バックアロウ2
うーんすぐに中島かずきとわかる特徴だらけ。ただハイアベレージでヒット作を作ってきた中島かずきが見えない。まるで中島かずきをパクったような作品だ。谷口吾郎の影響力と言うのはこれほど強いのかと言っても谷口吾郎っぽさはまるでない。敢えて言うならロボットだろう。
1話が酷かったがそれ以降は見れるのだが、どうもイマイチ。バトルのいまいちさもある。ただ信念をキーにした戦いはちょっと面白い部分がある。信念が無いからなんでもありと、無茶をしでかすビギナーズラック見せてやるが勝手しまうのだが不思議となんでもありのつまらなさが無い。この点だけは本当に良かった。
ただなんだろうこれ問題だよなって点で壁の外を見てみたいって好奇心以外無いんだ。え普通じゃない?いやいやこれアニメではとても危険。こういう小説みたいな作り方ってまずいんだよ。過去エヴァが謎めいたキーワードをちりばめて進行していく手法を使ったけど、これ期待インフレになって、まずこの期待に持ちこらえられる作品ってない。
エヴァの後半大失敗が大きいが、小出しに出していく作品が増えたのもある。私は一つの箇所に負担がかかりすぎると折れるって理論でダメな作り方としてる。ただエヴァはアニメらしく1話1話の盛り上げポイントはきちんと作ってて、決して考察組が騒いだだけのアニメじゃない。
1話1話の盛り上げポイントが無さすぎる。むしろ後半の設定を見せる方がいまいちだったあのコードギアスの谷口吾郎とはとても思えない。
もともと中嶋かずきがハイアベレージなのは設定につかみどころがないのが大きい。最初のグレンラガンも螺旋力ってなんやねん?ここがでたらめに近いからこそドリルすげーってなる強引設定も押し通せるのがあった。私が見る限りこれかなり良いなと思ったDNA以外中島かずきは基本深く考えるとなんだそれ?って思うようなものばかりで設定されてる。
おかげで中島かずきの世界観はいつも新鮮さがある。どの作品を見ても世界観自体はいつも中嶋かずき自身もかつ他の作品と比べても新しさであふれてる。だがその反面どうも設定の根っこみたいのが無くて考え込むようなシリアスさが設定に全くない。だからDNAだけそれがあったなと。
このふわふわした部分がもろ悪く出てる…。谷口監督がこれが合わないのかな。どうしようこのまま壁の外までイマイチで、壁の外期待外れだったら。典型的な後から見るんじゃなかったって作品臭に溢れてる。