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ブックマーク、評価ありがとうございますm(_ _)m

やる気に満ち満ちて来ます!今回も新キャラが出ます。



「ふぃ〜…極楽極楽…」


 やっぱり、日本人はお風呂ですよ。お風呂に入ってその日の事を振り返る。それこそが日本人なのです。魂に刻まれた素晴らしき儀式ですね、いやまったく。


 今日は、黒曜と星空を見て、感傷に浸ったりしたけど、結論として、黒曜は無料移動手段!マジな話、凄い得ですよ。

 日本で言うなら、飛行機代電車代無料ですよ?なんてお得なんでしょう!

 

 って、神様を無料移動手段として考えてる時点で罰当たりよね。うん、けど仕方ないわね。私だし。


 まぁ、罰当たりなら、黒曜と離縁できてる筈だし、許容範囲内なんでしょう。それに、黒曜は幸せって言ってたわよね…。

 あの何もない終焉の地に、どれだけの時間、彼は一人でいたんだろう。口では何とでも言えるけど、きっと寂しかった筈、悔しかった筈。

 黒曜の話しか聞いてないけど…黒曜を目の敵にして魔王だって風潮した女神達は、私の敵ね。


「不本意とはいえ、私の夫を侮辱した罪、死んでも償って貰うからね…!」


 闘志を滾らせ、ザバっと湯船から上がったら、黒猫とちっさい鳳凰がいた。


 何を言ってるか分からないって?


 大丈夫、私もわからない。


 湯船からザバっと立ち上がって、全裸の私と、ふよふよ飛んでる?羽根の生えた黒猫とすいーっと飛んでる手の平サイズの鳳凰。なんてシュール…。


「取り敢えず、着替えますか。」


 浴衣に着替え、髪をまとめ、部屋へ。落ち着いてるって?落ち着いてない、大丈夫。かなりテンパってる。



「黒曜…!!!!なんか変なのがいる!」


「真琴っ!服直して!」


 全力競歩して部屋に移動したからか、浴衣は乱れ、髪は乱れ、ただの痴女です。ありがとうございました〜状態の私を見て、純情乙女系男子の黒曜が、真っ赤な顔してストップかけてきました。本当に申し訳ない。


 落ち着いて、乱れた浴衣と髪を整え、黒曜に声をかける。


「ごめんね黒曜…。もう服直したから、コイツ等が何か教えて。」


 私は、人差し指と親指で摘んだ2体を黒曜に見せる。2体は大人しく私に摘まれた状態で、アクビとかしてる。図太いな…。



「真琴、我に聞くより、本人等に聞くのがいいだろ。我は、母君に氷を貰ってくる。鼻血が出そうだ。」


 黒曜は、鼻を抑えながらお母さんの所に向かった。自室には、私と羽根の生えた黒猫と手の平サイズの鳳凰…。

 この子達は何だろう?敵意は感じない。どちらかというと好意を感じる。


 「君達は、私の為に出て来たの?」


 黒猫と鳳凰は、パッと嬉しそうにしたかと思うと、私の周りを飛び始めた。


『真琴、やっと私達を見てくれた!真琴、真琴、私達見えるニャ?』


 黒猫が、目の前で飛びながら話し掛けてきた。やや甲高い声はイメージ通りで可愛らしい。

 って、猫って喋らないわよね…。まぁドラゴンが喋る世界だから猫が喋るくらい普通なのかしら?


「君達2人?共見えてるよ。君は、羽根の生えた黒猫で、君は手の平サイズの鳳凰だね。」


『その通り、私達はずっと真琴を待ってたよ。全ての民を慈しむ慈愛の巫女。』


 鳳凰は、よく分からない事言ってるけど、そこはスルーで良いですかね?

 私は、巫女ってガラじゃない。お金が大好きで、昇給が常に目標だった現金娘よ。今は、世界の覇者が目標の残念女子よ!自分でも分かってるのよ!


『私達、夢渡りで知ってたの、近い未来真琴がこの世界に来るのをニャ』


『私達は待ってたの、この世界を救うために。』


『ねぇ真琴、この世界の魔王を救ってニャ…。』


 よし、コレは夢だね。今日は沢山働いたから、白昼夢を見てるのかな?魔王は居ない筈だし、もしこの子達が黒曜の事を魔王認定してるなら、それはそれで辛いし…よしっ!私は、お母さんが引いてくれた布団に入り込み、寝ることに。

 きっと、朝起きたら、空飛ぶ黒猫も手の平サイズの鳳凰も居ないはず。

 現実逃避させて頂きます。


「疲れたし、寝ましょう。おやすみなさい。」


 誰に言うわけでもなく、勝手に宣言して勝手に私は寝る。起きたら優しいお母さんの、美味しい朝ごはんが待ってる。








『真琴?まーこーとー』


 顔を肉球でペチペチされて、目を開ける。寝たばかりだと云うのに強制的に起こされるとは…。素晴らしい朝の為には、質の良い睡眠が必要不可欠なのに…、お説教ですね。


「起こさないで下さい。私は寝ます。」 


『真琴の肉体は寝てるニャ?これは、夢の中だよ。』


 寝る前に居た、黒猫と鳳凰が何もない空間に居る。確かに、この風景は室内ではない。屋外でもないけど。


「夢の中で起こされるとは、初体験です。」


『真琴が寝ちゃったからね…仕方ないよ。で、話の続き、真琴この世界の魔王を救ってニャ。』


「お断りします。魔王なんか居ません。」


 全力で拒否らせてもらう。可愛い黒猫とカッコイイ鳳凰に頼まれても全力拒否です。


『黒龍様じゃない。この世界の魔王は、人間だったもの元人間。人の恐怖と願望で生まれ出る力の象徴。』


 ん?黒曜じゃないの?

 私のクエッションな顔を見て、黒猫ちゃんが鳳凰くんの補足を入れてくる。


『黒龍様を魔王に仕立てようとした所為で、人の恐怖が暴走したニャ。まだ小さな芽だけど、いずれ飲み込まれるニャ。』


 




 要するに、全部バカ女神達の所為で、誰かが人じゃなくなるのね。

 しかし、魔王とは後天的になる生物だったのね。知らなかったわ…。ふむ…どうしたものか…。


 その後も朝まで、夢の中で色々聞いて、私はこの世界の魔王を救う事に…。完全にハメられた感も拭えないけど…、この世界の覇者になる!宣言もしてたし、まぁ仕方ないね。



 仕方ない…。






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