魔法革命
何がダメか?で2つだな。土台のストーリーの大半がイマイチ。しかもその中で光るものがあるのにそれをぎゅっと凝縮しないストーリー構成の悪さ。この2点だな。
調べてみるとこのシリーズ構成俺ガイルの人。これじゃな、アニメ界シナリオに関わる人が極端に不足してる。ラノベ作家がたまに入ってそのままアニメのシナリオライターになってしまう。ラノベ下火だからね…。なんというかシリーズ構成ってラノベ作家の得意技ではない。むしろアニメ生え抜きの方が上手い。
じゃ何故?で単純に人がいないんだろうなと見てる。最近だとリゼロの人のロボットの話は良かった。あれもシリーズ構成はアニメ監督が協力してたようだ。あれかなり繰り返される時間ではないが、似た部分があって持ち味が生かされていた。
これは中身がすでに別の人のモノなので、そっちに力のある俺ガイルの作家さんがシリーズ構成するってのが本当に意味わからん…。ただこの人も微妙な部分があるので中身も何とも言えないけど。
光る部分ってのが弟と姉の話。途中までは弟がアホでがっかりしてた。でも最後まで見たら典型的な最後に真相がって話だった。一言で言えばシスコンだけど、劣等感からの嫉妬の暴走よりはよっぽどよかった。これが光るってのは主観だろ?ってそうでもないんだ。シスコンを根底にした姉大好きって中々個性的だと思うし、かつそれが最後まで分からない。
じゃ分からなければいいのか?ならそれはそれで良くない。分からないことが全く問題になってない。ここを含めて光ってる。個性的だと言っていい。残念なのはそれが以外がぱっとしなくて、エキスを薄めすぎた薄味だった。