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青天の彼岸花-regain the world-  作者: 文房 群
三章 組織とSF、帰る場所
41/79

ーー3


 声が聞こえる。

 頭の中で、警告が聞こえる。

 無機質な声で。咎めるように。

 ――――人を傷付けてはいけない、と。

 それは罪であるから、と。




「そら――――」



 おれが開けた距離をまたも一瞬で詰めてきたマスさんが次に繰り出したのは、右腕。

 範囲の広いスウィングだったが、初撃の速さを体験したおれにはその大振りな拳は遅く見え。

 しかしそれを差し引いても速い大振りの軌道を想定し、一歩後退して避けようとする。

 だが――――体を後ろへ少し傾けようとしたその時、ただ横薙ぎに殴るにしては妙に身体に捻りがかかっている違和感に気付いたおれは、マスさんの正面から逃げるように左前へ飛び込み、



「――――よ、っとぉ!」



 転がり込むようにして大振りを回避したおれのすぐ上を、豪速を持ったリーチの長い脚が通り過ぎた。


 再び距離を置いたおれはこちらへ方向転換する直前にマスさんが取っていた体勢を見、彼が足技を繰り出したのだと察する。

 スウィングの勢いを利用した回し蹴り。

 当たらなくてよかったと思いながら、こちらへ向かってきたマスさんの一挙一動へ意識を集中させる。



 声が聞こえる。

 頭の中で、言葉が響いている。

 ――――人を傷つけてはいけない。

 それは罰せられるべきことだから。



「ぉらあッ!」



 左からのジャブ、続いて右のストレート。

 それから連続で放たれる拳の連撃を後退と左右移動を繰り返して避け、時折仕掛けられる蹴りをくぐり抜け、マスさんの攻撃に対応していく。

 主に殴打の攻撃を仕掛け、蹴りをその次に放つ大振りな一撃のための布石に使う戦闘スタイルでおれの相手をする彼は、攻撃を避けているだけのおれに比べ当然、運動量は多い。

 それにも関わらず、息の一つも乱さず笑って拳を振るうマスさんは――――犬というより、野獣のような生き物に思えた。

 スポーツ選手のように鍛えられたガタイのいい身体、その筋肉が伸縮し、爆発的な瞬発力と破壊力のある攻撃を繰り出す様。

 ――――野獣、というか、獅子のそれである。


 かれこれ数分間一度も止まることなく攻撃し続いたマスさんの体力の消耗は、全く見られない。

 ギャラリーの前衛部隊が言っていたように、彼の体力にはそこが無いらしい。

 身をもってそれを経験したおれは、このまま避けているだけでは一生この手合せが終わる気がしないと直感したので、こちらからも攻撃を仕掛けることに決める。

 それにマスさんの素早い動きもようやく、目が慣れてきた。



 声が聞こえる。

 頭の中で、警鐘が響いている。

 ――――人を傷付けてはいけない。

 傷付けるということは、嫌うということだから。



「身軽だなカズ!」



 当たるか当たらないか、すんでのところで攻撃を避け続けているおれにそんなを賞賛を送りながら、低い打点からおれの胸を狙ってくるマスさんの動きを。

 特に腕と脚、それから体の向きを決定している腰の様子を用心深く窺いながら、伸びてきた左腕に対し肘の向いている方向――――外側へと体を翻し、その際すれ違うように。

 握り締めていたナイフ、その刃を、マスさんの腕へ走らせた。


 反響する頭の中の声を、聞きながら。

 しかし、



「おおっ!? あっ、ぶね!」

「…………!?」



 手の中に、恐怖しながらも待ち構えていた感覚は無かった。



 声が聞こえる。

 頭の中に、声がずっと響いている。

 ――――人を傷付けてはいけません。

 傷付けるということは、敵対するということだから。



「…………っ」



 困惑しながらマスさんから離れ、確かに切ったはずのマスさんの前腕とナイフの刃を交互に見遣る。

 握るナイフは鋭いまま。血が付いている様子もなく、またくすんで切れなくなっているわけでもない。

 殺傷力の低いものとはいえ、リッパーから借りたものだ。ものが切れないはずはない。


 だが、マスさんの腕を切りつけたこのナイフを持つ手。

 それに本来訪れるべき、肉を切る感覚が無かった。

 代わりにナイフから伝わってきたのは――――サランラップで包まれた氷に触れたかのような、ずるりと滑る感覚。

 刃を、見えない膜に遮られたようだった。



『オイ今の! 確実にアイツの腕切ったよな!? なんで切れてねぇんだよ!』

「あ〜それね〜、SFの効果なんだ〜」



 リッパーの抗議の声が視界の外から聞こえる。

 噛み付くような疑問の声に、ルイスさんがやわらかく答えた。



「SFを発現させた人間っていうのは、微量だけど常に体外にI粒子を流出しているんだよ〜。ホントに微量過ぎて、計測器でも測定出来ないほど」

『そうなのか?』

「そうだよー。

 で、I粒子は刺激を受けるとその性質を変化させる特質を持つでしょ〜?

 SF所持者のI粒子に触れるという刺激を受けた空気中のI粒子は、所持者のI粒子に対して『抵抗』という特性を持つんだ〜。それが所持者と外界の間に『盾』としての役割を担うんだよ〜。

 この『盾』が俺達SF所持者の身体が丈夫になっている理由で、もちろんこの盾もI粒子の数値が高ければ高いほど強くなる。SFを発動したらその効果もあってさらにね〜」



 そうなのか、と。攻撃を繰り返すマスさんの隙を突いてナイフを振るうも、ずるりとした感覚を得るだけで傷一つ付かないことに戸惑いを覚えていたおれは、聞こえてきたルイスさんの説明に納得する。


 つまり、SF所持者はSFを解除していてても、常に身の回りに盾を張っているのだ。

 しかもその盾はその人の持つSFによって強度が変わる。

 標準値を遥かに超えるSFを持つマスさんならば、幾らナイフで傷付けてようとしても、無傷であるのだろう。


 そんな嫌な予感を立てたおれの思考を読むように、ルイスさんは説明に補足を付け足す。



「マスくんの数値だとSFを解除してても、時速百キロの車に轢かれても無傷なぐらいかな? まあSFを発動させてない状態で振りかざされたナイフくらいじゃ擦り傷一つつかないよね〜」



 あの人絶対にこうなることを分かってた。絶対そうだ。


 SFさえ発動すれば良いのだと言わんばかりの物言いに、嵌められた気持ちで悔恨が湧き上がるおれは今後一切、ルイスさんの頼み事を安請け合いしない事を心に決める。

 班長さんが関わるなと言った意味がよく分かった。

 あの人いかにも人の良い笑顔をして容赦なく人を騙してくる。


 …………それはそうとして。



 声が聞こえる。

 鼓膜の中で、言葉が反響している。

 ――――人を傷付けてはいけません。

 それは人として弱いことになるから。



 頭の中で反響する声が、消えない。

 ぐるぐると、永遠と流れる言葉が胸に突っ掛かり、集中しようとするおれの意識を削いでいく。

 犬轡のせいか。それとも苛むように流れ続ける声のせいか。

 息がしにくいおれは連打の中で一瞬、反応に遅れた拳を、左腕で弾いてしまった。

 咄嗟の行動だった。



「っぐ」



 バシン、と払い除けるように振るった左腕に、走行する車に撥ねられたかのような衝撃が走る。

 遅れてやって来た、ゴッ――――という。骨が上げた悲鳴に雷が走ったかのような激痛が脳を焼き、視界を眩ませた。あたりから音が消える。



 声が聞こえる。

 脳を揺らす、声が聞こえる。

 ――――人を傷つけてはいけません。

 それは愚かなことだから。



 

「…………、…………っ!」



 痛みに耐える様にふっ、と息を吐き、弾いたマスさんの腕の下をくぐり抜けるため身を屈め、横を通り過ぎると同時に無防備な脇の下にナイフを振るう。

 短い刃から伝わってくるのは、見えない盾の上を滑る感覚。

 やはりSFを発動していない状態での攻撃は無効なのか、と。ゆっくり呼吸をし熱を帯びる左腕から意識を逸らしていると「こえー…………」と驚きの表情を浮かべていたマスさんは、好奇の目をおれに向ける。



「ところでよ、カズ。お前もしかして喧嘩慣れしてるよな?」



 喧嘩? と視界の外から疑問の声が上がる。

 同時に、あんな真面目そうなヤツが? という疑惑の声もどこかから聞こえた。

 戦闘のプロには、喧嘩慣れしている者とそうでない者の見分けがつくのだらしい。


 質問している間は攻撃をしないのか。

 ピタリと攻撃の手を止めこちらの返答を待っているマスさんに、少し様子を見、不意打ちをしてくる様子がないことを確認したおれは、投げかけられた問いに答える。



「…………慣れてる、と思います。大体いつも巻き込まれるので…………」

「巻き込まれる?」

「…………友達が喧嘩っ早いんです」



 特別隠し立てするような事でもないので正直に話すと、「大変そうだな」と言ったマスさんは次の瞬間にはおれの目の前に移動し、腹部目掛け短めの左拳を放つところだった。

 警戒をしていて良かった。


 油断も隙もありはしない、と大きく後ろへ跳ぶ。

 するとマスさんはおれが避けることを想定していたのか、ジャブのつもりで放った左拳の軌道をアッパーのものへ変える。

 少し予想外だったが、その動きはおれの目には見えていた。

 あごを狙った拳に対し、おれは拳の通過点を計算しながら身を引いて、完全に攻撃を避け――――



『末っ子!』



 られ、なかった。


 ゴッ、と。

 顔に装着した犬轡に衝撃が伝わり、おれの首は強制的に上へ向けられる。

 下顎が外れたかと思われた強い衝撃を受け、おれは自分が間違いを犯していたことに気付く。

 犬轡を、計算に入れることを忘れていた。

 犬轡の存在を忘れていたのだ。


 そのせいによって顔を上へ向けさせられたおれに生じた隙。

 マスさんはこの時を見逃すような、優しい戦い方はしない。


 がら空きの胴を守るため、本能的に左腕を腹の方へと引き寄せた。

 急いで顔を戻そうとして首に力を込め、視界の下方にどうにかマスさんの姿を入れたおれは、彼の右腕が大きく後ろへ引かれているのを見て、



 鳩尾に、豪速の一撃を食らった。



「…………が、ッ」



 咄嗟に盾にした腕が、嫌な音を立てた。

 だが腕を一本犠牲に払っても防ぎきれなかった一撃は、もし直撃していたならば胴を貫かれていたではないかと思うような重いもので。

 鳩尾に響く拳の波動に、息が止まった。

 吐いた息が上手く吸えず、ひゅ、ひゅっ、と喉元で空気が詰まる。


 殺しきれなかった拳の威力で、吹き飛ぶおれの体。

 豪風に煽られたように足が地面が離れたおれは、地面に戻る時にようやく体勢を取り直すが、鳩尾に残る衝撃の余韻からくる痛みから、呼吸困難をきたしていた。

 息が、上手くできない。

 目の前の景色が、ぼやけていく。



 声が聞こえる。

 同じ言葉を繰り返している。同じ声が聞こえる。

 ――――人を傷つけてはいけません。

 そうおれに教える、声が聞こえる。



 ナイフを握る手が震える。

 肺が締め付けられる苦しさが、思考を支配し始める。

 その中で、終わることのない『教え』の言葉が呪詛のように、繰り返されて、全身から力が抜けていく。

 落とした視線の中で、膨張感のある左腕がぶら下がっていた。

 肘から先に広がる灼熱の痛みに耐えれば、辛うじて指を動かせられたが、腕自体を動かすと神経が千切れるような感覚が脳幹を襲う。

 骨は折れていない。だが、罅は入っているようだ。

 折れなかっただけましか。


 多分それなりにマスさんも加減をしているのだろう――――折れてはいない腕からそう思うおれは、酸欠でくらくらくる頭を持ち上げて、次の攻撃に備えようとする。

 だが既に、目の前には拳を握ったマスさんが、右腕を打ち出そうとしていて。




 ――――人を傷つけてはいけません。



 夏の蝉のように鳴り響く声に、拳に対しナイフで応戦しようとしていたおれは。



 ――――人を傷つけてはいけません。人を傷つけてはいけません。人を傷つけてはいけません。



 非暴力へと誘う母の声に、右手の力が抜けて。

 避けられないと悟り、諦めて、拳を受けようとした。



 ――――人を傷つけてはいけません。



 拳の風圧が、すぐそこまで来ていた。

 息を止めて、終わらぬ教えを説く声を聞く。

 衝撃に備えるため、目を閉じる。

 世界は、闇に包まれる。



 ――――人を傷つけてはいけません。





 ――――何してんだ。




 そしておれは。




 ――――死にてぇのか、テメーは。




 声を、聞いた。



「…………ぇ」



 それはひどく淡々とした声だった。

 頭の中で響く声とは違う。誰もいないはずの隣から話しかけられているような、鮮明な声。

 永遠にも思われた呪詛を呆気なく否定しかき消したその声は――――誰が出したものなのか。


 目を開いたおれは、同時に、目と鼻の先を通り過ぎる拳を見た。

 一瞬の困惑の後に、後頭部を引っ張られる感覚があることに気付き、誰かが手合せに乱入しおれを助けたことを知る。




『あっ――――ぶねぇぇぇぇぇ!』



 そのままぐいっと、高速で後頭部――――犬轡のベルトを引っ張られて、マスさんと距離を取らされる。

 引っ張られたせいで少々犬轡が食いこんだ頬と首が痛んだ。

 その際視界の端に青色混じりの銀髪が映る。

 手合せに乱入しおれの助けたのは、リッパーであるようだ。



「リッパーく〜ん。ダメでしょ試合に乱入しちゃ〜」

『乱入してねぇ邪魔なモンを外すだけだ!』

「それを乱入って言うんだけどね〜」



 どうやらおれが着けている犬轡を外すために試合へ入ってきたリッパーは、『前向いてろ!』とおれに言うと、ルイスさんの注意を無視し犬轡の装着部に手をかける。

 かちゃかちゃと後頭部でベルトを弄る音に混じり、仕方なく正面を見るおれの耳に、リッパーとは違う声が響く。



 ――――テメーが何を考えてるのか俺には知った事じゃねぇが、戦いたくねぇならナイフを手放せ。使いもしねぇもんを大事に持ってても無駄だろうが。



 幻聴にしてはやけにはっきりと聞こえる叱責の声は、どこかで聞いたことがあるものだった。

 そしてその声は、おれを軽蔑しているようだった。



「ルイスー。これどうすればいいんだ?」

「続行」

「鬼だなホントお前」



 リッパーが現れてから攻撃の手を止めていたマスさんが、とうとう動き出した。

 リッパーの存在など眼中に無いとばかりに、これまで通り距離を詰め、おれを仕留めようと容赦なく拳を振う。

 そんなマスさんの攻撃を、犬轡のベルトを引っ張ることでおれを操り人形のように動かし、器用に避けていくリッパーは、上下左右に揺さぶられるおれに言う。



『末っ子、もうナイフとかSFとか何にも気にすんな! とにかく自分を守れ! 良いな!?』


 ――――現実は優しくなんかねー。守るにも抗うにも、犠牲を伴う。何かを傷付けなきゃ、何にも出来ねぇ。ここはそういう世界だ。



 現実は優しくない。

 犠牲を伴う。

 何かを傷付けなければ、何も出来ない。


 リッパーの声と重なりながら、剃刀の刃のように、冷たく心臓をなぞっていく言葉。

 触れればいとも簡単に我が身を切ってしまいそう冷淡な声。

 その声は次の瞬間、残酷さをもって、迷うおれに――――告げた。



 ――――生きるために殺す。



 おれの、覚悟を。

 帰るために誓った、決意を。



 ――――それが、俺達の生きる世界の真理だ。



 当然だと、その一方でどこか諦めたように言う声。

 殺すことが世界の真理だと説いた声に、おれは不思議なことに、少し不快感も、ましてや嫌悪感も感じずに――――ああそうだった、と。

 素直に、思った。



 『生きるために、殺す』。



 その言葉を聞いて、おれは思い出した。

 ウラディ公の槍を使い、侵攻生物を殺した夜の事を。

 あの日投げかけられた問いに対して答えた、自分の意志を。

 そして、



 迷いは、消えた。



 ――――テメーはもう、分かってんだろ?



 冷静に問いかけてくる声に、おれは応える。

 心は晴れた。繰り返されていた呪詛も消えた。

 残ったのはおれの誓いと、冷徹におれを導いた声の残響。



「――――ああ」



 ――――ごめんなさい、母さん。

 心の中で謝りながら、口元には微笑みを湛える。

 迷う必要などなかった。

 戸惑う必要などなかった。


 ただおれは、貴女に受けた恩を返す為に生き続け、戦うのだ。

 たとえ何を犠牲にしてでも。

 ――――その果てに、独りになっても。



 決めたんじゃないか、おれは。

 生きるために、他を、殺す――――と。




「分かってる。だから、やるよ」

『おう』



 ばちん、と。後頭部でベルトが外れる音がした。

 口元を覆っていた革が肌から離れ、解放感から呼吸が楽になる。

 犬轡から、解放された。

 心はしがらみから、解放された気分だった。


 ふぅ――――と、息をする。

 空っぽだった肺に、空気が入った。血液が体内を巡る感覚を、覚えた。

 そしておれの視界に、マスさんが左腕を大きく後ろへ引く様子が飛び込んできた。

 冷静に考える。体勢からして、マスさんは次に顎を狙ってくるか。

 その拳の威力は――――言わずもがな。左腕に残る痛みとして、体験していた。

 ふっと、口元が緩んだ。

 何もかもが、清々しい気分だった。



『無理せず、行ってこい。末っ子』



 おれから犬轡を取り去ったリッパーが、トン、と背中を押す。

 亡霊と、生者。

 おれから触れなければ決して触れ合うことのないはずのない、切り裂きジャックとただのおれ。

 なのにこの時おれは、背中押したリッパーの手の感覚を確かに感じた。


 まるで生きているように熱い、その手は、確かに。

 おれに、触れた。


 そして次にぱちりと、まばたきするまでの間。


 おれに覚悟を思い出させた冷たくて優しい声に礼を言ったその時に、おれは――――両眼に火が灯ったような熱を、感じ。


 ――――自分の中で巡り始めた力の冷たさと鋭さに、感覚で理解した。



 ああ、これが――――『(ジャック・)(ザ・リッパー)きジャック』の力なのだと。



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