怪物事変2
全く期待してなかったのに意外と面白かった。女性受けや女性作者ってたまにあかんなと思う部分がある。分かりやすい展開の魅力を作らないんだ。面白さのツボが変なところにあるから冗長に見えたりだらだらとなんとなく流れていくように見える話を多々作るんだ。そういったものを総称して地味だなと感じるんだ。
これ地味だな。まあ1話完結が圧倒的にそういう作品多い。後旅物が多い。ある意味デスマもこのタイプ。でもデスマはもろなろう型。現時点で幼少期の無職転生もこのタイプだと思う。男性向けに共通するのは男性の楽しいをうまくちりばめてある。それゆえに、後々幼少期転生物は無職の要素をどうみても拝借して得る。
でももっと分かりやすく目的にまっすぐな主人公にする場合が多い。明らかに無職は後発作品によって改善されてると思う。まあ要素要素が参考になるのは男性向けの要素のツボは抑えてるからだと思う。話の流れは微妙だと思う。ある意味日々が別の日として積み重なっていくリアルさがある。まあリアルはつまらないからね…。1話完結が必然的に多くなるのはこれがある。
次にすぐパクりだとわかるわけじゃないが、どうも既視感がある。話や設定にありきたり感がある。ただ、妖怪が聞いたこともない物が多い。元ネタがあって名前を変えているか?その辺り不明だが奇抜なものじゃないが、細かいところで全く聞いたことが無いものばかりだ。まず総合的な部分は全く聞いたことが無い。
どういうことかと言うと、狼男なあ人狼ってのが特徴にあるが、満月に変身するとかいろいろ細かい共通点とまあ作品によって違う細かい差があると思う。細かい部分もピンと来ない。ただ不思議と根底の部分はこてこての妖怪ものの妖怪の作り方でそこに奇抜さはない。それゆえの強い個性は感じない部分。分かりやすい物なら妖怪ものじゃないが蟲師などは妖怪ものと流れは変わらないがかなり怪異の存在が奇妙な設定。個性的だと思う。
ただ首を落とすとかは鬼滅でもあるが、これは妖怪モンスター系でちょろちょろある。そもそも怪異系の漫画アニメで大御所の留美子先生の人魚の森がこの設定だ。ただ不老ってのは感じないし、不死身もなんとも言えない部分だし肝心の肉を食うが無くて半妖だからってのが理由になってる。かなり違う。だが根底は妖怪もの基本的なものからそれほど個性的じゃないって意味。
だからそこか?って部分と言うより、この作品個性で引き付けられてるわけじゃないし、蟲師や無職みたいな映像美があるわけでもない。思ったより面白い。良く分からない部分だ。
疑似家族を形成してるし、エピソードもそういうのが多い。ひょっとしたらそこが刺激を受けるような旨さがあるのかも。ただあくまで2話まで、これバトル物になると聞いてるから…。ここからどうやってバトル物になるんだ?ってすごい違和感。