補足:バビロン2
これも慎重勇者と同じく、前の期だけど、伸ばしていたラストが終わったから。何故伸ばしたのか?は良くわかった。これはどうも未完で終わる小説なのでは?と思えてきた。そのための確認を作者に取ったのではないか?と思う。
終わってないが終わってるみたいなニュアンスを途中で伝えられて悩んだのでは?とみている。終わってるとは明確に言えないと思う。突然続きを書くかもしれないからそれもうそになってしまう。ただ一度は伝えたいことの区切りはついてる。
まあでもアニメじゃこれは伸ばしたのはわかるな…。
野崎まどはやっぱり強引ラストが味じゃなくて、広げるのは旨いが閉じるときに面白さを作れない人なんだろうな。
これはむつかしい。野崎まどは広げる才能だけ突出してて、それを閉じるのはどんな人にも無理だと思う。浦沢直樹にそっくり。最初から閉じることのできない広げる名手となる。それに対してここまで否定されるのか?と思う。
小説と違ってアニメ漫画は特に深夜アニメは閉じることに価値がない。それより最初に引き付けるか?のスタートに価値がある。その点で野崎まどは深夜アニメ向きだ。大半の深夜アニメは原作が続いてるから終われない。だから区切りだけをうまくつけて山を作って終わる。完全な終わりじゃないが物語としての山場の流れだけは盛り込んでいる。中にはそれができてないだめな作品もあるが。
その点ではできてると思う。ある意味反則だが続くことの価値を出して、自分の物語も続きで終わりますよって占めている。それを納得させるのが軸なのでそれはきついだろうなと思う。
後文句があるなら正崎の息子をなぜ愛が連れていたか?このCパートだけは謎だ。強引より分かりにくいラストはちょっときつい。どういう過程でそうなったのか?ぜひ知りたいものだ。そこ以外は私は広げる能力を最重視するのでネットの大半の批判者とは評価が違う。むしろ作品の空気感を壊さない超展開に頼らなかった分カドより良いラストだと思う。
私の批判は、じゃ広げるのが下手な作者の作品お前ら見向きもしないじゃないかって点になる。なんというか批判が雑だ。




