補足:神様になった日
以前も前期の作品を次のシーズンに書いたことがある。独立して書くほどの量が無いってのもある。ややこしいが時期ズレで書いてみようと思う。
なんとなくわかってきたけど、リトバスからすべて麻枝氏は変わってしまったと思う。やはりクラナドが一つの区切りになってる。以前の持ち味だった泣きってやつがダメになってる気がする。そこがすべての問題じゃないかな?と思う。持ち味出さないと駄目でしょ?いやもう何か変化してしまっている。
今の持ち味違うんじゃないかな?だからリトバスが転機となってる。ABから明確だが泣けるから面白いに変化してきてると思う。この作品によってABやシャーロットのファンまでも見放してしまったんだ。その理由が泣きと言うスタイルにこだわってしまったからだと見ている。この作品智代アフターのリベンジだと見えてきた。
そのアニメしか知らないのでゲームのみなので存在を知らなかったがものすごく似てると思う。批判のおき方もよく似てるし。リトバスからの流れがクラナドに戻ってしまったと見てる。AB後のファンは面白いと見ていたのに泣けるに戻ってしまったのが失敗だと見てる。
面白いってなんだよって言うと、面白いはすべての感情を含む良かった悪かったを言いかけただけ、そういった総合的な感情が泣ける一つに強制的に縛られてしまったのが神様って作品だと見てる。じゃ泣けるは何故ダメだったの?これについは答えられない。面白い作品を創る作りの流れがそれまでの泣ける作品の流れを壊してるように見える。
だからリトバスは劇的に何かが変わった作品だと書いてる。クラナドとABをつなぐ作品。リトバスにはそれまでの麻枝色があるが、ABからは多分無い。せっかく手にした新しい持ち味を殺してしまった。プロがそんなミスするか?ならする。古い賛否両論作品に拘ってしまったから。ある程度新規のファンがついたら新しいファンがどういう反応するか、試してみたくなるでしょ?
評価ってのは客層で180度ぐらい変わるからね。ただ麻枝氏がリベンジではない持ちネタの中の掘り起こしだった可能性もある。昨今の視聴者はつらい展開許容してくれないと。いやまったあんた10年以上前にも否定されてるでしょ?と。思い付きで発言して過去の事棚上げにするってよくあるからね。智代アフターの事忘れていた可能性もある。
どうすればいいのか?で虚渕氏が参考になる。悲劇を作っても泣けるが感情の軸じゃなくて面白いが軸になってるから。まどマギ泣けるよって人もいると思うが、私はあれ違うと思う。エロゲと同じでキャラクターにのめりこんだ人は涙腺が刺激されやすい。虚渕氏は女の子より戦う男同士の熱い感情の方が得意らしいから。エモい関係を描くのが上手いのでホモ好きの女性ファンの方が多いんだよな…。まどマギはアイデアは新房監督なので多分例外だと思うよ。
何故面白いという言葉が多用されるようになったか?と言うと、涙あり笑いありの場合泣けると表現するのはおかしい。そういうとき全部ひっくるめた言葉が必要になる。元々一義的だった面白いが徐々に多義的な意味に変わっていく。絵とか見て面白いというと作品全体に対しての評価になってくる。これも多分関わっている。
面白いは全体について触れるとき多用されるようになって泣けるだけに集約されてしまうと泣けない場合うまく機能しなくなる。




