神様になった日4
もやもやした気持ちが渦巻いてる。どういう決着か分からないけど、尺が足りないってのはまだ感じないな。シャーロットの単調な失敗ではなさそうだ。
だがいまいちだな。それは何故か?根本的に悲しい話が自分が好きじゃないと良く分かる。比較対象として同じエロゲ出身の虚渕氏が良いと思う。様々なところで指摘されるが、エロゲはなろうと良く似た閉じた環境にある。だがその内容ななろうの真逆といって良い。ノーストレスの真逆にある。
なんというかアングラらしいグロ系の作品が多い。なろうもグロならそれなりにあるが、根本的なものが違うやはりリゼロがよく似ている。そのグロに精神的に巻き込まれる主人公がいる。メンタルまでもグロい。猟奇っぽさがある。それが一般的なものに比べて赤道がそれなら、なろうとエロゲは互いに北極南極のような立ち位置にある。
その流れの中で虚渕氏はあくまでこういったグロでしかない。麻枝氏はそこに泣かせるが強すぎる。一見似てるが程度の差が強すぎてすぐ特徴としてわかる。それ自体が作品の面白さの軸になってる。麻枝氏の作品は泣けなければ面白くない。実際は泣けるはそれほどでもなかったが、今の流れとクラナドをつなぐ作品としてリトルバスターズがある。
あれがアニオリ作品のすべての源流になってると思う。そのためクラナドとリトバス以降を分けるべきだと思う。リトバスは面白かったが、それ以降はどうも。ABに関しては賛否両論だろう。通常アニメ化はABが先なので、ABの方が評価が高い。ものすごく世界観が似てるからになる。ただ私はリトバスの方が完成品でABはその廉価版の印象がぬぐえない。
それゆえ後から見たリトバスの方が面白かった。どこがどうと説明できないが似たような世界観を作ったストーリーとして完成度が高いと思った。
リトバス以降イマイチ楽しめないのは単純に私は泣けるが軸の話なんて大半好きじゃないんだ。そもそも私はアフターの評価は高いが、あえてゲームのマルチEDゆえに楽しめるラストを無視してるし、かつクラナド1期は凡庸なエロゲアニメとしか見てない。その点からも作品の大半があまり楽しめてないとなる。もし1期と2期に分かれてないなら、全体では面白かった程度のよくある良い作品でしかない。
根本的に繰り返し見るような面白さが私には最初から波長が合ってないんだと思う。能力が枯れる枯れない以前の問題。
リトバス以降どう変わったか?と言うと、ファンタジー色の強い世界観が強くストーリーに絡むようになった。その点でリトバス以上の面白さをずっと感じてないとなる。その点でもリトバスは過渡期の作品なので大半のストーリーにファンタジー色が強くない。ラスト付近のとても重要な部分でそれが出る。クラナドからリトバスにって流れが良く分かる。
麻枝氏は結局、現実的な悲しいお話しかイマイチ面白くかけないんだと思う。クラナドは?それに関してはファンタジー色の強い部分は、私があえて無視したラストの流れになる。アニメであれをほめる人が居るとするとセンスがないと思うところがある。ゲームの解説を見てやっとわかった。そこでの結論は、ゲーム複数分岐をそのまま一本道のアニメに出来るわけじゃないって話になる。