夜のクラゲ2
これは重要な作品。内容は微妙だった。前回書いたように盛り上がらない点が大きな問題。んでそれが友崎君によく似ている。それでも友崎君はもっと結末向けて楽しめた。盛り上がらない原因はこんな悩みでグダグダずっとやってて盛り上がるわけがない。
言ってみればわざと盛り上げてないような作り方になる。葛藤って当たり前にない?ならここまで後半のEP大半がそれってそうない。後最終回より木村ちゃんの方が良かった。あれは傑作ぐらい良かった。やっぱ展開として予想外でかつ実際面白いは最高なのだが、まさにそれ。
笑ってしまうぎりぎりの大爆発がかなり良かった。木村ちゃんってクレジット見るだけで笑ってしまいそうになった。ああこれネタキャラになれたと思った。よく似た例でSAOの時の声優の松岡さんのよっぱらったような配信とすごく似てる。
本音トークなんだけど、もうなんというか表現としてぶさいく。そこが良い。後ずっと歌やめなさいって言われた伏線大いに納得。音痴とかじゃない、騒音…。後はリアリティだな。これは確かにリアルであったらこのシーンだけじゃなくて流れ込みで話題になると思う。
後根っこがファンなんです。これで最後なんてやだよって作りてすっとばして、思い切りドルオタ目線の歌の作曲の感情爆発がやっぱり笑ってしまいつつもマジな面白さがある。
いかんいかん木村ちゃんばかり語ってしまうが、それだけよかった。木村ちゃんの回だけはこの作品で何の文句もない絶品。この手の展開の裏返し爆発ってのもきれいについてるし、本当に絶品回。
実際木村ちゃんで終わったらあかんのだけどね。重要だと言ったのは、アニオリだからに尽きる。何度も書いてるけどアニオリって作っただけでまずマイナスからスタートになる。だってアニメって基本原作ヒットした作品しかやらないから。
漫画ラノベが単純にすごいわけじゃない。ただでさえ素の漫画ラノベ以下だと思うアニオリがさらにその中で厳選されたものだけアニメ化してるからね。
今回のキーはラノベ作家が脚本。これ難しい。たまたまリアル系でぶっ飛んだ設定じゃない地道な面白さの作品なので、かなり起用して成功した作家さんだと思う。それでもファンタジーが特にひどいが、基本原作者って一発屋なんだよね…。
私の中でこの人ならアニメ原作脚本やってほしいってフリーレンの人かな。この人すごく安定性ある。多分大丈夫なんじゃないか?と思う。だから売れてる原作者だからって微妙なんだよね…。
アニオリとしてはかなり面白かったよ。ただし、アニオリとしてはって言葉省略すると木村ちゃん以外後半どうも盛り上がらなかった。私スタート重視なので最後ぶち壊しは一切なかったのでそこまで評価低くないけどね。
後最終回、テーマ的なものがあるのならすごく良くできていた。気持ち盛り上がってなかったのでぶち壊さないでくれればそれでいいと思ってあが感心したほど。ただそれが面白かったという満足感なのか?というとそうじゃない。困ったものだね。
結局特別になりたいって、中2病と通じるものあるんじゃないかな?と思って。それらを扱った作品では多分テーマ的には最高傑作だと思う。ただスペシャルになる=中2病って納得してもらえないと思うけど、中2病っぽいテーマを抱えているハルヒって主人公を見てるとそれがあるんだよな。