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13*



 黒曜に魔物探索をさせながら、私はザクザクと倒していく。王都の周辺にもそこそこ魔物が居るなー…キモいな…位の感想しかもてなかったけど…ひたすらキモい。


 何なのアイツ等!見た目可愛いのに、ロックオンするとギシャーだか、フシャーだか知らないけど、擬音出しながら変な靄出して襲い掛かって来て…キモいんじゃ!


 サバイバルナイフとピッケル大活躍過ぎて、涙目よ…。ゾンビ映画よりキモい…。


「嫁がバーサーカー…」


「黒曜!そっちの倒したの解体しといて!!!」


「はいっ!」


 ん?黒曜が何か言ってるけど…無視!ほらっ!またぁ!!!デッカイ蛇みたいの出てきたー!!!キモいんじゃー!!!

 蛇みたいな見た目なのに、ナメクジみたいなヌメリを全身にまとってる…何なのよキモいわよ…本当に…キモい!!!


「あはははは!MINA☆GOROSHIよ!!!!」


 斬っちゃ投げ、斬っちゃ投げ、真琴無双してます。血飛沫が綺麗に見えて来たって事は、それ以上に周りの魔物が気持ち悪いって事よね。

 

 討伐しながら、小腹が空いたら黒曜に持ってもらってたスコーンをかじる。斬る。

 スコーン上手く焼けたなぁ。ドライフルーツの甘みが疲れた身体に染み渡る!!!


 途中からは、左手にスコーン右手にピッケル爪先にサバイバルナイフを括り付けて斬り倒してた。うーん…お茶飲みたい。











「粗方狩ったわね…」


「…王都周辺の魔物の気配が全て消えた…よ」


「だって、キモいんだもん!私のモンスターへの憧れ返してよ!!!!某ゲームのモンスターを想像してた私を返してよ!!!」


「わ、分からぬが…すまぬ…」


「黒曜は悪くない…全ては…キモいのが悪いのよ…」


 フッ、フフ…と黒い笑みが漏れてると、黒曜が怯え始めたけど、そんなに私が怖いのかしら?失礼しちゃうわ…。


 一先ず、日も傾き始めたし一旦王都に戻りましょうかね…。

 大量に魔石もゲットしたから売りたいし…。


「お家に帰ろう…。お風呂入りたい…。気持ち悪い」


「て、転移で帰ろう?な?」


「ん?転移?」


 何それ?転移?そんな便利な技あるの?


「昨晩の内に、部屋に座標は合わせてある。此処にも座標を残せば何時でも来れるぞ?」


「黒曜!!!好き!!」


 お金も時間も掛からない移動手段!素敵すぎる!

 と、云うことは、今後遠くに行ったとしても、座標さえ残しておけば夜はお風呂にもお布団にも入れるのね。なんて素敵能力なの!流石黒曜ね。無料って素晴らしいわ…。尊い…。一家に一人黒曜。売出しはしません!私のです。


「ま、真琴が喜んでくれるなら幾らでも転移するから。」


「期待しかしてないわ!」


 私達は、黒曜の能力で旅館(いえ)に転移した。

 急に戻って来た私達に、お母さんは「あらあらまぁまぁ」と、笑顔で出迎えてくれた。本当にお母さん好き!










 お母さんに、素材売ってくるねーと、冒険者組合窓口へ向かう。喉もカラッカラだったので、途中屋台で果実水果実多めを注文し、ホクホク顔で窓口へ。周りの冒険者が青い顔しながら私達を…否、私をジロジロ見てる。解せぬ!



「今回の魔石の買取は全部で78個、96金貨です。質がいいものや、大きさが特上の物も御座いましたのでこの価格で宜しいでしょうか?」


「はい、宜しくお願いします。」


「あと、黒曜様からお預かりしました魔石の中に討伐依頼がありましたニーズヘッグ幼体から出た物がありましたので、討伐依頼達成として報酬金12金貨が出ます。魔石と合わせて108金貨のお支払になります。」


 ん?ニーズヘッグ?北欧神話に出てくる蛇?そんなの居たかしら?ひたすらキモいキモいと叫びながら倒してたから分からないわ…。蛇みたいのも色々居たし…そんな高価な金額貰えるような魔物なんか倒してないんだけどなぁ。


「まぁ、万々歳?」


 黒曜が複雑そうに私を見てるけど、気にしない気にしない。取り敢えず、ベルツ様へ金貨は返せるわね直ぐに返さないと!貰いっぱなしは嫌だしね!


 外に出ると、日の傾きから夕方?と推測した。今からなら王城も間に合うかしらね?


「黒曜、私ベルツ様にお金お返ししたいわ。」


「任せる…。」


 黒曜は転移もしたし疲れているのかしら?遠くを見てるわ。


「黒曜疲れたなら先に旅館(いえ)に帰ってても良いわよ?」


「…………真琴と居る」


「ん。なら、王城に行くわよ。」





「ベルツ様にご報告と返却物があります。お呼びして頂けますか?」


 城門の騎士が、耳が痛くなる程、良い返事をして全力疾走してベルツ様を呼びに行ってくれた。 


 ふむ、何で人の顔見て震え始めたのよ…!むーかーつーくー




 まぁ、結果として、組合でジロジロ見られたのも、黒曜が遠くを見てるのも、私の全身が真っ赤に染まって居たからだった。


 それを知るのは、ベルツ様に会ったときだったんだけどね…。

 ベルツ様に会う前に、誰か教えくれても良かったじゃん!と理不尽な怒りを覚えたり覚えなかったり。


 絶対、帰ったらお風呂!スコーンでお腹パインパインだしお風呂よねお風呂。



 


真琴ちゃん激おこぷんです。死語です。

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