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今期アニメ感想  作者: とびうお君
2021冬
224/331

21年冬アニメまとめ

・楽しみ

無職転生


・そこそこ楽しみ

蜘蛛


・適当

怪物事変


友崎くん


バックアロウ

オルタンシア・サーガ


エクスアーム




エクスアーム

 映像よりストーリーってずっと言ってきたが、これはさすがに。その理由を書くと低予算なりになんとか良くしようってのが全く感じられなかった。ストーリーもどうだったか?と言うと、原作絵を見たが、アクションと漫画の絵が売りの作品を映像低予算でアニメ化しようって姿勢がちと信じられない。企画段階から間違てると思う。


 ストーリーも悪くはないが、あくまで美麗な絵とアクションで見せるようなストーリーなのでその他の部分がかなり弱い。悪いわけじゃないが、この映像で見たいと思うほどじゃない。もっと早く諦めればよかった。希少価値に尽きる。私なろうでもスぺオペの作品をちらほら見てしまうけど、逆に今トレンドじゃない世界観を好んでみてしまう。多分そこが無茶苦茶大きかったな。見るんじゃなかったの1作。



オルタンシア・サーガ

 可もなく不可もなくだが、話に連続性が出てきてからはマシに見れたと思う。とにかく全体的にありきたりすぎるのと、いかにもゲームって言う感じの単発話がまずい。ただこれグラブルも同じなので、ゲームってこういう欠点があると思う。フラグ管理型ゲームなら一本道の展開は苦手になる。


 単発の話を組み合わせてフラグを整えていくってゲームになってしまう。その欠点を補ったのがFFなのだが、私FF大嫌いなんだ。こんなのゲームじゃなくて、アニメ見た方がいいわって感じだった。その変の感覚が分からない人がFFのストーリーベタ褒めするけど、プレイヤー感覚でゲームするゲームとしてこれ面白いのか?って言うと私は微妙だと思う。


 まあ気が付いてる人もいて、ほぼ映像作品と変わらないストーリーと分かったうえで楽しんでる人もいるみたいなので、好みなんだろうなとは思う。この辺りもなろうをゲームを後ろで見てるだけって言ってる人って本当にセンスが無い。こういった一本道の映像作品とゲーム感覚を作者の裁量で切り替えて簡単に作れる。ここがなろうの良いところなんだ。


 ゲームがプログラムで作るものって分かってないんだよな…。ゲームってたいして面白くないストーリーもプレイしながらだと様々な要素が絡んで面白い。じゃストーリーが面白ければもっと面白いのでは?なるのだが、かなりFFってストーリー自体は頑張ってるんだよな。それが私は大嫌いだった。ゲームのプレイ部分をめんどくせーなってなって映像が流れるのそのまま見たいとなってしまうと不味いんだ。



バックアロウ

 悪い、イマイチなほど書きたいことだらけになる。いろいろ考えて、これすべての要素がぎりぎりなのが悪いと強く感じた。客観的にも要素要素は面白いって人がちらほらいるが、全体として面白いなってならないって意見があった。これにかなり近い。その要素要素自体もぎりぎりなんだわ。


 良い点ってのが数多く上げられると思うが、そのどれもがギリギリ。ええーっと、そんな作品無いんだ。だから当然なんでこれイマイチなのか?が分からない。通常悪いって切ってしまう作品って要素要素で面白いってポイントすらないから。珍しい作品だとは思う。全体として駄目の以前の問題。そこまで言ってない。その1つ1つちょっとしか面白くない。


 その理由は単純、過去の中島かずき、谷口吾郎の焼き直しだから。食傷感より、それが味となるタイプの2人だけど、それでも、それが小さすぎるとさすがにあかんわ。単純に食傷感ばかりじゃない。この人もう前ほどじゃないが、延々と見てしまう名って人が居る。分かりやすく言えばそれを複数で作るのがなろうだと思えばいい。


 個人でそのレベルまでやってのけてしまう。独特のワールドを作る人が居る。中島かずきが別の人と組むならまだ十分楽しめると思う。直前で作ったDNAかなり良かった。


 後、後半盛り上がるだろう戦記物の部分がつまらない。まあ元々戦記物専門で作らないと駄目。この手のは、ひねった作品面白くないんだ。コードギアスはそもそもひねった戦記物なので、その流れなんだろうな。2クールらしいので、また後は見るつもりだが、1クールの時点では見るんじゃなかったまできつくなってる。



友崎くん

 これ前半気が付かなかったが、男キャラの会話がとにかくつまらん。この問題はどの作品でも付きまとうと思う。逆に言えば男キャラ同士の会話が面白い作品って稀有なんだと思う。最初頻度が少なくて気が付かないのがポイント。そのせいで明確に悪い点と分からずに、ちょっとずつ不満がたまるのだが原因が分からない回を前半流れて後半やっと気が付いた。


 後、これ面白いが地味。バックアロウよりはいいが、要素要素の面白さが地味。


 そして極めつけが、ラスト付近に判明するが、ヒロインに指示されて別のヒロインに告白ってのが何かおかしくないか?って問題提起。はー?ってなった。いやまてーーーそれまず最初に思わないか?これストーリーの組み立てとしてリアルな視点で無理がある。もちろん現実的な題材の作品だからこだわるんだけど。


 最初から無理がある部分を後から無理やって言うって無茶苦茶すぎる。ただ部分部分は納得できる部分があるので、その辺り惜しいとは思う。告白って重要な部分さえクリアするなら、確かにまず行動しようとしないと何も変わらないってヒロインの言い分は間違ってない。その変の違いをきちんと主人公は早い時点で整理してないから発生したのだが。


 その点の主人公の頭の悪い不自然さは大きい。今それ言うか?って逆にヒロインより主人公に違和感を感じた。感想でヒロインにヘイトに集まっていたのでカタルシスとまで言った人もいたが、私はそうは思わない。この主人公の馬鹿さの方がおかしい。スタートから違和感をずっと持っていたが、まさかそれを最後に持ってくるとは予想外過ぎて唖然としてる。


 1クールとしては理想的な終わり方。この後続く意味もきちんとあるが、同時描くのむずいってのがある。本物ってのを求めて迷走した俺ガイル思い出すのだが、本当にやりたいことってのを残して終わってしまった。描かない方が良いような気もする。ありもしないから?と言うか描こうと思えば簡単に描ける。なのに難しいのは、軸となるものが無いからになる。


 具体的な何か?に対するのめりこみがあればだれでもそれが本当にやりたいことだと思うだろう。作品が漠然としすぎててそのスタートでそれをやりだすと多分俺ガイルみたいになる。スタート地点でそれがあって進んでいく話が多いのに、それを見つける物語ってのがかなりきつい。さらにもやもやするのが、ゲーム好きで得意なんだからそれで良いだろ?通常ここが軸になるのを、あえてそこから見つけるからややこしくなる。


 何と言うかこれ、頂点を極めて突然余力を残して引退する様な人の物語かと。ケガとかなら仕方ないけど、そういうのじゃないから描き方が偉くややこしい。難易度が高かったに尽きる作品。これが単純にモテたいとかなら男友達の部分描写減らしてもいいし、菊池さんでゴールでも良いと思う。まあ本命日南だと思うからねじれてるんだけどね。


 これ絶対日南は攻略しないなら作りやすかったっと思う。菊池さんって目標があって、そこから日南をつなげるのが難しいけどアドバイザーになってもらう。それならすごくシンプルになると思う。見え見えの攻略対象として日南がいるから主人公の言動がかなり気持ち悪く感じる。典型的なサイコパスっぽくみえるから。


 この作品のテーマって本当にやりたいことじゃなくて、本当に好きな相手なんだろうなと思う。



怪物事変

 ずるいって思う部分がある。この手の探偵ものって、事件来て解決の数話完結かと思う。その大半がメインキャラ絡み。これは珍しい。ただ新しいメンバーが参加するときそのEPをやって参加ってある。だがこの作品そのケースが主人公の夏羽だけになる。後のメンバーは最初からいて後からEPをやる。


 この手のはかなり時間たってから進ませるのが多い。しかも、大半のEPがメインの3人の絡みってのはかなり珍しい。それで1クール大半埋め尽くすって。アニメ用に合わせた編集なの?ぐらいずるい。EPに対する面白さが全然違う。この先漫画としてどう展開してくか?分からないけど、1クールのアニメならお手本みたいなストーリー構成だったと思う。



蜘蛛

 これは面白いな。ソロのなろうのものでは多分上位になると思う。比較対象として洞窟から出ないなかなか転スラだと思うとすごく分かりやすい。良い点はこの時の戦闘キャラクターを作り上げていく楽しみが面白い。


 ただ、アニメ用に編集したクラスメートの部分がかなり扱いづらい。後になると上手いと思うが、それは木を見ず森を見るって典型だと思う。全体の面白さばかりに注目がいっていて、それまでどうするか?が鈍すぎる。これをトレードオフだと思わない。もうちょっとクラスメート部分の描写を削るとか工夫ができたと思う。


 一番の問題はこの作り手分かってないのじゃないか?って点。あんまりソロパートの部分を面白いと思ってない可能性が有る。なろうの面白さは何なのか?で既存の分かりやすいストーリーでは味わえない部分がある。これに敏感なアニメ制作者皆無。そのせいで単純に全体が面白くなるように組み立ててしまったけど、メインのソロの面白さが分かってないから、クラスメートとソロの時間配分が雑になってると見てる。


 思い切りクラスメート削っても、徐々にクラスメートと蜘蛛子と関係が明らかになっていくことへの面白さの効果は同じだったと思う。



無職転生

 これはたっぷり書いてしまったが、本当に最後まで名作劇場みたいだった。ただ最後まで見て思ったのは、ちゃんとファンタジーの冒険ものとしても面白い。それでも共通するのはキャラクター同士の人間ドラマや感情移入が他のなろう作品とは段違いだと思う。当たり前の物語の面白さに溢れてる。


 ただ敢えて苦言を言うなら、多少かったるいEPが多々あったのもある。かなり良い作品だが、その反面冗長って感じてしまう微妙なEPがやはりある。蜘蛛とは逆にああ古臭い古典的な物語の面白さはこんなにも簡単にアニメとして作れるんだなとわかると、やはりアニメスタッフがなろうの面白さを理解してないのが良く分かる。


 アニメスタッフは自分たちが理解できるなろう作品だけ上手く作れるってのがこのすばリゼロと絡めて良く分かる。リゼロ、無職転生、このすばのようなタイプだけしかなろうの上位になければ、なろうって多分なろう独特のものが生まれなかったと思う。



 結局隠ダン見るのやめてしまった。あまりにつまらなくて通常まず切らない話数で切ってしまった。ラスダンと言いなろうは俺TUEEEがしっかり作れてないと本当に詰まらないと思う。これが普通の面白さにならないから、そうじゃない部分で勝負しようとするとまず失敗する。例え一般受けしなくても、そっちを無視してなろう系を作っても多分面白くならない。


 これが分かってない人が多すぎる。ただ奇跡のような身長勇者って作品もある。でもあれは奇跡だと思う。まあ俺TUEEEってわけじゃないけど、何かズレてるんだよな。なろうの肝心な面白さを敢えてずらしたような作品ってなんというか何も残らないゴミにしかならない。一般的にはこれが分からないんだ。


 多くのケースで出オチ一発芸みたいなものになる。ただそもそもなろう嫌いの人にはこの問題がさっぱり分からない。アニメ側ではまずこりゃ問題だと誰も思わないだろうと思う。もうかなり出てるが、この手の批判ほとんど見たことが無い。蜘蛛も単純化されてクラスメートX蜘蛛ソロ〇って単純化されてる。


 だが実際は蜘蛛ソロの面白さがキーで、クラスメートも似たような面白さなら批判されなかったと思う。無理ではあるけど。根本的に、クラスメート側はざまぁされるような存在かと思う。ありふれや盾もそうだったはずだ。


 今回かなりこれはと思ったのは、怪物事変だった。ありふれた数話完結ファンタジー探偵もの。ものすごくありがちなのだが、アニメと言う長さを意識すると反則のような話つくりできるんだなって点。なんて言えば良いのかな、スタミナを無視して1Rから全力ラッシュで打ちまくるボクサーみたいな感じ。1Rゴングなって終わる特殊ルール。


 多分物語を長さで見る感覚が分からない人には分からない部分だと思う。特に短編長編とかじゃない。アニメ1話、映画、アニメ1クール、TVアニメ2クール以上、くそ長い漫画。この中で正直くそ長い漫画は価値が無いと思う。この点商品となるのは2次創作だからってのが前話したと思う。


 漫画は20巻ぐらいでいいってのがあて、これがTVアニメ2クール以上に合うと思う。多分鬼滅とか理想的な終わり方の1つだと思う。そういう視点から見て革命的なような反則まがいの作品が怪物事変だった。どうなるか?さっぱり期待できないが2期が有ったら興味本位で見てみたくなる。これ描くことあるの?って思うから。


 なろうはまだこれから追放系ざまぁのアニメにおける影響ってのが分かってくる段階で今はまだなんとも言えない。それでもラスダン隠ダンってのは、それらの作品は一発ギャグみたいな作品に近いものがあるから似てくるかな?とは思う。ただ根本的に違うって部分もある。その理由は、ざまぁってのは対比させないといけないので、俺TUEEEをしっかり描くんだ。


 だからエロやギャグに転ぶってのは実はほとんどない。目を引くためにそういったコメディ要素はあるのだが、それがメインになってしまうとざまぁにならないってのがある。なろうっぽいがなろうらしくないのかな?とは思う。だから慎重勇者って本当に奇妙な作品なんだ。俺TUEEがきちんと面白い一発ネタのコメディ。


 あんまり言いたくないが、カクヨムだからできた作品だなとは思う。何故熱心に言わないか?と言うと、多分イレギュラーのような作品だから。そもそもギャグに走って俺TUEE成立させるって難しすぎるんだ。隠ダン、ラスダンがその部分で上手く転がせないのがありありと分かるから。


 分かりやすく言えば、難易度高すぎてテンプレにならないって事。無職転生は、古いから言うことが無い。敢えて言うなら、逆に古いってこういう粗削りな作品になるんだと良く分かった点。それが奇跡的に良い部分になってるのがなんとも言えない部分。じゃリバイバルするべきじゃないか?ならものすごく否定的。理由は、まず映像によって結果論的に良いものになっただけだから。


 次に、薄いから。強く刺激的なほどじゃない。頑張ってやるほどのものじゃない。敢えて言うなら漫画とかアニメでは気を付けた方がいい部分。文字のなろうじゃほぼ参考にするようなものなし。今の流れが当然だと思う。本来もじってそういう薄い刺激を楽しむものだから、今の流れって矛盾してると思う。


 何度も書いてるが、文字本来の良さはマニア向けの方が良く出せると思うの点。無職転生が淘汰されて今の形になったのは文字物語は大量生産がしやすいからここに尽きる。マヨネーズによる味覚障害って聞いたことがあると思う。薄い味を敏感に感じ取るには、濃い味にマヒした舌じゃいけないって事になるが、大衆娯楽ってのはこのマヨネーズによる味覚障害に似てる部分がある。


 だから嫌いになる人が多いんだ。どことなく下品だから。そういうところもトランプ支持とも似てると思う。下品なものってのはなんとなく共通項がある。もちろん明確に下品ってのはもっときれいに言えるが、昨今論理的に語られる部分で、根本的にそもそも下品だから嫌いで片づけて良い部分ってある。理屈じゃなくて感覚的なもの。それが案外綺麗な理屈っぽい部分で成り立ってる。


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