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励みになります!



 くはぁ…最悪…全身血塗れじゃないですか…私。

 この格好で王城にくれば、衛兵さんもビックリするわよね…。


「遅くなり申し訳ない、お二方、早速何かあったのか?」


 相変わらず、人の良い笑顔だ!私は、ベルツ様のような父親が欲しかった。理想が目の前におり、ついついニコニコしてしまう顔を隠しきれない。


「ベルツ様、昨日はありがとうございました。此方、本日討伐した報酬で暫くは賄えそうですのでお返しします。本当に助かりました。」


「あぁ、それか、気にしなくて良い。お二方に差し上げたものだ。私に返すより、美味しいものでも食べて英気を養ってくれ!真琴殿は、この国の女性より細いし、しっかり食べてるか不安だからな。お小遣いだ!」


 お、お父さん…!と、思わず叫びそうになる私を諌めるのが大変だ。本当に、なんて優しいんだ…!


「べ、ベルツ様、こんな事お伺いするのは憚れるのですが…奥様はいらっしゃいますか?」


 思わず聞いてしまったら、ベルツ様は鳩が豆鉄砲をくらった様な顔をした後、ガハハハと笑いながら私をバンバンして来た。


「何だ何だ?こんなオッサンの事好きになったか?仕事に夢中でこの歳まで独身だがな、真琴殿は流石に若過ぎる!」


 ガハハハ笑いながら背中をバンバン…。地味に痛い。そして、後ろから凍る様な視線を感じる…。


「真琴…我がいるではないか…。」


 黒曜…、その綺麗な顔で恨めしそうにしないで!全く!!!


「い、いえ、ベルツ様のような父親が欲しかったなぁと思ってしまいましたので…すみません。」


「あぁ、なる程な。ソレならば納得だ。まだまだ真琴殿は郷が恋しいのかな?気にしくて良いぞ。むしろ、この国の父親だと思ってくれても構わない。」


 ベルツ様は、ニコニコ満面の笑みで私の頭をワシワシする。大きな手が嬉しい。

 あ~ぁ、お母さんには、ベルツ様のような人最高だと思うのに。


「ベルツ様!早速頼ってしまいますが、ベルツ様御用達の武器屋紹介してください。私の武器結構ボロになってしまったので!」


「ん?あぁ良いぞ。なら、今日は家に帰ると部下に伝えて来よう。少し此処で待っていて貰ってもいいか?」


「勿論です!」


 ベルツ様が城に戻って行くのを確認して、黒曜の袖をグイッと引張った。


「黒曜?お母さんに、此処から連絡する方歩ある?」


「あぁ、有るぞ。神託みたいな事すれば、良かろう。」


「流石黒曜ね!お母さんに、武器屋と飯屋よって帰るから遅くなるって伝えて!」


「分かった。」


 まさかの神託を、母親への連絡手段にするとか…。私達ぐらいよね。ある意味罰当たり!

 

 ん〜、毎回黒曜に頼むのも面倒くさいし、魔石とかに魔力を籠めて、通信具とか造れないかしらね。魔法がある世界なら、電波の代わりに魔法で携帯出来そうよね。


 携帯の原理は、一度、バラシたし回路も原理も理解してるからイケそうな気がする。コッチでの魔法使い的な人と仲良くなって知識を貰うしか無いわね。


 なら、コッチの世界での携帯制作は、当面の目標にましょう。

 ん、でも既にあったら恥ずかしいわね。ベルツ様に確認はしっかりしよう。








「待たせたな。」


 ベルツ様が戻って来て、早速移動を開始した。


「しかし、真琴殿は武器屋の前に服屋かな?全身が真っ赤だぞ。」


 ガハハ笑いながら、私をワシワシする。確かに真っ赤だった!忘れてたわ…。これじゃご飯は厳しいわよね…。


「お願いします…。」


「ま、真琴、我の方を向け。」


 黒曜が、私の事を呼び紅い瞳で私を見る。

 少し、ドキっとしたのは内緒。って、えぇ…、真っ赤だった服が新品みたいになってる!?


「新しい服を買うのはいいが、一度綺麗にしないと、店にも入れぬだろ?」


 黒曜イケメン過ぎる…。本当に、お金の掛からない、むしろ生み出せる系男児が我が夫…。ある意味理想的な旦那よね。


「ふむ、黒曜殿は魔法も操るんだな。」


「魔法?ですか?」


「原理や法則は私はよく分からないんだが、魔法と魔術は別らしい。特徴としては、魔法は自分自身の魔力や精霊の力を借りたりして、普通は出来ないとかどうとか。で、魔術は術式を理解していれば使える。まぁ、似たようなもんだろう!」


 ガハハって笑いながら、ベルツ様は私達を服屋に連れて黒曜が服を選び会計。

 私の服の筈が、選ばせてもらえなかった…。解せぬ!






 次の武器屋では、ドワーフのお店!

 ほー!ドワーフとかまさに!まさに!ファンタジー!!!いや、魔法とか魔物とかかなりファンタジーだけどね…。


 何故か、私の武器を見たドワーフの親方に頭をワシワシされ、いま一押しの武器を一通り購入。

 私のサバイバルナイフも、綺麗に研いで貰い、大満足!!


「嬢ちゃんにコイツラも着いて行きたいってよ」


 と、渡されたのが黒曜の鱗みたいな石が付いたピアスと、黒曜の瞳みたいな大振りルビーのブレスレットだった。


「いえ、これ高いですよね!?私、装飾品にお金払うのは…」


「金はいい!コイツ等が着いて行きたいって言ってんだからな。そん代わり、武器メンテはウチでやってくれよ。」



 これまた豪快なガハハを頂き背中をバンバンされました。


 なんだが、この世界の男の人は豪快だわ…。

 よく分からないけど、得したのはありがたいよね!うん。そう思おう!!!




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