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遅れてすみません。なんとか更新です。



 しかし、この受付の人可愛いわ!ふわふわゆるふわカールのピンク髪に、子犬を連想させる顔ね。男なら庇護したくなって萌え萌えするんだろうなぁ。

 堪らんね!


「では、2名様の登録を完了致しました。こちらが組合いカードとなります。失くさないように気を付けて下さいね。」


「ありがとう、因みに紛失した場合再登録になるのかしら?」


「いえ、既にお二人は登録済みですので再発行になります。再発行ですとお一人につき5鉄貨掛かりますので注意して下さい。」


 なるほど、登録料より高いのね。それは避けたい…。失くさないように気を付けよう。

 有り難い事にカードと言っても、ドッグタグみたいな感じだから首から下げときましょう。


「教えて頂いてありがとうございます、失くさないように気を付けます。色々ありがとうございました。」


「いえ、真琴さん、黒曜様も頑張って下さいね!」


 ん?黒曜「様」!?え?

 あ、彼女顔赤くして黒曜の事見てるー!!!

 まぁ、黒曜イケメンだしね。忘れてたわ。コソコソっと黒曜に注意をする事に。


「ねぇ、黒曜私達の関係とか周りに言ってないわよね?」


「ん?聞かれたら答えてるぞ?隠す事でもないし、隠したくないからな。」


「本っ当…辞めて!どの世界でも女のヘイトを集めると動き辛くなるのよ!」


「ふむ…なら、曖昧に誤魔化すとしよう。嘘は神はつけないからな」


 黒曜は、真琴が困るならやめとくね?みたいなノリ…。大丈夫かしら?


「兎にも角にも、一度外に出て魔物の情報を集めましょう」






 冒険者組合で、冒険者が泊まるに最適な安宿を聞き出し、黒曜と向かう。

 そこは、冒険者組合と関所の中間地点にあり、何方に移動するにも苦にならない位置にあった。


「なるほど、理に適った場所に建ってるわね。この辺は冒険者が泊まりやすい様に宿屋が多いわ。」


「しかし、先程からジロジロ見られている様なんだが…」


「取り敢えず、端から部屋が空いてるか確認よ!」


「なぁ、真琴!?」


 一々モテ自慢される私の身にもなれ!!!













「ありがとうございました。」


 古びた宿屋から出る。


「う〜…ここも駄目かぁ〜…」


 先程まで王城前に集まっていた人数を考えれば当然だと思い直す。


 どの宿屋も満室御礼。泊まる所がない…。10数件廻って満室なのだ…、諦めた方が良さそう。


 と、なると野宿だが、王都内での野宿は無理だと思う…、と、すると1回門から出なければならない…面倒くさい…


 けど、この街並みから地球でいう中世位なのよね…と、なると漫喫は期待出来ない…。酒場も日が暮れてから月が登り切る位までと想定する。と、なるとやはり酒場で一夜も厳しそう…。


 うわぁ…ここに来てハードモードな展開とか望んでない!

 黒曜も黒曜よ!王都に入ってから、周りや私の反応を見るのに忙しそうでロクスポ話し掛けて来ないし!!


 頼りにならない旦那なんて離婚よ!離婚!


「真琴、宿だが裏路地で見付けたぞ?」


「えっ?どういう事!?」


「先程の組合で話しかけて来た女に聞いておいた。部屋も空いてると確認が取れたがどうする?」


「行くに決まってるでしょ!やれば出来るじゃない!」


 予想外に黒曜が良い仕事をしてくれた!離婚は撤回ね!女が好きそうなその顔を全力で私の為に役立てなさい!

 兎にも角にも、埋まる前に宿屋に向かわないとね!







「裏路地って事で期待して無かったけど…中々ね!」


 見た目は山奥にある、古びた旅館。中々風情があり個人的にはポイントが高い。

 

 出入り口の暖簾とか、懐かしさすら感じる。


 宿屋に入れば、中も純和風。ここ建てた人、確実に日本人ね。


路地裏に現れた日本家屋の旅館に一人感動してると、黒龍が声をかけてきた。


「真琴、1部屋しか空いてないみたいなんだが良いか?」


「へ?あ、1部屋しかないの?なら、仕方ないじゃない…」


「1部屋頼む。日数は未定だが長期滞在で頼む」


「1部屋2名様ですね。日数未定との事ですが、王城からの招集ですよね?そうなると一時的に王都からも離れる事があるでしょう、宿代は10日毎のお支払ですが、王都から離れている間の期間を事前に伝えて頂ければ、その間は請求なしで、戻り次第、再度連泊の手続きになりますが宜しいでしょうか?」


「あぁ、それで頼む」


「かしこまりました…。それでは、此方が部屋の鍵です。…?ま、こ、と?真琴?日本名…!?」




 女将っぽい人が驚いた顔をして私を見てくる。


 まぁ、こんな異世界に飛ばされたのは自分位だと思うだろうしなぁ…。


 日本の旅館を再現するんだもの、関係者が転移か転生した日本人だなぁ位には予想してたし。


 折角だし、挨拶をして、同郷達と話に花を咲かせて、ついでに情報収集と洒落込みますかね。



「日下部 真琴といいます。気が付いたら此方の世界に来ていました。」


「あらあらまぁまぁ、良ければお話出来ませんか?」


「勿論です。」


 女将は、奥から従業員を呼んでくると、私と黒曜を連立って女将のプライベートルームに通された。


 もちろん、部屋は純和風。畳っぽいものも作りは荒いが再現されていた。



「真琴さん、黒曜さん、そちらにどうぞ。」



 これが、プラスとなるかマイナスとなるか…、取り敢えず話してみますか!

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