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召喚された世界はスキルがものをいう  作者: 雷
冒険への足掛かり
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 俺達は宿に急いで戻ってきた。いったい何があったんだろう。ギルドカードを見てたけど。俺のギルドカードは【偽装(イミテーション)】を使って偽装しているから別段に変わったところは見られない。



「それでいったい何があったの?」



 ベットの腰かけているガイとブランに聞く。



「それが驚いたことにスキルのレベルが上がってたんだ。」



 はい?そりゃまぁ戦闘とかしてるから別にスキルのレベルくらい上がるだろう。まぁ正直俺はスキルのレベルが上がるってどんなかのかはわかってないけど。自分で好き勝手付け替えているし。



「そりゃ戦ったりしてるからレベルアップするのが普通じゃないのか?」



 何がおかしいのかわからないから素直に聞いた。



「いや、今回レベルが上がったのは【剣術】のスキルなんだ。レベルが6から7になった。」



 うん、レベルが1つ上がったんならそうだろうね。一応【鑑定眼(アナライズ・アイ)】を使ってガイのステータスを覗いてみる。確かにレベル7だな。

 そう言えば俺がスキルを使って2人の持ってるスキルとレベルを把握してることを言ってないな。



「そうか、それはおめでとう。そう言えば伝えてなかったと思うけど。俺って2人のステータスを見れるスキル持ってるから、2人のスキルとかは全部把握してる。それで俺もスキル使って確認したけど間違ってないみたいだけど、それが何か?」



 俺は不思議そうに言ってみた。実際になぜガイたちが焦ってるのかわからない。



「スキルのレベルっていうのは上に行けば行くほど上がりにくくなるんだ。俺が剣術のスキルがレベル6になったのは1年前位だ。それから奴隷になったりして特に剣を振るったりしたことはない。そして今日剣を少し使ったくらいでレベルが上がったのはおかしいことなんだ。予想だったら後3年、下手したら5年はかかると思っていた。」


「そうなんだ・・・。予期せずレベルが上がったから驚いてるってことか。」


「わしなんかは新しいスキルを憶えたわい。」



 ブランが話に参加する。



「解体技術ってスキルを憶えてしかもレベルが2もあった。低いレベルのスキルじゃからすぐにレベルが上がるのはわからないことでもないが流石に今日ブル・ボアを解体するのを手伝ったくらいじゃスキルを憶えることも普通はないはずじゃ。」



 そんなものなのか。2人に異常なことが起きている。ギルドカードを登録してからそんな変化があり、作った初日はおかしなところはなかった。普通に考えて俺のせいなんだろう。

 しかしどういう事だろう?俺の場合スキルは付け替えてるから影響があるとは考えにくいからもしかして称号の方かな。そう思い俺は自分の称号を調べてみることにした。そう言えば確認するスキルもあったよな。

 【称号鑑定(ネームジャッジ)】というスキルだ。この世界には称号が沢山あってしかも恩恵みたいなものが付いているのもある。【鑑定眼】ではざっくりとした説明しか出ないから、称号がどんな恩恵を持ってたりするのかまではわからない。それを知るのが【称号鑑定】のスキルだった。

 そのスキルを使って俺の持ってる称号を確認していって気付いた。なるほど、こういう事かと。


 俺の持っている称号の中に【奴隷の(あるじ)】というのがある。その称号の詳しい内容が



 【奴隷の(あるじ)】:

奴隷の主 奴隷を従えし者 配下に自身の持つスキルの恩恵をわずかに与える ただし主の力を超えることは出来ない



 とあった。これだな。この称号が2人の急激なレベルアップの原因だな。

 

 配下に自身の持つスキルの恩恵を与えるってことは俺の持ってるスキルがこの2人にも及ぶってことだよな。俺はスキルの枠に余裕がある時は必ず【スキル習得度アップ LV.10】をつけている。スキルを付けてなくてもそのスキルが使える様にならないかなって思ってるからだ。このスキルが2人にも及んだんだろう。しかもガイだったら、ガイが戦った時には俺も剣術のスキルを付けてあった。しかもレベル10。そのスキルを俺が習得しようとしてるのもさらに上乗せされたんだろう。だからいきなりレベルが上がったんだと考えられる。

 ブランの方は解体技術を憶え、土魔法のレベルも上がっていた。どちらもブランが使っている時には俺も一緒に解体したり土魔法を使ったりしていた。しかしこの称号にそんな利点があるなんて思わなかった。自分の奴隷が強くなりやすいって今まで気づく奴いなかったのかな?と思って考える。

 一応主の力は超えられないってあるから、主の持ってるスキルレベルより高くなることはないんだろう。その場合よっぽどの高レベルのスキルを持つ人物の奴隷しか強くなることはないだろう。奴隷を持ってるのは貴族とか偉いさんばっかりで、持ってるスキルは奴隷が持つようなスキルとは全く別のスキルだろうしな。後奴隷にわざわざスキルを憶えさせようともしないだろし、育てようとも思わないだろう。

 何にせよ、2人のスキルレベルが上がったのはとりあえずそういう事だろうという結論に至った。



「調べてみたら俺の持ってる称号のせいだったみたいだ。俺は【奴隷の(あるじ)】という称号を持ってるんだけどこれは奴隷契約を結んだ相手に持ってるスキルの恩恵を与えることが出来るみたいだ。それで俺はスキルのレベルアップが早くなるスキルを持ってるんだ。だから2人のスキルが早く上がったんだと思う。

 多分ってことだけどね。ホントは2人が頑張ったから上がっただけなのかもしれなよ。」


「いや、頑張って上がる話ではないな。そう言う話なら納得できた。」


「そうじゃな、やっぱり(あるじ)の奴隷になってよかったわい。」



 俺の説明に2人は納得してくれたみたいだ。

 しかしそうか、奴隷契約結んでる相手しか効果がないんだったら普通にパーティ組んだ仲間だったら恩恵は受けれないんだな。奴隷に対しての救済が目的としてあったかもしれないな。

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