SAOアリシ編3
アリシ編の面白さはなんだ?と言われると意外と多くの人がAIが創る仮想社会と言うSF的世界観を述べる。私もそこが面白い。だがそれに対して、SF好きならこんなのありふれてるだろう?ってにわかSF好きがとツッコミが入る。
これについて的確な反論を見つけたのでそれを紹介したい。ただしこれは私の意見じゃない。見事だと思ったから。SAOのMMORPG世界観をAI社会の世界観にジョイントしてる。ここがツボだとの指摘があった。ただのAI社会のSFに興味がわくだろうか?そこにツボがある。面白さのツボってのを知り尽くしたような的確な意見だった。
大半は、SFにありふれてるって意見を言うだけのつまらない否定しかない。知っていればお前も冷めた居たはずだと言いたいんだ。私はそれをこの意見を見て明確に否定する。多分興味わかない。にわかだからとかじゃない、にわかが面白くなるきっかけはなんだ?って点の素晴らしさ。それはラクビーにも通じるんじゃないかな?と思う。
にわかラクビーファンで良いじゃないかなと。そこから入っていけるか?のきっかけになればと言う話しだ。
そこから見えてくるのは、ストーリーの面白さとしてかなり特殊だという事。SAOシリーズのファンじゃないとまず生じない面白さ。アインクラッド以降多少ワンパターンな寅さん的ヒロインを軸に置いた編が目立っていたと思う。アスナ主役のマザロザみたいな編もあるけど。このマンネリ感を一掃したのが面白さの一つで、SAOシリーズって全体の流れから生じる面白さがアリシのつぼだとわかる。
これもある意味ストーリーの面白さだと言える。だがこれをストーリーの面白さだと明確に意識してる人はファン、それ以外の人も皆無だろう。アニメで受けないのはこれだと見ている。
ストーリーの面白さってものに期待するものとずれてるって点。そしてファンはファンでストーリーが面白いってのを的確にここだと分かって無い点。ある意味ファンがストーリーが面白いと的外れな期待をさせたのが悪いと言えば悪い。私が常々なろうの面白さを文章化してるのは、これが嫌なんだ。なろうの中に居るファンも碌な言葉が言えないと私は軽蔑するようなものを持ってる。
何故ならそれが誤解と不快感を広げる原因になってるからだ。はっきり言えば役立たずどころかなろうのファンは足を引っ張ってる邪魔な存在だと思ってる。
さて他にもまだ最後まで見て無いが故に、このストーリーは全体を通しての読後満足が大きいというのが問題だと見ている。アニメの視聴者は特にそういう刺激をあまり求めてない。最悪なのは、途中で切れた視聴意欲はどんな傑作も駄作にしてしまうって点。分割で創られてる4クールのアニメ化なんて視聴意欲を落とす要素がわんさか詰まっている。
他にも盛り上がるのは、いまやってる戦いの部分とかあるが、これも統一されてなくて、いやいや、アスナ登場後だとか、まあネタバレだけど、まあそうじゃないと逆にあかんわって魅せ方してるので私はあんまり気にして無い。どこで出てくるは知らないので楽しめるだろう。そもそもそれはもうダイブの準備していたので分かってるから。
要するに盛り上がるのが後半だと分かってて、その時までに視聴意欲がアニメ側は切れやすいって点を原作ファンとのズレになってる点。すでに前半部分で楽しめてない人が後半楽しむのは苦しいと私は思うし、私は楽しめていたから。
1話1話の面白さが足りないんだ。
自分が感じてる面白さを否定する必要は無いが、その面白さが何が原因なのか?を分かって無いのに、アニメの成功は約束されてるような意見は控えて欲しかった。気持ちは分かる。GGOやALOに対する微妙さに対して、これならいけるやろ?って視点が原作ファンの狭い始点に過ぎなくて、アニメの視聴者の好みを全く分かって無いって点。
アリシ編は原作ファンの過剰な期待させるあおりがアニメ側の最大の障害になってると思う。むしろせっせと冷や水を浴びせるような意見を言っておくべきだった。私は自分が面白いものでも、こりゃ駄目だってのが分かるから。良い例がライフルイズビューティフルだろう。あれはかなり酷いが、私は楽しいんだ。