母は精霊とスパイファミリー
この作品スパイファミリーに似てると思う。だからつまらないのかってなってしまった。スパイファミリー嫌い?いや嫌いじゃない。ただこれギリギリで成立してるなって思ってる面があった。あの作品って確かな手ごたえみたいな面白さが無いんだよな。
それと似てるからあかんのだと思う。見て分かるけど、これって主人公が家族単位。これが散漫でうまく機能してない。特に悪いのは転生がまるで面白みがない。家族単位だから現地主人公に近いんだよな。ずっと書いてるけど、現地主人公なろうっていかせてない、現地主人公だからじゃ駄目とは思ってない。
なんとなく転生転移から変化したので、転生転移の劣化版でしかない。これは今風だけどなろうの転生転移の劣化版ではないってのは、クレバデスが見せてくれた。どこが今風なの?ならあれ勇者が強調されてる。これは昔のファンタジーじゃなかった。まおゆうあたりから始まったゲームファンタジーを経て登場した新ファンタジーだと思う。
まおゆう古すぎない?まあ野性のラスボスで小清水さんが主人公やってるの多分その流れだと思う。まだまおゆうって作品としては古いが刺激としては古くなってないと思う。ただ勇者を軸にして設定的にかなり独自に組んでるからある意味古き良きファンタジーの面もある。
ネット小説から派生した現地主人公ものってきちんとした作品が出来てない。これが原因。転生転移劣化版でしかない。だからなろうのランキングもいつのまにか転生転移が復活気味になってる。悪い意味で家族単位で主人公してるため現地主人公になってしまってる。
多分意識してないけど、設定のせいで何か似てる作品ってあるよね。サイレントって前期の作品も何故私が苦手なのにやたらと世間で人気高いのか?で分かったのがある、あれボッチザ・ロックに似てるんだ。劣化ボッチザ・ロック。私はあれは大好きな作品。
何故なの?と言うとストーリーがあわない。あれ最近は下火の日常系のかなりストーリー的なものがある作品。ストーリーがある無いってなに?なら前後の話のつながりがある。1話完結ですらない。日常系って小ネタ集に緩い前後のつながりを付けたもの。ないケースも多い。
後は時系列の変化が大きいよね。サザエさんなんて分かりやすいと思う。ボッチザ・ロックは一応コミュ障が徐々に改善する成長物語なので、この辺りもそっくり。ただそれでもやっぱりあっちはストーリーで見せる部分が弱くて良いんだ。
1話完結が絶対悪とは言わない。ブラックジャックやスパイファミリーもそうだけど、区切りの良いミッションって形のが展開しやすい。コナンなどの推理ものも向いてる。アニメの1シーズンで推理ものとかやるとかなりつらい…。むしろ推理ものって長編展開が全く向いてない。せいぜい前後編か数時間の映画まで。
逆に向いてないってのもあるから、そういうのは逆に1話完結にすべき。で、ミッション形式の部分が実はサイレントある。んでこれが上手くできてない…。いやそもそもやる気が無い。一応あの子ボディガードなので事件が起こって区切りのつけやすいミッションって形にしやすい。
ただそれが軸となる面白さじゃない。実際中身はボッチザ・ロックなので…。完成度の高い作品と比べるとストーリーが絶妙にかみ合ってない。これで人気の高い作品にケチ付けてるだけって思われないかな。




