バックアロウ7
つまらん戦記物だなってのが大きな感想。コードギアスは戦記物として相性が良かった。個人が暗躍でレジスタンスを乗っ取って国を転覆させるってのが上手くできてた。むしろ戦記物らしくないのがすごく良かった。戦記物にものすごく甘い私から見てかなりここがつまらない。
今って結局壁の向こうしか今のところ興味が無い。私がギアスで興味が無かったギアス能力ってなんじゃろ?って部分。コードギアスはデスノートと似てて、根本的な能力についての設定の部分の説明が不要だった。それをわざわざやったのが2期。私は2期いまいちだと思った。ただそれは引き延ばしじゃない。偶然。
谷口監督は最初からこれ込みで作ってたけど2クールに収めるためカットしたらしい。昔は、引き延ばしで失敗したなと思ってたけど、今は違う。この人意外とそういうポイント分かってないのかも…。ただ中島和樹も絡んでるから何とも言えない。むしろ中嶋かずきはこの手の設定を見せる部分が上手い。だから今気になってるのかも?
コードギアスが戦記物として異色だったのを考えるとなるほど、異色だからこそ面白かったんだなと思う。普通に戦記物としての流れになるといまいちだ。ただレジスタンスと言えばグレンラガン。その点この2人似たヒット作持ってる。ただグレンラガンは徹底した個人同士のバトル物だった。その点集団戦なのに、集団が徹底して雑魚にしか描かれないこの作品はイマイチだと思う。
この点で戦記物の傑作はキングダムだと思う。個人バトルと集団戦が見事に描かれてる。個人が集団に埋もれないし、同時に集団が英雄の陰にいる無意味なものじゃない。キングダムに比べると本当に盛り上がらない戦記物。