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これはゴブリンですか?はい!ゴブリン達です!


ゴブリンと出会えてほんの少しだけ感激。


しかし、いざリアルで会うと、醜悪な顔が恐ろしくて、ビビッてしまう。



なお、目の前のゴブリンは完全に俺を捉えていた。




「GAGYA!!」



言葉になっているのかわからない、獣の叫び声をあげた!ゴブリン語か!?



とっさに、なにか構えようとしたが、構えるものは何ももってなかった。


あれ、戦う手段がない。ということに、今たどり着く。


木の棒でも拾っておくんだった!


武器もなければ、魔法も、翻訳とポーション生成しかない!





さらに、ステータスは、成人男性よりも10分の1前後の高さだとすると、


もしも、こっちに武器があったとしても、ゴブリンに勝てないのでは!?


心の中は大慌てだが、表面上はそこまで慌てず、ゴブリンの動きを《観察》している。




相手の獲物は棍棒。軽装だけど皮鎧のようなものを着ている。


《冷静》がなければ、すでに取り乱して、足を縺れさせてコケてしまい、


後頭部をゴブリンに割られていたかもしれない。





よし、新たに得たスキルで使えそうなものは、


《隠密行動》 =視線をよけて歩ける。見つかりづらい←もう見つかっている。


《忍び足》 =音を消して歩ける。見つかりづらい←もう見つかっている。




《暗算》《算術》《達筆》=今は何の意味もない。


《歩行術》=歩くとき疲れにくい。きれいに歩ける。


《疲労耐性》《長距離移動》=疲れで弱体化しない。疲れにくい。移動時に疲れにくい。





・・・

ない。






ということで、


逃げるんだよおおおおお!!!

180度ターンして俺は走り出した!




「GUGYAA!?」






突然の逃走に、一瞬、呆気ににとられたゴブリンは、怒ったような声を上げて追いかけてきた。




(《威嚇耐性》lv3を手に入れました。)



どうもありがとう!!!!


でも耐性を得るだけでは、助からないんですよね!!!




ゴブリンの足の速さは思ったより速く、距離は広がらない。というか俺の足が遅い。






ちくしょう!《歩行術》は走行術じゃないからな!効果が発動しない!




走りなれない森の中を、


ゴブリンを引き離そうとしている俺は、蛇行をせず、一直線に走る!







ゴブリンの駆ける足音が近い。荒れ道を走りなれてるからなのか、


むしろ、距離は縮まっているような気がする!






「くっそ!」



顔だけ振り向くとそこには




「GYAGYA!」

「GAGYAA!」



なんか、2匹に増えてる!!?



翻訳魔法を使えばなんと会話しているかわかるんだろうな!!


そんな流暢なことしている暇ないが!



なぜ発動する暇がないか、わかるのかというと、


今、試してみようとしたからで、魔法を使うには、走りながらは出来ないということがわかった!






(ポーション生成魔法も発動させるには立ち止まらないといけないんだろうな!そうなのだろうな!!)


心の中で叫びながら、


俺とゴブリンは、森の中を全力疾走した。










ぜぇぜぇっぜぇぜぇ!


足取りはしっかりしているが、息が上がっている。


どうやら《疲労耐性》は疲れないということではなくて、


疲れによって、パフォーマンスが下がらないということらしい。



RPGにおける、HPが少ない状態でも、攻撃力などの運動能力が下がらない、


という類の耐性のスキルのようだ。





ので、速度は落ちないが、次第に限界が近づいてくるのは体感している。


何とか解決の一手を考えなければ!





こんなところで死んでしまうわけにはいかない!



俺には夢にまで見た異世界生活が待っているのだ!


決心を固める。逃げ切れないことを認め、迎撃に出ることを決めた!





木々の間の狭いところを通り抜けて、後ろを振り向いて立ち止まった!


2匹のゴブリンが同時に木々の隙間を通り抜けようとして、少しもたついたようだ!


こいつに賭けるしかない!ポーション生成魔法!




50がカンストという、かなしいMP・・・


一発勝負だったが、魔力というものが理解できた。

魔力と思われるものを手のひらに流し込むと、《ポーション生成》を発動できそうなのが自然とわかる。


よし、爆発ポーションとか、武器になるものがあればいいだけど!





脳内でイメージが浮かんだ。



lv1で選択できるポーションは2つしかなかった。


これで戦うのだ!急いで選ぶぞ!



・水:消費MP10 熟練度0/10


・汚水:消費MP10 熟練度0/10





は?


これで、どうやって戦うんですか??




ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。


私はこのくらいの文章量のほうが

1話さくっと読めていいような気がするんですけど。

皆様にとってはボリューム不足なんでしょうか?

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