86-3
今回単純に面白かったけど思うけど。なんというか、これが特別視されるってのが引っ掛かるんだよな。
こういう面白さが普通であったならこんな売れるわけがない。って作者には酷い言い方だが、だから初見で見た人間は売り上げに対して何故?ってなるんだよ。特別な売り上げは特別な内容であってほしいから。
ただラノベでこの面白さが当たり前になるのはちと想像できない。漫画でも無理。なんというか世界観や設定があまりに独特過ぎる。進撃も似てるのは似てる、だが、あれは散々作品に慣れてきたから始まった路線になる。
最初なんて巨人が人間食うってシンプルなパニックホラーみたいな作品だったんだから…。いきなり重い話やなって切りだされると戸惑うよ。
これが例えばガンダムの時代なら当たり前の面白さなんだよな…。えらいアニメを取り巻く環境が変わってしまったな。それに対して昔はよかったとは言わないよ。私はそこ乗り切ってる。なんというかな、時代に適応したとかじゃない。漫画アニメなんて低俗で良いじゃないか?って思うようになったからなんだ。
これは悪口じゃない、息抜きでぼーっと楽しみたいときに低俗の何が悪いんだ?って思ってるんだ。
最初から言われてるけど鉄血のオルフェンズとの共通性で、今回も重要な部分だけど、理想論を述べてそれに準ずるのが空回りしてる様な指摘がされるが、そしてそれに対して覚めた86の反応ってのがかなり似てるとは思う。
ただ似てない点として、あれは火星独立ってのは火星人なら皆頭に置く部分で、単純にお嬢様の他人事の理想論じゃない。なんというか、段階があって、差別?それ自体口にする段階ってのは、かなり進んでると思う。鉄血は、差別とかじゃないけど、似た部分があるけど、段階が違うと思う。
この段階は差別って事を思う自体が変って段階になる。実際この国差別の歴史浅いから奇妙なんだけど。背景がかなり後だしらしい。どうも本当は戦争前から周辺国からの移民の子孫みたいで、それを言うと敵国の帝国からの移民もあっただろうと思われる。そのため区別自体歴史が長くて、それが、戦争で外の人間=敵国の子孫って見方になった可能性が有る。
何と言うか案外語られてないけど差別意識が長いんじゃないかな?とは思う。実際帝国の移民化はわからない。アジア系のヘイトクライムの根本が中国人とくべるされないって点と似てると思う。
そういった点から、段階が違うってのがある。差別って言葉を知っていながらもやっぱり差別があるってのが今のアメリカだとすると、奴隷貿易していた時代の欧州の感覚の段階に近いのじゃないかなと思ってる。
それと言うのも、秘密にされてたけど、彼らが戦ってるのを開示しても、誰一人驚いてなかった点。その状況から、これは駄目って考えるレーナっていろいろと求めすぎな気がする。なんて言うのかな、86側との温度差が奇妙だと思う。86側は、次の段階になってるが、共和国側はもっと前の段階の意識になってる。
これは雑なのか?または、まだ語られてない、奇妙な歴史の経緯があると思う。そうも言われるほどレーナ、ひどい対応だと思えないんだよな…。まずレーナみたいな人が増えてきてから次の段階に移るんじゃないかなとは思う。
口では差別をなくそうと言ってくれるが何もしてくれない。今はその前の段階、言ってもくれない。