無職転生2
あれからなんでこの数話に違和感を覚えてるかが分かった。
この作品私がダメな作品と思う作品の特徴を持ってる。主人公がどうも何したいのか?が分からない。多くのなろう作品で似た描写あるだろう。だが後発の作品は明確な目的があって魔力を伸ばしてるとかあるんだ。嫌明確な目的がなくてももっと焦りのような先を見据えた計画的な時間の使い方と言うのがある。これが全くない。
転生じゃなくて転移ならデスマがとても似た部分がある。デスマもこの作品もなろう的な異世界の特異な部分の調査って点で単発的な面白さがあるので特に気にならないがストーリーとしてはもやっとする部分がある。なろうのこのポイントなる面白さが無ければ多分見てられない。
とはならない、デスマはそうだが、この作品は他にも付加価値がある。それがなんだ?と考えていたらこれ世界名作劇場に似てないか?と思えてきた。こんなことを言うとお前無職転生信者だな?って多分言われる。あのー私アニメ化で初めて見たのですが…。その信者ってのは原作既読者ですよね。かつ私の感想を見たら初めて見て意外だったって話ばかりなのだが。
イヤほんとこれ似てるんだよな。世界名作劇場ってストーリー的は甘い部分が多い。何故か?基本元の原作が一年放送に耐えうるほどの長さが無いからだ。特に母を訪ねて3千里を原作見たときはもう終わったの?って思ってしまった。あくまでこれは極端な例だが、アニメ制作側でいろいろEPを追加して創ってるんだ。
当然原作にない物だからストーリーの構成としては手短な話になりがちなんだ。日常の積み重ねとキャラクターたちとの交流こういったものがメインになってる。それらをすべて支えてるのは、声音楽映像なんだ。世界名作劇場の魅力ってアニメの魅力が大きい。美麗映像と、世界名作劇場的な欧州的牧歌的情景、それらと絡む音楽声優の演技。などなど。
元々異世界ファンタジーの紺的には古きジブリ的な欧州牧歌情景のアニメーションってのがあると思う。異世界でファンタジーだが根底に欧州の過去の歴史を持っている。だから歴史的な現実が舞台の世界名作劇場ととても相性がいい。なろうが世界名作劇場になるなんて絶対批判されると思う。
でもこれそんなに良くないんだよな…。何か演出で上手く乗せられちゃってるんだよな。逆なんだよな。この雑多な作りが逆に世界名作劇場のスローライフ的な日常を作り出してる。これ多分全くの偶然の結果論だと思う。エヴァガの評判がやたらいいが今になると分かる。涙腺の刺激する様なものは映像がかなり大きいと思う。
映像や音楽声優と組み合わさってうるっとくるってあるんだなと。今更わかるとは私本当に映像に対して鈍感だな…。