風が強く吹いてる
ホモ駅伝とか言われてるけど深夜アニメの視聴者って歪んでる。異性キャラが男女共に重要で、互いにホモと百合になってしまう。ただこの作者有名なBLすき。それじゃホモだと見られてもとなる。
でもなんと言うか腐向けとしてはどうなのか?と思う。作り手が他の活動でBL活動をしてる人では落語心中、ユーリなどがある。この中でユーリ以外はさっぱりBDが売れてない。これも多分売れない。じゃ腐向けとしては駄目なんじゃないか?
そうなんだどうも腐向けってとても創るのが難しい。何故違いが出るか?がさっぱり分からない。その中でも落語心中やこの作品は異質だと思う。シンプルな人間ドラマをベースにした実写向きの作品はどうも腐層を刺激し無い。ただ私は見てないが、おっさんずラブとかは実写でもそういった層に訴えるものがあったのかもしれない。
何が違うのか?がとても難しい。
で、こういう実写向きの人間ドラマベースの作品はホモってレッテル止めて欲しい。見れば分かるそういう目線でのレベルが高い。落語心中もそうなる。正直もったないと感じる。
ただ落語心中は置いておいて、この作品はアニメとしては駄目だと思う。ストーリー構造のせい。もろ映画向き。時間の使い方がなってない。間違いなく面白いのだが、2クールって長さが後半を楽しむためになってる。この作品前半で溜め込んだ流れが絡み合ってストーリーとして機能していく。
当たり前じゃない?そうじゃないんだ。深夜アニメはスタートダッシュが肝心で1話からすぐに面白くない作品はイマイチ。最近だと7話ピークといわれるゾンサガも1話から話題性があった。1巻単位で楽しみあがる小説が多いけど、そういうつくりと全くストーリー作りが違う。それがあってるのはまとまりで見る映画なんだ。
こういうストーリーに対するセンスがどうも違いが分かって無い人が単純に小説ベースがストーリーの傑作だと思い込んでる部分がある。長さや放送スタイルで楽しみ方は全く違うし、映像ってのも絡んでくる。ストーリーに時間の概念が無い人間はメディアが変わったときのよし悪しがすぐに判断できない。
深夜アニメのストーリーより実写ドラマとか好きな人なら、間違いなく後半は面白い部類の作品だと思うけど、深夜アニメとしてはこのストーリー構造は全体を見た場合前半に対して面白いと断言は出来ないな。