からくりサーカス
テーマは古い作品かな。うーんイマイチ。うしおととらと作風が似てるのが第一の欠点世界観が全く違うのでそこはすごい才能だと思う。これだけ違うとすごいなと素直に思う。だがそれ以外の作品のキーとなる部分がにすぎてる。前回この時代にしては希少価値が良いと思っていたが、今回それが2番煎じとなるためイマイチ。
そのキーとなる部分が今回の重要な点。感動と熱い戦いに挑むキャラ。この2つだと思う。熱い戦いに挑むキャラ以外は今だと女性向けが特異とする点。男性向けではこれ弱い。
根本的に女性は悲しい話自体を楽しめる。男性はそうじゃない、それらは何かと絡む事によってやっと楽しみになる。男性は基本悲劇をそのまま楽しめない。男女が全く違う生き物ではない、傾向が女性に較べて著しく弱い。
時代のせいじゃない、その点時代のせいが、何故過去は男性向けもそういう作品が多かったか?世界観と展開の刺激になる。世界観はなんとも言えない。かなり個性的だと思う。だがなんと言って良いか分からないが刺激的か?といわれると、言葉に出来ないが古い時代の作品だと言うのを感じてしまう。
次に展開もズバッとここが被ってるとか言えない。でも先行作品は基本後続作品に真似されるので展開世界観が陳腐化する。陳腐化した刺激の薄くなった世界観と展開をベースにした感動、熱い戦いはもっと激しく陳腐化する。
一言で言えば他人事なので、”しらける”んだ。
何故この作品が名作とされるか?今の時代じゃもしかしたら分からないかもしれない。その時代に見ておかないといけない名作って多すぎる。これは気をつけておいたほうが良い。それは原作ファンの過大評価ではない。その事を知らないで評価について語るべからず。ただ初見の私はこれイマイチだ。うしおととらぐらい楽しめれば良いかと思ったが、それがこれだけ世界観が違って2番煎じに感じてしまうのだから。ただ辛うじてそれらの個性がかなり際立ってるので、見て入られる。
ただなんとなく世界観、展開が直接的じゃなくて、肝心のキーとなる感動、熱い戦いの軸に対して陳腐だと感じる面もあるんだ。