表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/29

前世の才能。やっててよかったアルバイト。

おはようございます。寝てませんが。


朝日が顔を出したのか、周囲が明るくなり始めたようだ。


夜を無事に生き抜くことができて、一安心。


まるでもう死んでいるのかと錯覚するくらい、周りに生き物の気配がしないのが精神的負荷をかけてくる。


耐性系が無ければ、気が触れたんじゃないかな。




一晩ステータスをいじくっていると、転生特典を折りたたむことができたので、少し短くなった。


スキルに関しては今後まだ増えるかもしれないので、しばらくこのまま並べる形で。


========



名前:ラック

種族:人間

性別:男

職業:無職

年齢:25


レベル:1


HP:50/50

MP:18/50


攻撃:2

防御:2

魔力:5

敏捷:7

器用さ:13

賢さ:18


魔法スキル:《翻訳魔法》(1/5)《ポーション生成》(1)


起動スキル:《観察》(4/5)《暗算》(4/5)《算術》(4/5)

   《達筆》(1/5)《歩行術》(1/5)《忍び足》(1/5)

   《隠密行動》(2/5)《暗闇慣れ》(4/5)《ステータス閲覧》


常時スキル:《魔法知識》(4/5)《冷静》(3/5)《思考強化》(4/5)

    《長距離移動》(1/5)《威嚇耐性》(3/5)《徹夜耐性》(3/5)

    《疲労耐性》☆《ストレス耐性》☆《運命神ミラ様の祝福》(3/5)


転生特典:(非表示)

称号:《記憶喪失》《スラム生まれ》



========


それと、提示用ステータスを作った。これはどうもステータス閲覧の効果らしい。


《鑑定魔法》やステータスを調べるマジックアイテムにはこのように写る。


========


名前:ラック

種族:人間

性別:男

職業:無職

年齢:25


レベル:1


HP:50/50

MP:18/50


攻撃:2

防御:2

魔力:5

敏捷:7

器用さ:13

賢さ:18


スキル:《翻訳魔法》《算術》《暗算》

    《長距離移動》《歩行術》《冷静》

   《疲労耐性》


称号:《記憶喪失》


========



このようにした。《魔法知識》のおかげで、事前に準備ができた。ありがとう《魔法知識》。


ただ、《ステータスチェック》《スキル看破》などの高レベルスキルなどは、防げないらしい。


入念に調べられたら、ばれる可能性がある。大きな国なら、そういったスキルをもってる人材がいるかもしれない。注意が必要だ。


強力なスキルや犯罪を思わせるスキル、不利益なものは隠して、


見せて問題ないスキルは、見せていったほうが良いと思い、載せてみた。


ポーションは「作れ」といわれないため、非表示。もれなく汚水しか出ないからね。



称号:記憶喪失はなにかと言い訳に使えるんじゃないかなと、考えての表示。


よし、日が昇りきらないうちに移動を開始することにする。


ゴブリンと鉢合わせるのは、もう勘弁だ。




昨晩のうちに考えていたスキル取得のための行動をする。



まずはこぶし2個分くらいの大きさの石を持つ。


(《重量運搬》lv3を手に入れました。)


よし!

コンビニで、2Lポットボトルを冷蔵庫で品出しをしていたからな。あれも無駄ではなかった!




雑草と思われる草を抜く。


何も起こらない。ふむ


抜いた穴を、手でならして平らにする。


(《清掃》lv2を手に入れました。)


掃除、きれいにする判定で手に入ったようだ。なるほど奥が深い。


清掃も、コンビ二での経験だな。




雑草をそのあたりに投げ捨てる。


(《投擲》lv1を手に入れました。)


あれ?前世でとくに何かを投げていたかな?と考えてると続けて、


(《投擲センス》を手に入れました。)


とでた。詳細を読むと、


投擲の熟練度が3倍に。片手で投げれるものに限る。※前世で才能があったため、才能も引き継がれた。




らしい、そんな才能が。知っていれば野球とかやったのに・・・


思いもよらないスキルが手に入り、テンションがあがる。



そして魔法の実験もする。


《魔法知識》によると、


この世界の有名な魔法使いは走りながら、跳ねながら、魔法を使うことができたらしい。


なにそれ!かっこいい!便利!そういったことをしたい!憧れる!



しかし、《魔法の手》《高速魔法発動》や《二重発動》などの魔法に関する経験は、


魔法のない前世で使う機会があるはずもなく、覚えられない。残念。


だが、魔法に関する名前がつかなくても、似たような効果を持つスキルを覚えれるかもしれない。


その実験である!


俺が目をつけたのは《歩行術》


《ボーション生成》を発動させつつ、同時に歩行術も使う。


基本、スキルは同時に使えないが、訓練すれば・・・!


魔力が手に流れていく感覚も意識しつつ、


足の動かし方を、スキルに順従させる。


歩き出すと、うまく魔力を操作できない。む、むずかしいぞこれ!




まるで一輪車に乗りつつお手玉をするような難易度だ。


特訓すればできそうじゃない?つまりやれんことはないということだ!!




徐々に、日の出から、気温が回復してきた。


魔法を発動するためには、かなり頭を使う。


複雑な計算をするような感覚だ。


《算術》も使い《暗算》を使わないといけないな。同時に4つのスキルの発動になるのか?


その2つのスキルを足すと、《歩行術》がぎこちなく発動できてきた。


そのまま、ゆっくり魔力を手のひらに集めていく。



焦らずゆっくり・・・


「水ポーション生成!」


ばしゃああ



できた!


(《マルチタスク》lv1を手に入れました。)


やったぜ!!

成果が目に見えるというのも大きいが、求めていたとおりのスキルが手に入った!



《マルチタスク》とは2つ以上のことを同時にこなすということ。


日本のコンビニバイトにおいて、タスクの多さは尋常ではない。


覚えることの多さ、過酷な拘束時間、面倒な接客、発注、納品、金銭管理、清掃、防犯、人員不足


終業時間や、業者にあわせる必要があるため、地味にある時間制限。時間が足らない、終わらない。


隙間にある、接客時間。同時進行。時間の節約。


日によって、従業員の数や客数によって、忙しさが跳ね上がるので、恐ろしいときは、ほんとに動きを止め

る時間がない。


食休憩なんて、名数時間送れて当たり前。休憩中も店内監視。


合間を見計らって、ほかの業務をかけもちで進行するのが日常的になっていた。



それが《マルチタスク》というスキルに昇華した。あれらは糧になった。


生前に10倍経験が加わり、lv1ということは、かなり入手難易度の難しいスキルの可能性が高い。




胸が熱くなるな。


ありがとうコンビニバイト。



おかげで、今世に動ける魔法使いの道が開かれた。


これを訓練して成長させれば冒険者として、活躍できる未来が見えてくる。





最後にひとつだけやろうとしてたことが残っていた。


周りに気配がないことを入念に確認して、姿勢を正して、


「いらっしゃいませ!!」


(《大声》lv3を手に入れました。)

(《挨拶》lv3を手に入れました。)

(《敬語》lv2を手に入れました。)

(《好印象》を手に入れました。)

(《誘引》lv3を手に入れました。)


いらっしゃいませ、すげぇ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ