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12*

気が付いたら10話超えてました。

読んでくださる皆様のおかげです!ありがとうございますm(_ _)m



 翌朝、朝日とおはようございますしつつ、関所の門に黒曜と向かってる。勿論、登山服に登山靴、武器にはピッケルとサバイバルナイフ、腰にはロープ。


 黒曜には、ドライフルーツを入れたスコーンを大量に持ってもらったが、何処かに消してた…。亜空間?


「黒曜、門を越えたら、魔物が多い場所に私を連れてって」



 優しい人達に出会ってやる気十分の私は、黒曜なら魔物の位置くらい分かるだろうと予想し、お願いしてみた。まぁ、私に頼られて嬉しそうな黒曜は、任せろー!って感じなので任せる事にする。


 うん、本当に嬉しそう。


 何で乙女みたいに、頬を両手で包みながらニヤける顔を抑える…。


 何で、見られたと恥ずかしがって地面をグイグイしてるのよ…。私よりも女子力高いわね…!


 あ、子供っぽいと思ったのか、私に向き直ってキリッとしてる…

 本当に可愛いなぁ…もう。私、この結婚不本意なのに…、少し満更でも無くなってきてるわ…。





 しっかし、昨日あの後、部屋に戻ったら布団が2枚隣り合わせだったのは流石にヒュ…と、息を呑んだわ…。心臓に悪い!


 いや、ね?確かに夫婦よ?夫婦だけど、とっても清い関係なのよ?

 そもそもね、ハプニングキス結婚なのよ?

 しかも、2人ともファーストなキスよ?分かる?ファーストなのよ!


 まぁ、黒曜はあまりの刺激に居間で鼻を押さえながら体育座りして隅っこに居たけどね。


 犯人は、黒曜じゃない。


 なら誰?って思って聞くじゃない?まさかのお母さんよ…


「母君が、娘も息子も出来たんだもの!早く孫を抱きたいわ!って…布団を…うぅ…」


 黒曜涙目じゃない…。こんな純情ドラゴン…ご馳走様です!


「取り敢えず、布団は今日は離しましょう?それで、明日からは魔物の討伐をメインに情報収集しましょう」


「う…うむ」


 ズリズリ四つん這いで移動した黒曜は、布団に頭まで潜ると、聞こえない位の声でブツブツ言い始めるし…。

 まぁ、こんなの見ちゃうと、この人が魔王な訳ないわ。と、納得もするんだけどね。


 魔王のイメージって、酒池肉林だしね。このヘタレが魔王なら世界は平和だわ。








 と、まぁ、可愛い可愛い家の黒曜を虐めて下さった神々に私は大層ご立腹ですのよ。えぇ、本当に。

 嫉妬でまともに評価出来ずに、人間世界を混乱に貶めた馬鹿女神達にはキッチリと落とし前付けてもらいましょうね。


 全ては、各地の魔物発生状況と、治安状況の変化情報を集め、それを元に資料作成。


 確信を持てた時点で、ベルツ様への報告と、王への謁見願い。

 黒曜を通じて創世神への謁見願いか、報告する機会をもらう。

 馬鹿女神達には、創世神からの雷と、魔王は勘違いでしたと神託して謝罪してもらう。


 取り敢えず、先の計画はこんなものかしらね。


 だーい好きな創世神様とやらから精々絞って貰いなさい!私の綺麗な黒曜を貶めようとした罰よ!おーほほほほ!









「では、気を付けてください。」


 門の外へ出る。ん〜!のどか!


「真琴、近くに魔物の気配があるがどうする?」


 のどか〜とか思ってましたけど!魔物ですか、そうですか…。


「私、魔物とか見たこと無いから、取り敢えず近場から攻めますかね…。で、どっち?」


「アレだ。」


 黒曜が指差す方へ視線を向けると、なんて言う事でしょう…  


「可愛いわね…」


 背中に羽根が生えた角があるウサギ…。言うなればジャッカロープ。ただただ癒し系なんですが…


「これが、魔物なの?」


「魔物とは、魔力を帯びた動植物が独自に進化して行った生き物だからな。全てが悪しきな生き物ではないぞ」


 ん〜、要は、モンスターと魔物は似て非なるものと認識すれば良いわね。うん。


「私の中で、魔物はゴブリンとかスライムとかだわ」


「それはモンスターだろ?ん?此処ではそれらも魔物にあたるのか?」


 いや、知らんがな。


「取り敢えず、どんな物か試しましょう」


 ジャッカロープにサバイバルナイフを構え向き直る。そして、一歩踏みでようと力をこめると、ジャッカロープが威嚇してきた。


 うん。キモい…


 何で可愛い顔から一転、邪悪な化け物顔して変な靄吐き出してんのよ…。


 これは、魔物じゃない。モンスターだわ。私の中でモンスター。キモい。


 可愛かった威嚇前を思い、首を一撃で切り落とす。まぁ、これ位は乙女の嗜みだし当然ね。


「黒曜…キモかった…」


「キモい…?まぁ、あの顔じゃ恐ろしくもなるだろう」


 そういえば、と思い、ジャッカロープの心臓辺りにナイフを刺し、魔石を取り出す。コレは、冒険者組合窓口で買取してもらう。


 魔石は、人々の生活に欠かせない物で、それ自体にも価値がある。らしい。

 魔石を加工し、武器や防具、または日常生活に必須の家電(日本的に言うなら)にも使用される。らしい。


 まぁ、イメージは蓄電池かしらね?


「黒曜、私の純情を弄んだこのウサギは殲滅するわ。可愛くない!」


「あ、はい」



 なーんで、私の旦那様は若干引いてるのかな?ん?




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