誰に対してと言うわけではないが、離蓮の口からそのような言葉がもれる。

暇さえあればいつでも太陽や月を見ている離蓮にとって沈む太陽は、一日の役目を終えて休みにつくように感じていた。

飽きることなく太陽を見ていた離蓮はふと視線を庭へと移す。

すると見下ろす庭先に、ただ人には感じられない雷鳴と共に震電が姿を現した。


「どうした震電」


姿を現したと同時に声を掛けられた震電は、屋根の上に腰をおろしている離蓮を見上げる。

本来なら今頃、昌享の護衛についているはずの姿がそこに会ったので震電は驚いた表情を見せる。

離蓮は笑みを浮かべると腰を上げ、音もなく庭へと降りたった。


「昨日の話が気になってな。巽風も行きたがっていたから代わってもらった」


着地の際、少し乱れた髪を直しながら話す離蓮に対し、震電は少し複雑な表情をした。


「別に代わった事は何も言わないが……宵坎と組ませてよかったのか?」


巽風と宵坎はお互いの行いに対して何かと競争意識が強い。

もちろん普段は何も問題はなく、むしろ時としてはその競争意識が良い面として出ることもある。

しかし、二人が一度ひとたびモメだせば収拾がつくのに時間がかかってしまうのだ。

無論、震電が気にする事は離蓮も分かっていた。


「ある程度は承知の上だ。それに今のうちに何とかしておかないと、いざというときに困るだろ」


「確かにそれは、そうだが……」


震電は離蓮の言い分を聞き、納得しているつもりでもつつもどこか不安である。

そんな震電の心境を悟ってか、離蓮はまさに奥の手とも言うべき答えを出してきた。


「もし何かあれば黄坤おうこん蒼乾そうけんに報告すればいいだろ」


未だ召喚されていない同胞の名に震電は渋い表情を浮かべる。

離蓮が口にした名は八卦神将を纏める、いわば大将と副将の名である。

まだ昌享が召喚していないのでこちらの世界に来る事は無いが、震電たちは神将達が普段いる世界でなら会う事が出来る。

ちなみに離蓮は二人の次席のため、こちらの世界では彼女が代理で纏めている。

そこまで考えて震電はある事に気がついた。

もしや…………


「……それは護衛、もとより前線に出る事の出来ない腹いせか?」


本来、八卦神将内における離蓮の立ち位置は戦いの最前線、いわば切り込み隊長である。

彼女りれんはその事を非常に誇りに思っており、その位置は誰にも渡しはしないだろう。

しかし、今は代理業を優先しているため早々前線に出れず、たまの護衛の任務ですら今日のようにあきらめざるを得ない。

離蓮の次席で且つ、立ち位置では補佐に回る震電の問いに対し、離蓮はサラリと答えた。


「さぁ、どうだろうな?」


答えたその口元はわずかに笑みを浮かべているが、目は全く変わっていない。

いや、心なしか険しくなった気がする。

その様子に震電は自分の考えが当たっていたと確信した。

『間違いなく腹いせだ』と……

少しばかり気まずい雰囲気が二人の間に流れるが、二人が意識を逸らす事によってその雰囲気はなくなった。

北の方からよく知った気配が近づいて来るのを感じると、二人が立つ庭先に竜巻の様な旋風つむじかぜが巻き起こる。

二人は顔を庇うことはせず、旋風をジッと見つめているとソウが飛び出し何事もなく着地すると旋風は収まり、旋風となっていた肆辛は鳥の姿になり近くの木の枝にとまった。

ソウは前足を軽く伸ばしていると離蓮と震電の二人に気がつき首をかしげる。


「ん?今日の担当は離蓮と宵坎じゃなかったか?」


「昨日の話が気になってな、巽風に代わってもらっ……!!」


問いかけてきたソウに、離蓮は肩をすくめながら答えていたが、何かに気が付いたのか急に話を止めた。

その様子は離蓮だけではなく、肆辛を含めその場にいた全員が東の方をジッと見つめている。

すると、一瞬だけ台風時の暴風雨のような感じが肌を撫でて行った。

その感覚にソウは忌々しげに舌打ちをする。


「チッ、当たったな」


一方、震電と離蓮は大きくため息をついた。

まさか、こう早くも懸念していた事態が起こるとは……

離蓮は頭を一振りすると一歩前に出る。


「私が責任を取らないとな……」


「待て」


木に止まっている肆辛に離蓮が歩み寄ろうとするが、ソウが呼び止める。

何事かと思い振り返ろうとすると同時に、離蓮は反射的に何かを掴んで受け止めた。

そして自分の手に握られているものに対し、離蓮は顔に皺を寄せる。


「これは……」


「早速、尻拭いする事になりそうなんでな」


手に握られているものをまじまじと見る離蓮に、ソウは先ほどの気配がした東の方を眺めながら話す。

その声音はいつもの軽いものではなく真剣そのものである。


「かなりきついが……予定変更だ」


ソウの言葉を受け、離蓮は己の手に握られているソレに改めて視線を送る。

そこには金色に輝く10センチほどの一本の毛。いや、針が握られていた。


「分かった」


しばらく針を見つめていた離蓮はそう言うと震電に振り返る。

視線を送る離蓮に対し、震電は笑みを浮かべながら頷いた。

それだけで満足した離蓮は肆辛が留まる木の根元まで行くと目を閉じた。

すると肆辛は飛び上がり、再び旋風となる。

肆辛の旋風に包まれながら、離蓮は意識を東へと向ける。

あれから気配が届いていない事を考えると、どうやら昌享はかなり頑張っているようである。

しかし、昨日の事を考えるとあまり時間は無いだろう。

離蓮がそう結論付けた瞬間、旋風はそのまま東の空へと飛び立って行った。




ここに来るまでの経緯を思い出し、離蓮は軽く笑みを浮かべた。


「私が、あのタイミングでここに来る事が出来たのは、ある意味ソウのおかげだからな」


空を見上げる離蓮に倣い、昌享も空を見上げるがこれと言って何も見えない。

しかし、空は夕焼けとは別の淡い赤で覆われており、その赤はゆらゆらと炎の様に揺らめいて見える。

炎の膜とも呼べるそれは、昌享が作る空間隔離様の結界と同じ性質を持つもので、離蓮が作り出した物である。

温かくもあり、熱くもありそうなその結界を見上げていると、今まで吹いていた風の様子が変わった。

昌享は視線を巽風の方へと向けるとそこには、人が一人だけ入れそうな風の籠が出来上がっていた。


「巽風、すごいね」


その籠が出来るまで、見ていたであろう咲が、巽風に称賛の言葉を掛ける。

その言葉に巽風は少し嬉しげに胸を張るが、咲の隣にいる宵坎と目が合うとすぐに鋭くなる。

また、互いの神気が徐々に鋭くなり始め、咲の表情がこわばる。

それに気づいた昌享が止めに入ろうとした時、離蓮の神気が一気に、ぶつかり始めた神気を弾いた。

先ほどもだが、巽風と宵坎を軽くいなす離蓮に昌享は驚くと同時に、本当に自分が主としてやっていけるのだろうかと少し不安になる。

そんな昌享の気持ちを知ってか知らずか、離蓮は神気を元に戻すと咲に目をやる。


「さ、乗ってくれ」


まるで何事もなかったかの様な対応に、咲は驚きつつも巽風が風で作った籠に近づく。

風で制服のスカートが煽られるものの、咲はスカートの裾を手で押さえながら籠に入ると、咲の体が軽く宙に浮いた。

どうやら籠の中の風は穏やからしく、咲も安心して風に身を預けている。

そして、確認をした巽風が頷くと昌享も頷き離蓮に声を掛けた。


「離蓮!」


最初に頷きに答えた巽風の風が吹き荒れる中、発せられた昌享の命はしっかりと離蓮に届き、離蓮は結界を解く。

炎の膜は一瞬、膨張したかと思うと火の子となり、はじけ飛んだ。

巽風の風により空へと舞い上がる中、下を見ると火の子が触れたアスファルトやブロック塀などが直ってゆく。

自分がいつも使うものと同じ種類の結界でありながら、どこか違うその光景に目を奪われていた昌享の耳に巽風の声が入ってくる。


「ここから、飛ばすぞ!」


「たのむ!」


反射的に返した答えであったが、正面を見て昌享はその判断が正しかった事を確認出来た。

正面には今まさに、山の裾へとその姿をほとんど隠している太陽の姿があった。






「ん?」


徐々に薄暗くなってくる中、昌享の部屋の前のすのこで伏せていたソウの耳がピンと立つ。

その様子に、近くの柱に寄り掛かっていた震電が声を掛ける。


「どうした?」


「何とか間に合ったみたいだな、と……」


「そうか」


震電がそう言うと、玄関の方で門扉がガタガタと風に揺れる音がした。

どうやら、敷地内まで直接来たらしい。

そんな事を結論づけていると、昌享の部屋の庭向かいにある道場から昌朗が姿を現した。

昌朗は道場に鍵を掛けると、頬を書きながらソウと震電の元へときた。


「時間ギリギリじゃのぉ~」


「巽風と宵坎が暴れたんだ、仕方ないだろ」


震電が肩をすくませ理由を話すが、昌朗は「しかしのぉ~」と不満な様子である。

そんなやり取りをしていると、昌享達の帰宅が遅れた原因である二人の神将と、連れ戻しに言ってきた離蓮が姿を現した。


「お疲れさ~ん!」


ソウの気の抜けた出迎えに離蓮は面白そうに頷く。

その後ろでは、巽風と宵坎が俯いて立っており時々、ソウの様子をうかがっている。

そんなかすかな視線を受けつつ、ソウは見当たらない姿について質問した。


「昌享達はどうした?」


「今、遅れた理由を説明しているところだ」


離蓮がそう言うと、玄関の方から騒々しい声が流れてくる。

その様子から昌享がここに来るのには、まだ時間がかかりそうだ。

そう結論付けた離蓮は、柱に寄り掛かっていた震電へと目を向ける。

震電は離蓮の視線に気づくと頷き、玄関の方へと歩いていった。

出来るだけ主のそばに控えているのは、式神たる彼らにとっては基本中の基本である。

震電が昌享の元へ向かったのを確認すると、離蓮は先ほどから俯いている巽風と宵坎の方へと体を向け、肩越しにソウと昌朗に話しかけた。


「じゃ、私は二人を連れて行くからな」


「分かりました」


「蒼乾達によろしくな~」


昌朗は深く礼をし、ソウはここには未だに召喚されていない神将達に言伝を頼む。

離蓮が頷くと巽風と宵坎の姿が薄れ、離蓮も僅かに遅れ薄れ始める。

そして次の瞬間、3人の神将の存在感が、すっと消えた。

誰もいなくなり、しばしの沈黙が流れる。


「準備は終わったのか?」


「はい、下準備程度ですが……後は、昌享にやらせましょう」


しばしの沈黙を破った、ソウの静かな声が鋭くその場に響き、昌朗は頷きながら答える。

まるで当然の様なやり取りに、ソウは口元に笑みを浮かべる。


「文句の一つくらい言ったらどうだ?」


「ふぉ、ふぉ、ふぉ。老いた身に出来るのはこのくらいですからのぉ~」


ソウの提案に、昌朗は穏やかに笑いながら答える。

一方、その答えが来るのが分かっていたのか、ソウはフゥと息を吐く。

確かに、今の昌朗に出来る事と言えば儀式の下準備程度だろう。

本格的な準備をするとなると、今の昌朗には少々、荷が重いと言える。

いや、正しくは昌享自身。その身に負っているものが重すぎるのかもしれない。

そして、ソウは視線を自身の尾へ向けると、そのまま目を何かを考え始めたが、すぐにすのこを歩く足音が聞こえてきた。

ソウが顔をあげると、後ろに震電を引き連れた昌享が姿を現した。


「ただいま~」


昌享は疲れた様子で挨拶をすると、座って居たソウをひょいと抱き上げた。


「お帰りなさい、昌享」


「おかえり~」


その様子を見ながら昌朗も優しく挨拶に答え、昌享に抱かれた状態のソウも顔を巡らせ挨拶をする。

昌享は腰をその場に下ろすと、ソウの頭を撫でながら話しかける。


「ソウ、ありがとね」


「ん?」


いきなりの感謝の言葉にソウは首をかしげるが、昌享は頭を撫でながら話を続ける


「離蓮から聞いたよ。気付いてくれてありがとう」


「あぁ……まぁ、気にするな」


内容を理解するとソウは納得し、そっけなく返した。

今回のあれは、予想しながらも軽視していたこちらの責任である。

あれは昌享の力の云々の問題ではなく、慣れの問題なので昌享に慣れてもらおうと離蓮は考えていたのだが、予想よりも二人の行動が上を行ってしまったものなので仕方がない。

それに、離蓮を早く現場へ送れたのは、この事を予想し肆辛を結果的に貸してくれた、あいつのおかげなのだが……

色々と考えが進んでいくソウの眉間には少しばかり皺が寄り始め、それに気づいた昌享は申し訳なさそうに声を掛ける。


「でも……」


「こんなことよりもする事があるだろ」


色々と考えて行くうちにイラついてきていたソウは、癇に障ったのかビシッと庭の先にある道場を差した。


「あ……」


道場を見て思い出したのか昌享は、口を少し開けて固まった。

その後ろでは震電が息をつき、昌朗は笑顔で固まった昌享の肩を叩いた。


「これからは気をつけなさい」


昌朗はそれだけ言うと、杖をついて自室の方へと歩いていく。


「おじいちゃん!」


昌享は慌てて昌朗を呼ぶが、昌朗は振り返らず、手をひらひらと振ってそのまま自室の方へと歩いて行った。

何も言えず呆然とする昌享の腕からソウは抜け出だすと、そのまま肩へと飛び乗り尻尾で昌享の首をチクリと刺した。


「痛っ!」


先ほど、離蓮が触れた時の痛みほどではないが、昌享は思わず首元を押さえる。

ソウは肩から降りると、いたずらっぽく昌享に話しかける。


「昌朗の言う通り、これから気をつけろよ!」


「…………そうする」


長い間を置いて、昌享はあきらめたかのように口にした。

すでに見えなくなった昌朗の姿と、足もとでニヤニヤしているソウの姿を見て、昌享は今回の失態はここで決着することを決めることにしたのだ。

そして、昌享は一息つくと自室の中へと入り私服へと着替えを始めた。

その様子をソウと震電が、昌享達が帰ってくる前と同じ様に見ているが気にせず腕を動かす。

ソウと昌朗がああ言っている以上は、いつまでも後悔しているわけにもいかない、と考えた昌享は着替えを終えると、年季の入ったというよりどこか貫禄のある数冊の書物を机の上に置く。


「今回、誰を召喚するか覚えているよな」


簀で丸くなっているソウが首をのばし、いたずらっぽく話しかけてくる。

それに対し、昌享は馬鹿にするなと言わんばかりに頷く。

今回……次の朔の日に行う八卦神将の召喚の対象はすでに決まっている……いや、決められていた。

震電、巽風、離蓮、宵坎に次いで召喚する神将。


それは……


召兌しょうだ

今回は執筆中にいろいろありました(詳しくは活動報告にて)

今回の更新よりユーザー以外の方でも、感想を書くことが出来るようにしました。

感想・メッセージお待ちしております。


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