アサシンプライド
うーん、散々分析がどうたらと書いたが、これは素直に何故自分は面白いだろう?って個人的な事になる。ただ正直言えば個人からアプローチし無いと扱えないややこしい話で実際は個人的な話じゃない。
これ少女漫画だという人が居るがそのとおりだと思う。だが中2だという人も居る。最後には女向け中2だとのたまって片付いた。で、女向け中2なんてあるの?多分無い…。根本的に中2病って言葉が出鱈目極まりない。
女主人公の中2病と言うとハルヒが的確だと思う。作者男だが、実在の同級生の女の子をモデルにしたらしいから。確かに妙にリアルなんだ。それに対して同じ京アニの六花は男でも特に問題が無いキャラ女主人公である中2病の意味が無い。
んまー正直言えば、中2病に性差は無いが結論。ハルヒはたんに女主人公としてなりたってるって意味だけで。
じゃ女向け中2って無いのでは?無い。多分少女漫画で男主人公が中2病的な言動を繰り返すから、それをごちゃごちゃにして女向け中2なる謎言語が生まれたと見ている。
この作品こういう部分がぐちゃぐちゃ。まともに客観的視点で分析的にやろうとすると頭がパンクするので、何故自分は楽しめてるのだろう?って留めてるだけ…。
前から書いてるけど、たまに少女漫画的女の子キャラの可愛さが好きなんだ。ただここで岡田さんは基本苦手なんだ。それを昼ドラ朝ドラってターゲットをずらして求めたけど、そうじゃなくて、少女漫画的なエッセンスが、女向けなのだがたりないんだ。だからっておばさん臭いわけじゃないんだ。
岡田さんって書き手として書いてるけど、上手く表現できてない気がする。無理に中高生の話ばかり書いてるが、多分そこが無理してる。一番無理して無いのがやっぱあの花だったと思う。若いからこそ書く意味がある話になってる。とにかく女向け=少女漫画では無い。岡田さんは一度も古典的な少女漫画をかけて無い気がする。
後はファンタジーだね。少女漫画ってあんまり最近はファンタジー無い気がする。
後微妙にすごいニッチな男性向けの部分があると思う。幾原監督から演出の刺激を抜いた空気感。幾原監督は当然自分が少女漫画から刺激を受けるから、少女漫画的にな世界を描いてる。かっぱは見なかったのはゆり熊が微妙で飽きたのと、少女漫画、百合、これを通り越えて女向けのホモに行ってしまったから…。さすがにそれはついていけない。
多分古き良き幾原イズムみたいのをこの作品に感じ取ってる。幾原監督自身は何か進化してしまったからね…。見ればすぐ分かるが、この作品何か舞台の演劇っぽいんだよな。