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今期アニメ感想  作者: とびうお君
2020冬
138/331

映像研には手を出すな3

 宮崎駿の声優嫌いを思い出すな。宮崎駿は作品を創れる人なのでそうは腹が立たないが、声優だけは本当にひねくれてしまった。元々は若い声優が気に入らなくなったのが大きい。多分専業声優が嫌いなんだろう。もともとは舞台声優見たいのが多かったから、多分ジブリが求める声って特に問題がなかったと思う。それがジブリが有名になったころから専業声優ってのが当たり前になってきた。


 そうやって聞くとまともに見えるが、これに鈴木Pの宣伝目的の客寄せパンダ俳優の起用と、ついにこれらがこじれて、長い間適当に声優選んでいたら、声優嫌いになってしまった。今の宮崎駿は昔のいい声優がいないからって理想像に対する失望じゃない。声優が自分の世界に入り込まないのがうっとしいんだろうな。


 多分その宮崎駿のツボは原作者としての顔じゃない。アニメーターとしての顔だろうな。俺より目立つなこのゴミがって感じかと。良い面ばかりを見るからこの作品の根底にある嫌悪感を多分誰も気が付かない。


 そんな風に見たらつまらないでしょ?たまにあるんだ。私は湯浅監督のアニメが100%に近く楽しめるんだ。初めてやや乗り切れない作品になってる。根本の原作のせいだ。不思議だ漫画家の原作のにアニメを作ることへのいら立ちを感じてしまっている。それがよりによってアニメによって何倍にも多分なってる。


 ある意味それはこのアニメのアニメ化としての魅力なんだろう。アニメーションじゃなくてアニメを好きな人が多いと思うのだが、実際はアニメーションを好きな人ってすごく多いんだろうな。多分理屈が単純だからだろうな。


 私はリアルな人間の動きをわざわざ絵を使ってパラパラ漫画で表現するってのが無駄に思えて仕方ないんだ。もちろん実際リアルじゃない。だが突き詰めると根本は写実じゃないか?ってものがこの作品のキーはあふれてるんだ。現実なくして想像なしは間違いないは確かだが、そういう事じゃないんだよな。


 やっぱ世界的に衰退してるってのがすごくこの作品から感じてしまう。私は日本の2次元の価値は豊富な漫画原作を生かせる表現って点だけなんだ。ものすごいひねくれものだと思う。ただ光と闇ってのがあるからね。どうしても今の日本の2次元アニメーションの闇を見てしまう。


 実際作るとなるとこういう人たちがいないとどうにもならないって現実はいらっとするものがあるけど。普段文字嫌いを言ってるけど、そんな単純じゃないんだ。私は決して漫画が優れた表現だと思ってない。アニメの方が圧倒的に良いと思う。ただ文字による創作の良い点と、アニメーションの良い点を組み合わせた場合漫画が最高点だと思う。


 その点で私は細部に全く価値を置いてない。明かな折衝案を最高点にしているんだから。アニメは細かいところに金がかかりすぎて本当に嫌いだ。文字じゃ受けてが面倒なんだ。以前書いたサービスとは客を赤ん坊のようにあやすものだと書いたがまさにそれだ。受け手にとっての心地よさは作り手の苦労によって生まれる。


 受けてがより楽に楽しむためには作り手の労力が多大になる。その間をとると漫画になるんだ。その視点が全くこのアニメにはないんだ。まあ当たり前だけどね…。漫画家だけどアニメ作りを題材にしてるから。その点文字による作品作りとかかわってるから私の立ち位置は決してアニメに向くことはないんだと思う。


 面白かったけどね、根底の部分で今のアニメの問題が全くないどこの世界のアニメの夢なのか?と見てしまう冷めた部分があるからだと思う。多くの視聴者は私の側じゃないのか?何故君らがそんなにアニメーションに感動してるんだ?私にとって絵はくそ面倒な文字表現じゃないもので受け取りたいってのが大きいから。


 何にもやもやしてるか?多分これじゃ伝わわらないかな…。


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