約束のネバーランド
文句なしに今期NO1。でも個人的なものでしょ?どうだろう。評価と言うのは本当に難しい。大きく2つに分けて評価すれば良いとおもう。強引では?違う知性として扱えるってものだとそうするしかないって点。そうじゃないと、納豆が駄目野菜が苦手とかそんな意味の無い話になる。
何故意味が無いのか?納豆はまだ良い。万人があの匂いは苦手だろう。味がうまいと感じるとああいった匂いも逆に癖になる。だがそれはあくまで味の副産物に過ぎない。だが野菜はどうか?例えばニンジンだが、嫌いな人は独特の野菜や根菜類の土っぽい苦味がある。あまり質が良くないものはこの部分が強い。だが、不思議と好みに問題が無いとこういった苦手な部分がそう気にならない。
嫌いな人でも食べられるのは質がよいからだと言えないんだ。好きな人はそれほどそこを重視しない。何が言いたいか?と言うと、これ創作にもかなり似たような事例があるんだ。そうなると苦手な人にとっての質に過ぎないとなる。こういう話は知的に物事を扱えてないって事になると知って欲しい。言ってみれば、知的に扱うために限定的にしか創作論は成り立たないんだ。
大半の人が創作論がだと思ってるのは、知的に意味のある言及じゃない。何が意味があって無意味なのか?がまず計れない人が多すぎる。人間はその部分発展させてきたが現代人はこういう根幹部分の人類の発展をほとんど社会や学校で学ばないんだ。
大きく分けて、多数の人に受ける創作には理由がある。それとは逆に専門、マニアの間で受ける創作にも理由がある。だが残念ながらこの2つを同時に満たす創作は存在してもそれは偶然の結果論に過ぎない。なぜなら両者には相反する部分があるからになる。矛盾じゃない。たまたま重なる事もあるからだ。
さてこの作品が今期NO1だと感じるのは多数派に受けそうだからだ。それは言ってみれば深夜のBD買うような層に受けるタイプじゃない。
私がキーとするのは、次回が気になるのと、今回の満足になる。これが満たされてるからこれはすごい。ただしそんな作品は度々ある。えじゃ何故NO1なの?今期が不作だからが答えになる。まあ基本冬は酷い。2018年はまどマギの年のようにまぐれ当たりの冬だったと思う。何度も書いてるが、税金対策だと思うが、秋クールに年度跨ぎで予算を去年で一括できる2クールを増やすため新規が必然的に減るんだ。数が減れば自ずと傑作の数も減る。
だが平均点は違うだろう?この2クール創る作品はそれだけ期待作が多いんだ。それゆえ良質な作品が秋2クールに取られてしまう。実際5chでは酷い評価だが、転スラは超がつくような話題作になってて原作の部数や配信はどこもNO1に近い人気を誇っている。これだけのビッグヒットは、そうそうない。
ただ感じるのはこの作品ちょっと変なんだ。今回の満足と次回の気になるが、ほぼ同じ質になる。それ妙じゃない?うん、山場とかネットで良く使われる盛り上がってすっきりするカタルシスがあるわけじゃないんだ。1話の中の小さな単位で次気になるを延々と繰り返すようになってる。そしてそれを引きが最大になるように創っている。